自粛中でも無理せず節約できた人たちって?「新しい節約様式」6つの新定番

OTONA SALONE / 2020年5月31日 11時30分

緊急事態宣言が解消されましたが、今後も感染予防に配慮する生活は続いていきます。

 

「STAY  HOME」中は断捨離をして部屋の整理ができるようになった、自炊をするようになった、買い物を控えるようになったなど、早寝早起きをして健康を意識するようになったなど、生活習慣や価値観が変化したという声もよく耳にします。

 

自粛期間中、光熱費や食費が増大する中でも、無理なく貯めていた人たちがいます。ただがむしゃらに「節約する」のをやめ、持続性を重視した人たちです。そんな、「新しい節約様式」とも言える6つのポイントを紹介しましょう。

 

1■ノリで目標100万とか言わない。自分がクリアできる額を先に決める

コロナで○万円減収だからその分を、など、短期間で大きな節約をしようとすると、どうしても生活に無理が出ます。

 

高い目標設定を目指したくなる気持ちはわかりますし、せっかくなら「こんなに節約できた」と実感できる方がモチベーションが上がりそうではあります。

 

が、そこが継続できない要因です。

 

高い目標設定をクリアした初めての月は嬉しいものですが、毎月無理な節約生活を続けていくことで、段々と苦しくなり「なんのために節約しているのだろう」「毎日がつまらない」と辛くなります。

 

目標設定は、まずは無理なくクリアできるものにし、少しずつ目標を上げていくことが継続のコツです。

 

いっそ最初は「コンビニに行かない」ことから始めてください。たとえば毎日のラテをやめ、ティーバッグのお茶に変更、180円*20日=毎月3600円節約。これでも年間4万3200円もの節約です。じゅうぶん自分を褒めるべきです。

 

2■数字の記述そのものをタスクにしない。自然にわかるよう工夫を

しばらく前まで、家計簿をつけることが節約の一歩目とされていました。新しい生活様式の中では、この考えも変えたほうがいいかもしれません。

 

というのも、家計相談にくる相談者の中に多く見られるのが、家計簿をつけたけれど、続かなかったいうケースだからです。

 

貯蓄ではなく、必死で家計簿をつけることそのものが日々の目標になってしまい、やがてあまりの手間に挫折。そのまま貯蓄も断念してしまうというわけです。この記事を読むくらいにお金モチベーションの高い人なら、人生に一度は家計簿の挫折を経験しているでしょう。

 

そこでおススメなのが、貯蓄用のお手製ポイントカード。毎月、貯蓄できた分を生活口座とは別の貯蓄用の口座にお金を入れていきますが、残高はチェックしません。ポイントカードを作成してゴールを目指すものです。

 

用意するのは名刺サイズの用紙です。100円ショップに売っている無地の名刺サイズのメッセージカードがおすすめです。

 

たとえば、10万円貯めると決めたら、10個のマス目を買いて1~10までの数字を書きこみます。1万円を貯蓄できたらハンコを押す、または数字を〇で囲みます。

 

このポイントカードを作成することで一目でいくら貯蓄できた、あといくら貯めたらいいのかと一目でわかります。お金と関係なく、これからの「新しい生活様式」の中ではきちんと見えていることはとても重要だと思います。こうして「見える化」できると、楽しく貯蓄ができます。

 

3■「安いから買う」のはやめる。欲しいものを必要なときに定価で買う

「底値買い」も新しい節約様式の中では捨てるべき習慣でしょう。もちろん、消費する予定のある買い物、たとえば毎週日曜に特売の卵をその週使う分買うような場合はそのままでOKです。捨てるべきは「チラシのチェックしすぎ」「スーパーのハシゴしすぎ」です。

 

たとえば、168円の底値で3本買ったマヨネーズのうち1本が、断捨離で発掘されたりしませんでしたか? 定価で2本買ったほうがトクでしたね。

 

このように、「安くなっているから」買うと必ず不要な買いだめをします。なぜなら、スーパーはこうした不要な買い物を誘発するように考えて考えて、現在のレイアウトで商品を売っているからです。

 

買い物の際、「安い」という基準はいちど捨てましょう。

 

食品に限らず、衣類でも雑貨でも、100均ですら、目にして気になる商品があってもいちど買わずに帰宅しましょう。必要だったかどうか、いちど考えてみてください。翌日には忘れているものがほとんどでしょう。大切なのは安い商品を買うことではなく、不要なものは買わないことです。

 

4■何でも節約しまくるのはやめて、「ちょっと楽しむ」余地も作る

じつは、節約を始めるたら、毎日が辛くて楽しみがなくなったという相談は少なくありません。FPならば必ずそうした声を聞きます。

 

節約は何よりも継続が大切です。ですから、私たちFPは家計相談のとき、何か一つ「楽しみ」のための予算を作るよう勧めることがよくあります。高額にならないものが理想です。

