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【40代編集長の婚活記#198】誰も教えてくれなかった! 大人の婚活に大切な条件

OTONA SALONE / 2020年5月20日 17時0分

40代の婚活は孤独かつ、いばらの道。OTONA SALONE編集長・アサミ(48歳)、婚活歴3年半以上。あらゆる婚活を経験し、再び婚活アプリ市場へと戻ってきた。

50歳の眼科医とマッチングし、初回のメッセージで意外と意気投合(?)したのたのだが……。この物語は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。

女性に「若さ」を求めるとは限らない

今回の婚活アプリでマッチングした2人目のお相手は、眼科医のレンズさん・50歳。離婚歴あり、子供はいない。年内に自分のクリニックを開業予定で、それまでにパートナーを見つけたいのだという。

マッチング後、初めてのメッセージからして、「老眼が進んでいる」など48歳のリアルをぶっちゃけたところ、

レンズ「老眼が始まっているのは普通のことです。加齢によって水晶体の弾力が低下しますから、ピントを合わせにくくなるんです。最近はスマホの普及によってスマホ老眼なんて言葉もあって、30代後半から始まるかたも少なくないです」

と、至極まっとうな返事がきた。しかも老眼トークを親近感があっていいと思ってくれたらしい。レンズさんは、女性に対して若さを重視していない模様!

 

お金目当ての女性にガッカリ?

こちらがぶっちゃけたからか、レンズさんも本音の女性観を伝えてきた。

レンズ「寿退社をしたいと思っている女性が現代の日本にもこんなにいるのかと」

婚活歴半年という彼のもとには、そういう女性が多く集まったのだろうか。

レンズ「僕の肩書きとお金を見てアプローチしてきている印象があるじゃないですか。何度かメッセージ交換をしていると、そういうところが透けてみえてきて、ガッカリしてしまうんです」

彼が求めている女性は、開業するクリニックの経営パートナーとして、社会的、経済的に自立した人のようだった。平たくいえば、それなりに年収がある女性ということ。

初回のメッセージにしてはかなり本音トークで気持ちがいいよ、レンズさん! 彼のオープンマインドな部分に、好感をいだいた。

「女性の人生」に重要なもの

婚活歴3年半で、新たな発見だったかもしれない。

いままで女性に「年齢の若さ」を求めている男性がたくさんいることを痛感していたけれど、女性に「年収の高さ」を求めている男性がいることは実感していなかった。しかも、恐らく年収が高いであろう医師という職業の男性で……。

レンズさんの言葉にハッとさせられた。

終身雇用ではなくなり、この先の経済状況や社会情勢がみえなくなっているいま「経済力をつける」ことは、非常に大切なことではないかと。それは年収が高いに限らず、自ら稼いで生き抜く力がある、資産形成ができるなども含めて。

これからの女性に必要なのは、生き抜くための経済力かもしれない!

 

私自身も「昭和」のままだった

正直、女性の婚活において経済力はあまり問われないと思っていた。

「昭和」の時代のように、結婚したら多くの女性が仕事を辞めて家庭に入り、専業主婦となり、夫が一家全員を養っていていける時代は、そうだったのかもしれない。

けれど「平成」にバブルがはじけ、リーマンショックなど経済成長が止まった日本、夫の収入だけでの生活が難しい時代へと変化した。と同時に女性が社会進出し、働き続けることが当たり前になっていった。男女平等、女性活躍推進という言葉を「仕事」の面だけでとらえていたけれど……。

本当の意味で男女平等になるには、賃金格差の是正はもちろんだが、結婚に対する女性の意識も変わらなければいけなかったのだと感じた。少なくとも私は、心のどこかで昭和の幻に囚われていたのかももしれない。婚活で、男性は年収を問われるけれど女性は年収を問われない、と。

 

もし「婚活中の男性」だったら

一度、男性の立場になって考えてみよう……。

もしかしたらこの3年半の婚活で、私はこの部分が欠落していたのかもしれない。男性の立場で女性をみるという視点。

よし、いまの自分の状況や考え方で、そのまま男性になって妄想してみよう。

僕は、出版社勤務の編集長アサミエツオ(48歳・男性)。未婚・独身・婚活中歴3年半。恋人いない歴は1年くらい。子供が欲しいわけではなく、今後の人生を一緒に暮らせるパートナーを探している。

 

僕の「経済状況」は?

