【40代編集長の婚活記#188】マザコンより強烈!? ハイスペック40男、独身の秘密
OTONA SALONE / 2020年3月18日 17時0分
「40代の婚活」と書いて「むずかしい」と読む。OTONA SALONE編集長・アサミ(47歳)、婚活歴は3年半以上になるが、まったくもって結婚に至りそうな気配がない。
ある日の会食後、同期に誘われた日本橋のバーで、ハイシャさん(47歳、未婚・独身、歯科医)を紹介されたのだが……。この物語は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
ハイシャさんの妹は強烈キャラ!?
同期が席を外したあと、バーの個室に入ってきたのはハイシャさんの妹さんだった。話の様子から察するに、ブラコン気味なのだろう。47歳の兄が婚活相手にダマされないか心配で一緒に来たのだという。
まずは、私のことを頭のてっぺんから足の先までくまなく観察。そして、ひとこと。
妹「わりと庶民的な方ですのね」
初対面でいきなりキタコレ(苦笑)。すごい先制パンチ。いや、その通りだから否定しないけど!
その後は怒涛の質問をしてきた。
実家のこと、住まいのこと、住宅ローン、年収……。もしかして、結婚相談所の登録に来たのかしらと思うほど、プライベートな質問を遠慮なくぶつけてくる。
質問に答えたり、はぐらかしたりの対応をしていたら、またもやパンチが飛んできた。
妹「バリキャリの編集長と会うって聞いたから、どんな華やかな方がいらっしゃるかと思ったけど、アサミさんは、わりとフツーのお家柄の方なんですね」
フツーの家柄ですが、何か?
フ、フツーの家柄。ええ、そうです、そうですとも。それが何か?
……頭の中ではそんな言葉が浮かんでいるけれど、口には出さなかった。妹さんの挑発じみた言葉に乗ったって仕方がない。不快ではあるけれど、同じように対抗したって意味がない。
チラリ、妹さんの横にいるハイシャさんの顔を見た。
驚いた。
妹さんのちょっと無礼な言葉を聞いて、彼女を制そうとも、オロオロする様子もなかった。ただ飄々とした顔をして、のんきにタバコをふかしていた。
いまの会話を横で聞いていて、そんな顔していられるんだ……。
飄々としたハイシャさんの顔を見て
心の中で何かのスイッチが入った。せっかくだから……楽しい夜にしよう。
アサミ「あの、妹さんはどんなお仕事をされているんですか?」
妹「兄の歯科医院を手伝っています」
アサミ「あぁ、だから一緒に来られたんですね。平日に兄妹で合流するのって、なかなか難しいですけど、職場がご一緒なんですね」
ハイシャ「いや、妹は共同経営してるだけだから。普段は歯科医院に勤務してないんです」
妹「ええ、私は家にいたので。兄が車で私を迎えにきて、一緒にここへ来たんです」
お迎え!? ハイシャさん、わざわざ妹をお迎えに行っただと? 妹さんがブラコンなだけじゃなく、ハイシャさんもシスコンなのかいっ?
ハイシャ兄妹を掘り下げてみる
妹さんのブラコンっぷりも驚いたけれど、ハイシャさんもなかなかの曲者かもしれない。
アサミ「本当に兄妹で仲良しなんですね……」
妹「送り迎えは、いつものことですから」
アサミ「えっ?」
妹「私が出かけるときは、いつも車で送り迎えしてくれるんです」
いつも送り迎えする? ハイシャさんは妹の運転手かいっ!
兄妹のことを、聞けば聞くほど
待てよ、送り迎えできるってことは、もしや一緒に住んでいるってこと⁉ だとしたら、いろいろ難しいぞ、ハイシャさん。
アサミ「一緒にお住まい……じゃないですよね?」
妹「ええ。でも、わりと近くに住んでいるので」
ハイシャ「そのほうが何かと安心じゃないですか」
ああ、そう! そうなの! 40歳も過ぎた兄妹だけど、そんなにベッタリなの!
