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【岩井志麻子】恋愛体質な女は「モテる女」なのか問題を考える

OTONA SALONE / 2020年4月21日 21時0分

先日、一回りほど若い近所の奥さんが、高校生の息子さんについて自慢とも愚痴ともとれることをいっていた。
「息子が悩んでいるのよ。『なんでボクはこんな恋愛体質なんだろうなぁ』って。確かにモテるし、彼女も途切れないんだけどね」

「恋愛体質」を言い換えれば

恋愛体質といえば聞こえはいいが、性欲が旺盛でいつも頭の中はいやらしいことでいっぱい、女の尻を追っかけるのが生き甲斐、ってことよね。

でも、それって全っ然、悪いことでも異常なことでもない。その年頃の少年なんて、それしか考えてないのが普通よ。
そこから派生する、好きな子に振り向いてもらえない、迫りすぎて嫌われた、といった悩みはあるだろうけど、性欲そのものは仕方ない。
しかし息子さんは、自分を性欲でパンパンのスケベ小僧、とは思わず、恋愛体質のロマンス少年というふうに美しく置き換えてるのね。

 

いつも恋する熟女は「エロス」なのか

思春期の少年だけでなく、いい歳した大人の中にもそういうの、いるよね。

私も自分を棚に上げていわせてもらうけど、知り合いの同世代の熟女で、「私は旦那も子どももいるけど、いつだって恋している。だから雰囲気がセクシー、なんともいえない醸し出されるエロさがあるって評判よ」というのがいる。

彼女は確かに浮気願望はすごくあるけど、現実が伴ってない。そうはいっても旦那や家庭や世間体が大事で元が真面目お嬢ちゃんなもんだから、好きな男がいても一歩踏み出すことができず、妄想だけ。

 

「エロス」と「スケベ」は別のもの

セクシー、エロいといわれている、見られている、というのも妄想の一つ。

「あの人って欲求不満から来る、なんともいえないねっとりしたいやらしさ、暗いドスケベさがにじみ出ているよね~。なんか、無意味にハアハアしてて怖いわ」というのが、もっぱらの評判だ。

エロスやセクシーさの対極にあるのは、色気なし、ではない気がする。似て非なる、にじみ出るいやらしさ、紙一重のドスケベさ、といった言い回しとその雰囲気ではないか。

 

≪作家 岩井志麻子さんの他の記事をチェック!≫

 

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