経済状況としては、いまの年収は平均以上かもしれない。

けれど出版という斜陽産業といわれる業界なだけにこの先はわからない。年収が下がるかもしれないし、ずっと働けるともかぎらない。リストラされることだって可能性がゼロではない。定年まで安泰という保証はどこにもない。

仮に60歳定年まで働けたとしても、少なくとも65歳までは年金は出ないし、もしかしたら70歳、75歳までもらえないかもしれない。

資産家の家庭に育ったわけでもないし、資産運用で大儲けしているわけでもない。

 

僕の「暮らし」の状況は?

住まいは都内にマンションは持っているけれど住宅ローンを一人でコツコツ返済中。完済の時期はみえているけど、それが終わっても管理費や修繕費、固定資産税はある。つまりランニングコストはかかる。

料理も掃除も洗濯も上手ではないが、一人暮らし歴が長いので、それなりにはできる。趣味もいくつかあって、それぞれに仲間がいるから、交友関係は楽しくできている。人の手を借りないと生活できないわけでも、ものすごく孤独なわけでもない。

そんなアサミエツオ・48歳、どんな女性をパートナーにしたいか?

 

僕が、結婚したい女性の条件とは?

明るく、健康で、心穏やかに過ごせて、感性が合う女性がいいな。言葉づかいがやさしくて、楽観的で、会話や食事を楽しんだり、同じものを見て笑ったり感動したり。そして人や動物、植物、ものにも愛がこもっている人がいいな。

話し合えることは大事! もし意見が分かれたときは、話し合って解決できる人がいい。一方的に自分の考えを押し付けるタイプは困るし、僕の考えに従ってしまうだけも本当にそれでいいの?と思ってしまう。頑固でも、我慢するでもなく、柔軟性がある人がいい。

家事は分担したい。一通りできるけど、得意なわけではない。全部やらされるのは困る。でも、キッチリ分担というより、時と場合によって融通をきかせたいな。

仕事は、どんな職業でもいいけれど、誇りを持って仕事をしていて、僕に頼らなくても自立した経済力がある女性がいい。もちろん、ピンチのときは助ける。でも、僕が万が一のときは逆に助けてくれる頼もしさがある人がいいな。つまり、女性にも経済力があってほしいし、いざとなったら何でもできる対応力のある人に安心できる。

つまり、心も体も経済力も「しなやかさ」と「強さ」のある女性と結婚したい!

大人の婚活男女に大切な条件

自分が男性だったらと妄想したら、まさかのレンズさんと近い意見になった。

経済力、マジ大事!

レンズさん、ありがとう。とても大切なことを教えてもらった。そして、私の心の根底にも実は少しだけ経済面の甘えがあったことに気づかされた。逆の立場になって考えてみることって大事!

「自分らしく、自由に、自立して」ということをOTONA SALONEのメッセージにかかげながら、私は完全に自立できていなかった気がする。本当の自立は、ひとりで立っていられることじゃない。頼られたときは自分が支えられる強さを持つこと。

自分が男性だったら求める、心と体と経済力に「しなやかさ」と「強さ」があること、これは男女関係なく、大人の婚活に大切なものだと思った。

レンズさんの言葉に、自分の中で何かが覚醒した、気がした。

 

5月22日(金)「インスタ読書会」します!

 

毎週ほぼ金曜! 編集長アサミのインスタライブ、5/22(金)20時30分~の予定です。内容は『ざんねんな婚活』の読書会。今回は「年下男子・メンノンさんを振り返るの巻」。課題図書はコチラ。

『40代ご無沙汰女子の、ざんねんな婚活: 婚活して初めて気づいた、人生において大切な17のこと』

ライブ中、ぜひ質問や感想をお寄せください! 書けなかったウラ話も話しちゃうかも⁉

アカウントは otona_salone ご覧いただける方はフォローお願いします!

 

待望!? 第2弾の書籍が出ます!

連載「40代編集長の婚活記」をまとめた本・第2弾を発売します!

本のタイトルは…

『恋ができない40代が運命の恋人をみつける方法 LOVE RULES 』に決定!!

略して『恋みつ』。ざんねんだった婚活が、みつけてしまった!? え、どういうこと? WEB未公開の書き下ろしももちろんあります。Amazonでの予約が始まりましたので、ぜひお願いいたします!

 

【次回は5/27(水)17時の更新。お楽しみに!】

【前回はコチラ】

【40代編集長の婚活記#197】婚活に大切なのは、若さよりもアレだった!?

 

 

≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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