コロナのいま「柑橘」と「キャベツ」?東洋医学の叡智でストレスをオフする5つ
OTONA SALONE / 2020年5月2日 7時0分
こんにちは、神戸市垂水区にある漢方薬店「CoCo美漢方」の田中友也です。
5月になっても、コロナウイルスが終息する気配がないですね…。
緊急事態宣言が出てからは外出も自粛し、心配や不安でお家にいる時間が増えた方もすごく多いと思います。
外出の機会が減るとコロナの心配は減るけれども、昼夜逆転など生活リズムの乱れや運動不足、食生活の乱れなどが問題になってきますね。
今回はコロナ自粛で起きる「コロナ困り」対策をご紹介します。
1・イライラ、喧嘩が増えた人。「柑橘」がいい
普段あまり家にいない旦那さんや子供たち、家族がずっと家にいたり、なかなか自由に出かけられない、自分一人の時間が持てないのはいつも以上にストレスが溜まり、イライラしやすくなります。
その結果、喧嘩が増えているご家庭も多いと思います。
まず大切なことはストレスはこまめに発散しましょう。
柑橘系や香草類、ハーブティー、自分の好きなアロマや香水など香りの良い物を食べたり、飲んだり、香りをまとったりしましょう。
それだけでも気は巡り、ストレスは軽減されますよ。
あとはイラっときて頭に熱がこもる感じがしたら、頭皮を揉みましょう。
イライラしてこもった熱は上に上に上がり、頭にこもり、頭痛や充血、顔の火照りなどに繋がります。
こもった熱を揉んで、ほぐして、巡らせましょう!
もうイラっとして本気で喧嘩しそうになった時は「6秒」我慢しましょう。
イラっとした後6秒間が怒りのピークだと言われます。
喧嘩しそうになったら一旦その場を離れる、水を飲む、深呼吸をするなどたった6秒でよいので、我慢しましょう。
それだけでも言わなきゃ良かった、無駄な喧嘩も少しは減るかもしれません。
6秒我慢、6秒我慢。
2・運動不足、むくみ、筋力低下「その場足踏み」が抜群に効く
緊急事態宣言が出てから外出を自粛して、1日中家でゴロゴロしてる。休みの日は一歩も家から出ない。いつもより運動量はかなり減っている。人も多いと思います。
そんな時はお家の中でその場足踏みを5~10分間(できる人は1日2,3セット)しましょう。
やり方は簡単です。まず始める前に軽くストレッチしておきましょう。
そして、お家でも玄関先でもどこでもよいので、その場で太ももを腰と垂直90度くらいになるまで、しっかり足を上げ、手も大きく振りましょう。
この方法なら外出が怖い方も、雨の日でも気にせず、老若男女誰でも簡単に運動ができます。
簡単に見えますが、結構しんどくて、運動になりますよ。
まず1日5分から始めてみましょう!
しっかり運動できると身体の血液や水分も代謝するようになるので、肩こり、腰痛、むくみなど軽減しますよ。
3・食べ過ぎ、コロナ太りには「キャベツ」「大根」
スーパーに行きにくいからついお菓子やインスタント食品をまとめ買いしたり、ファストフードに頼りがちになり、一日中家にいるとついついダラダラ食いしちゃってませんか?
お菓子やファストフード、インスタント食品などの脂っこく、味付けの濃い、甘い食べ物を沢山食べていると体重が増えるのはもちろん、むくんだり、体も重だるくなったり、やる気も起きにくくなります。
まずはスーパーやコンビニに行ったらできるだけラーメンはうどんやそば、豚カツは豚しゃぶ、天ぷらは温野菜などあっさりした温かい物にしましょう。
そしてできれば大根おろしやキャベツ盛り合わせと一緒に食べ、デザートはパイナップルやりんご、キウイなど消化を助けてくれるものを選ぶようにしましょう。
4・生活リズムは「朝の味噌汁」でキープする!
テレワークやおうち時間が長くなるとついつい夜遅くまでインターネットやTVを見てしまったり、ゲームをダラダラしたりして昼夜逆転してしまうことも多いと思います。
これでは不眠ややる気がなくなったり、気持ちが落ち込みやすくなったり、太りやすくなったり、ぼーっとしやすくなったり様々な不調が出て、健康を大きく損なってしまいます。
まず朝起きて一番にどんなにしんどくても、眠くてもカーテンを開けましょう!
日光のように強い光の朝日を3分くらい顔に浴びることで、目から脳に信号が届きます。
そこから体内時計が朝時間にリセットされます。
体内時計がリセットされてから15時間前後で催眠ホルモン「メラトニン」が分泌されて、自然な眠りが誘発されます。
朝起きてすぐに朝日を浴びる習慣を身につけましょう!
また朝に味噌汁(大豆製品)やバナナ、鶏肉、乳製品、カツオ、鶏むね肉などを積極的に摂ると催眠ホルモン「メラトニン」の材料になり、より睡眠の質を高めてくれますよ。
5・何とも言えない不安感には「ココア」が効きますよ!
これだけ連日コロナのニュースを見ていると何とも言えない不安感に襲われてしまいますよね…。
不安感は不眠や動悸、食欲低下、自律神経のバランスの乱れなど体の不調にも繋がります。
不安感に襲われたときは「手作りココア」を飲みましょう。
市販のものはどうしても砂糖が多すぎます。
出来ればスーパーなどでピュアココアを購入し、甘さも自分好みに出来、とても簡単なので自分でココアを作りましょう!
ココアには「安神作用」と言って、心を落ち着けて、リラックスさせてくれる力があります。
コーヒーや紅茶に比べると少ないですが、それでもカフェインが含まれているので寝る超全は避け、不安感に襲われたらココアを飲みましょう!
ココアが苦手な方は代わりに「玉子スープ」を飲みましょう!
玉子には血を増やし、特に心を補養して潤し、イライラや不安感、不眠などに良いと言われています。
だしの素に溶き卵を入れるだけで完成です。
こちらは寝る前に飲んでも良いですよ。
温かい玉子スープも心をホッと落ち着けてくれますよ。
ついコロナ自粛が長引くにつれて、生活リズムが狂ってしまっている方やイライラや疲れが溜まっている、不安感や心の不調が出てきている人もいると思います。
無理だけはせずに、出来たら1日に15分でよいので1人の時間をとりましょう。
それだけでもストレスやメンタル面の疲労は回復すると言われています。
明けない夜はないです。
今はしんどい時期ですが、1人1人が出来ることをやって、元気に乗り越えましょうね!
「なんとなく不調」の人たちは、ぼくの書籍もぜひ参考にしてください
お近くの書店からも取り寄せが可能です。こんな時代だからこそ、改めて、書籍はいいですよ。
『CoCo美漢方 田中の 12か月のおいしい漢方』 田中友也・著 扶桑社・刊 1,300円+税
病院に行くほどでもないなんとなく不調を12か月のカレンダーに合わせて旬の食材や薬膳を中心に、改善して行けるような本になっています。
毎日の生活に取り入れやすく、簡単に実践できる事をたくさん載せてます。
日々の食材や養生で身体を元気に、健康にしたい方はぜひ!
≪国際中医師、鍼灸師、CoCo美漢方 田中友也さんの他の記事をチェック!≫
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