 

たとえば映画を見るのが趣味な人なら、映画館のスクリーンで見るのは5回のうち1回にして、動画配信サービスを検討してみてはどうでしょう。

 

無料で見られる動画配信サービスもありますが、途中でCMが入るので見ていてストレスと感じるかもしれません。だったら月額1000円の有料サービスに加入して、ストレスなく楽しみましょう。

 

また、出社前に毎日コーヒーショップでコーヒーを飲むのを楽しみしている人も多くいます。節約を始めるとコーヒーは大抵自粛対象になりますが、毎日いちばん楽しみにしていたものを急にやめると本当につらくなります。

 

月に使ってもいいコーヒーの予算を決めて、たとえばドトールのクーポンを使うなど、その範囲で楽しみを継続することも楽しく節約する秘訣です。

 

5■これまでとは「楽しみ方」そのものを変えてみる工夫も

「リモート飲み会」を楽しんでいる人も増えたことでしょう。テレビでは芸能人のリモート出演など、リモートを取り入れた生活はソーシャルディスタンスを図るうえで今後も継続するでしょう。

 

現在「リモート」を未経験の人は、ぜひこの機会に自分から周囲に声をかけてみてください。誘われるのを待っているとチャンスを逃します。LINEでも何でも、自分にできることを自分から誘ってみてください。意外とみんな誘われるのを待っています。

 

筆者自身もビデオ通話でそんなにいろいろ楽しめるものかと半信半疑でリモート飲み会を始めましたが、やってみると十分に楽しめました。実際に会えなくても顔を見ながら話せるので会話も弾み、思いのほか楽しかったです。

 

2人、3人、4人、8人のメンバーでやってみましたが、人数は4人くらいまでがいいなと感じました。人数が多すぎると1人1人がコメントするのも時間がかかるし、画面フリーズが起きることも。ですが、飲めない人がお酒を飲む必要もありませんでした。オンラインお茶会、オンラインスイーツ会など、名目は何でもいいと思います。

 

思い切ってネット回線(Wi-Fi)環境を見直してみるのも一つの手です。たとえば、マンション(集合住宅)のネット回線(Wi-Fi)が遅いので確認してみたら、マンション自体が契約している通信速度が遅いと判明したケースもあります。

 

管理会社に伝えてもすぐに改善が見込めないようなら、個人で契約を検討してみいいでしょう。飲み会やランチへ1回行く出費が減れば、月額料金は支払えます。特に従来飲み会が多かった人ならば、ネット回線の品質を上げてリモート会に切り替えると逆に大きな節約につながります。

 

6■ダイエットも今後は「オンライン」に注目。確実に進化している

スポーツジムやヨガスタジオなどの会員になっても、なんだかんだ予定が入ってしまった、仕事が忙しくて通えても月に1回ほどだという方は多いようです。

 

家計相談を受けると、よく支出の費目に「スポーツジム 月8000円」とあります。ですが、聞いてみると、「実はほとんど通えてなくって……でも退会すると運動を一切しなくなりそうで怖い」と漠然とした恐怖感で継続していることがほとんどです。

 

そういった人こそ、オンラインダイエットを始めてみて。YouTubeで時間を決めてトレーニング配信を毎日続けるのもいいですし、ダイエットアプリを活用するのもおすすめです。

 

ここのところ進化めざましいのがアプリです。体重や食べた物を毎日つけていくアプリも変化を一目で見られて励みになります。ヨガやストレッチなどがアプリ内の動画で見られるものや、歩いたり食事の記録をするとポイントが貯まり、そのポイントを利用して買い物ができるダイエットアプリなどもあります。

 

また、記録することで自分がどれだけ頑張ったのかバロメーターにもなるランキングがわかるアプリもあります。ダイエットも貯蓄と同様にハードルが高いと継続できないので、1か月1キロ減少を目標からコツコツ無理なく始めることで気がついたら半年後には6キロ減も夢じゃありません。

 

 

つらい我慢をど根性で続ける時代は、コロナで終わりました

節約をするために生活を無理してしまうとつらい気持ちになり、継続できません。「節約」とは苦しいことではなく、楽しみながらできるものです。

 

コロナでわかったことは、「暮らしを楽しめる人」は、旅行や高い食事、ハイブランドの買い物をしていなくても楽しめるし、意外と私たちは他人からの見栄えを気にしてお金を使っていたということでした。

 

何かを楽しむにはお金がかかると思っていましたが、STAY HOME実践中に自宅での楽しみ方を見つけた人も多いのではないでしょうか。

 

楽しく節約しながら貯蓄ができる習慣に変えていきましょう。

 

 

今関倫子 ファイナンシャル・プランナー

外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。

 

 

 

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