どうやらこの兄妹、妹さんが兄にベッタリなだけでなく、兄のほうも過保護なのか、逆らえないのか、だいぶ依存しているようだ。
なんだか不思議なカンケイ
アサミ「お近くにお住まいと言ってましたよね」
妹「はい」
アサミ「失礼な質問かもしれませんが、妹さん、ご結婚は?」
妹さんに向かって尋ねた。けれど、答えたのは彼女じゃなかった。
ハイシャ「いまは独身、バツイチなんですよ」
あら、こういうときは兄が答えるのね。
ハイシャ「妹は実家に住んでるんです。僕が、実家の近くに一人暮らしをしていて」
妹「でも実質、半分は家にいるよね」
体を横に倒し、ハイシャさんにもたれかかった妹さん。まるで恋人のようなそぶり。
妹さんに圧倒されるばかり
そして、勝ち誇ったようにニッコリとした笑顔で、私をジッと見つめてききた妹さん。
大丈夫ですよ、あなたと勝負するつもりなんてまったくないですから……。
個室のドアが開いた。席を外していた同期が戻ってきた。
アサミ「ちょっと、遅いじゃない」
同期「悪い。ちょっとマスターと話に盛り上がっちゃって」
アサミ「こちら、ハイシャさんの妹さんだそうです」
同期「知ってるよ」
淡々と答える。え、同期は彼女が来てたこと、わかってたの?
ちょっと、同期! コレどういう紹介よ?
妹「ええ。何度も一緒にゴルフへ行ってますから」
アサミ「あぁ、そう」
同期「この店でも何回も会ってるし」
それじゃ最初に一瞬、部屋に入ってきたときからわかってたんだ。ハイシャさんと妹さんが一緒に来たって。それに何回も会ってる? ……っていうことは、妹さんのキャラクターもある程度わかったわけね。
ジロりとにらみつけるような視線で同期の顔を見て、「大変だったんだけど!」と、目で訴えた。
すると彼は「ごめん」というような表情をした。
あー、なるほど。だから最初に言ってたのか。「たぶんアサミのタイプじゃないと思うよ」って。
ハイシャさん、悪い人じゃないけど…
同期が席に戻ってきたら、妹さんの質問は急に他愛のない質問になった。
妹「アサミさん、ゴルフをなさるんですよね」
アサミ「はい。下手くそですけれど」
ハイシャ「だから今度、一緒にラウンドしようって話になったんだ」
同期「まだ先だけどね」
そうだった。一緒にゴルフのラウンドをする約束してた。
妹「じゃ、私もご一緒させていただいていいかしら?」
同期「どうせ声かけるつもりだったでしょ?」
ハイシャ「まぁ、女性がいたほうがいいでしょ。アサミさんも」
アサミ「……そうですね」
社交辞令でそう答えた。
もし女性メンバーがこの妹さんと私だけだったら……。相当キツイ。いくら私でも彼女には合わせられない。
ゴルフの日が来ないことを祈りながら、心無い会話を続けていた。
【続きは2020年3月25日(水)17時公開。お楽しみに!】
【前回はコチラ】
【40代編集長の婚活記#188】前代未聞!どうなの? 妹同伴で婚活する47歳の男って!
≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
妻子持ちはさすがにダメ! でも…彼が妻に対して抱いている不満とは?【君のために離婚したよ Vol.5】
Woman.excite / 2024年9月2日 21時0分
-
「私に何か隠してることない?」信じていた彼の答えに絶句【君のために離婚したよ Vol.4】
Woman.excite / 2024年9月1日 21時0分
-
「もしかして他に本命が…?」幸せの絶頂から不幸に転落間近!? 【君のために離婚したよ Vol.3】
Woman.excite / 2024年8月31日 21時0分
-
意中の彼から告白で有頂天「最高の相手では!?」【君のために離婚したよ Vol.2】
Woman.excite / 2024年8月30日 21時0分
-
33歳男性、「女性医師以外は認めない!」家族全員“医師”エリート一家の実家呪縛にSOS求める
オールアバウト / 2024年8月23日 18時40分
ランキング
-
1ペーパードライバーの “迷惑運転行為”に、走行距離30万km超のゴールド免許所持者が怒りの告発
日刊SPA! / 2024年9月15日 15時52分
-
2朝コレを飲んでブランチをとると「長寿遺伝子」が活性化する…簡単にできる「プチ断食」のやり方
プレジデントオンライン / 2024年9月21日 15時15分
-
3効果的な腸活には「野菜よりお米」が欠かせない 日本人の遺伝子はご飯を食べるのに適している
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 19時0分
-
4超一流パティシエも"満場一致"の大絶賛。「完璧」「これは本物」ローソンで食べるべき絶品スイーツとは。
東京バーゲンマニア / 2024年9月17日 18時46分
-
5“自慢の彼女”は、実は上司の…「最初から仕組まれていた」ゲスすぎる策略とは?
日刊SPA! / 2024年9月21日 15時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください