足の指でコレできますか?腰痛や肩こりを招く「隠れ扁平足」をチェック
OTONA SALONE / 2020年7月30日 8時0分
「美しいあし」と聞くと、美脚のほうの「脚」をイメージすると思います。
腰から下に伸びる脚は鏡に映して自分で見ることができますし、その形、長さ、太さは全体的なバランスとシルエットの印象で判断も可能。
ところが、足首より下の「足」についてはどうでしょう?
小さいながらも体重のすべてを支える過酷な役割を果たし、あらゆる動き、そして靴にも対応。非常に大切な部分なのに、自分の「足」の正確な長さや幅、形か、そしてどうして痛くなるのかを詳しく知らない方がとても多いと思います。
実は、「足」は環境によって変化しやすい部位。いま現在やこれまでの靴の環境や生活スタイル、性格やクセまで反映されてしまう重要で素直な部分です。
よく足裏マッサージの人が身体のトラブルをズバズバ当てることがありますが、慣れた人が足の状態を見れば不調の原因なんて一目瞭然なのです。ですから、自分の足についてよく知ることは大切なのです。
さて、あなたの足は大丈夫?その状態をさっそくチェック
当然ですが「足」と「脚」は密接な関係です。立ち方や歩き方に間違いや悪いクセがあるとそのストレスが全身に広がってしまうので、よい足の状態で歩いたり運動をすることは美脚の第一歩です。
例を挙げましょう。
O脚やX脚の原因は足元の歪みの場合がほとんどですし、ふくらはぎなどに余計な筋肉をつけてしまうこともあります。
あなたのかかとや足の指の形はどうなっていますか? かかとを自分で後ろから見た事がある方は少ないですよね。
素足でサンダルなどを履く時期は意識することが多いと思いますが、外反母趾や爪の変形はありませんか?
むしろ悩みがない人のほうが少なく、外反母趾・内反小趾・魚の目・タコ・靴ずれ・足の裏のしびれ・かかとのガサガサなど、「それなら私も困っている」と当てはまる人が意外に多いものです。
また、少し歩いただけで痛くなるのを気合と我慢で乗り切ってしまうのも根本的な解決にはならず未来の自分にさらなるツケを与えてしまうのでセルフチェックして対処しましょう。
まず、スマホを使って自分の足を見てみましょう
自分で自分の足を見るときはほとんどが上からになりますよね。
立っている状態で真横からや正面から見るのは不可能ですがスマホのカメラ(セルフタイマー)を使うことで確認することができますし、定期的に撮影することで悪化し続けるところや改善されたところを知ることで原因を把握することができます。
1・左右の足を揃えて上から
いつもの自分の目線で全体的な形と指の状態を見ましょう。
外反母趾や内反小趾はこの目線がわかりやすいですね。
2・左右の足を揃えて正面から
浮き指や巻爪は正面から正確な状態をチェックしましょう。
指の関節が曲がってしまうハンマートゥもわかりやすいです。
3・内側を横から
内側のアーチを確認して扁平足をチェック。
体重がかかった時だけアーチが崩れてしまう「隠れ扁平足」のセルフチェックはこの方法がベストです。動画で体重をかけたり浮かしたりをして確認するのもおすすめします。
4・両足を揃えて後ろから
足首とかかとの状態をチェック。
アキレス腱はまっすぐ垂直でしょうか?
扁平足の場合は内側に倒れてしまいます。
5・足の裏
色はほんのりピンクが理想的です。白過ぎたり紫がかっていると冷え性や疲れが原因かもしれません。
ウオノメやタコはありませんか? できているところは高い圧がかかっているところです
立ち方や歩き方、靴が原因になっているはずなので確認しましょう。
絶対放置しないで!日本人の約8割が歪んでいる「隠れ扁平足」
気づいていない人が多い「隠れ扁平足」もチェックしましょう!
さまざまな足のトラブルを挙げましたが、もっとも知ってほしいのがこれです。
普段は見えず痛みもないので気づきにくいのですがさまざまな不調の原因となります。
足には3つのアーチがある事は多くの方がご存知だと思いますが、縦の2つと横の1つで合わせて3つのアーチがあり、そのうちのひとつが縦の内側のアーチの土踏まずです。
椅子などに座って足を見るとアーチがあるのに、立った時や歩いた時だけアーチが下がってしまうことを「隠れ扁平足」と呼びます。
日本人の約8割の人のアーチが崩れる「隠れ扁平足」です。
なんと、「隠れ扁平足」の悪影響は骨盤まで及びます。
歩く度に土踏まずが内側に倒れることで、足首がいっしょに内側に倒れ、足首と連動している脚全体も内側に捻じれた状態になります。結果的に、腰から太ももまでの筋肉が引っ張られて、骨盤が前に倒れてしまうこと。
その結果、膝や腰の痛み、さらに肩にまで影響を与えてしまうのです。姿勢も歪み、美しく立ったり歩いたりすることも難しくなります。全身の印象もマイナスに。
たかが数ミリや1センチくらいの足の裏のことが、身体全体の歪みにつながるだなんて、とても危険なのにあまり知られていないのも事実です。
トラブルがある人はどうすればいい?いちばん簡単な対処法は
「隠れ扁平足」の原因の多くは足裏の筋力の低下です。
ですから、運動習慣はまず、足裏の筋肉を動かすトレーニングからスタートしましょう!
方法は簡単、足裏じゃんけんです。
手でじゃんけんするように、足の指を動かしてじゃんけんします。
グーはしっかり5本の指を丸めます。
チョキはグーの状態から親指だけを上げます。
パーは全ての指を広げます。
どうですか? できましたか?
手では簡単にできるのですが、足の指は常日頃マメに動かしているわけではないので、年々動かしにくくなっていると思います。
体はどの部分でも使わないと筋肉も劣化して行きますので、しっかり動かしてみましょう。
裸足のとき、気がついたらこまめに行なってください。お風呂上がりやテレビタイムなどもいいでしょう。
足裏の筋力も低下していく。意識して動かして!
腰痛や肩こりの原因となる可能性が高い扁平足、そしてさらにその原因は足裏の筋力低下なのですが、それは現代の日本の素晴らしさの副作用かもしれません。
道路も家の中も平滑で段差が少ない。移動手段もたくさんあり、歩く必要もない。足裏の筋力を鍛えずに成長し生活することができてしまいます。ですが、足裏の持久力低下に繋がりますし、歳を重ねることでさらにもっともっと筋力は低下していきます。
足は全身の筋力を保つための運動に最も大切な存在。なので足のスタミナは意識して蓄えましょう。
足元をグッと鍛えて、多少の雨や風では倒れないしなやかな心と身体を備えたオトナ女子を目指しましょうね。
≪airseaウォーキングスタジオ主宰 ウォーキングスタイリスト 櫻田千晶さんの他の記事をチェック!≫
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