1日1分「肩甲骨」にコレをするだけでOK!やせ体質の作り方
OTONA SALONE / 2020年9月1日 11時0分
汗はかけばかくほど、においのしない「よい汗」になります。いっぽう、かかなければかかないほどベッタリとして臭い「悪い汗」に。
『汗をかいてもニオわない!「よい汗」を出すためのたった1つの習慣とは』にも書きましたが、汗腺には2種類あります。
よい汗と悪い汗の違いを改めて説明しましょう。
汗は「わざわざかく」のが重要なんです!
汗をかく事が体にいい事だと考えてる女性の割合は94.8%。スポーツやサウナなど、ポジティブに汗をかいてストレス発散したい方が多いということですね。
しかしその一方で「汗を抑えたいと思っている」と回答する方も67.5%。女性にとっては「臭い」とか「不快」などのイメージがあるのでしょう。
でも、積極的にかく汗はよい汗。「わざわざかく事」が必要なのです!
夏の炎天下で10分歩くと約100mlもの汗が出ます。
意外に思われるかもしれませんが、暑い時や運動をした時に汗をかくのは人間と馬くらい。汗をかく動物は実は少ないんです。
人間は汗をかけるのでマラソンなどで2~3時間走り続けられるけれど、汗をかかない犬は15分が限界なのだそうです。
汗の最も重要な役割は体温の調節機能。気化によって体内から熱を逃せない場合、熱中症など致命的な事態になります。
その他にも、汗をかけないとむくみ・倦怠感・頭痛の原因にもなりますし、更年期などでホルモンのバランスが悪くても汗をかいて調節をします。
汗は体を正常に保つためにも大切な役割を担っていて、私たちの生命維持にも極めて重要な働きをしていることがお分かりいただけたでしょうか?
簡単にポジティブな汗をかくには「肩甲骨」が重要!
ただし、仕事、育児、勉強、人間関係などでストレスを感じた時にかく汗は、ネガティブな汗と呼ばれ、あまり良いものではありません。
汗は私たちの生命活動を維持の他に、体内の老廃物も排出してくれますし、運動をしてジワッと汗ばむ程度の汗は美肌効果もあるので、こまめにポジティブな汗をかく時間を作るのが重要。
汗をかきやすい身体を作るには、体の後ろの肩甲骨周りを積極的に動かすことです。具体的には、歩いている時に腕を後ろにも振るのがいちばん簡単。
肩甲骨周りを動かすと、以下のようなメリットがあります。
*肩の周りに贅肉が付きにくい
*二の腕が細くなる
*肩甲骨周りの褐色脂肪細胞が動き痩せやすくなる
ですが、腕を後ろに振れない方も多いもの。この機会に体の動きをチェックし、後ろ側を動かして汗をかきつつ、エネルギーを消費しやすい腕の振り方も身につけてくださいね。
試しに1分だけやってみて!「肩甲骨を動かす」準備
ここで、毎日の通勤通学、お買い物などで歩くとき、肩甲骨をよく動かせるトレーニングをしてみましょう。
①足を肩幅に開いて普通に立つ
②ヒジの角度が直角になるように曲げる
③後ろに思いっきり1分間早く振り続ける
たったこれだけです!
ひじは外へ広がらないよう締めて、真後ろに振り抜きます。
お尻が左右に揺れたりもしますが、むしろ大きく揺らすことでウエストにも刺激が伝わり、ウエストの引き締めにもなります。お腹を引き上げながらおこなってくださいね。
腕が後ろに振れるようになると、歩き方がきれいに見える
これから数日、気づいたときに1分間腕を後ろに振ってください。こうして上手く振れるようにしておくと、だんだん普段歩く時にも後ろに振れるようになります。
結果的に肩甲骨の可動域が増え、汗をかきやすい身体に変わっていきます。
腕が後ろに振れたほうが見た目の印象も良いですし、先ほど挙げたメリットにもつながります。
ただし、普段歩く際にはヒジは曲げずに、伸ばして振るのがポイントです。
今年の夏は本当に暑かったけれど、今後は日本の気温がさらに上昇するかもしれません。身体も汗腺も、使わなければ衰えます。いい汗をかくには有酸素運動もおすすめです。
毎日合計20~30分程度、汗ばむ程度の速さでウォーキングなどをすると良いでしょう。
このとき、腕をしっかり後ろに引くように歩くと足が軽く前に出て歩きやすくなります。
普段から運動で汗をかく習慣をつけ、汗腺も共に鍛えてください。最初はたったの1分でも、体を動かす習慣が身につくと今後も体を動かしやすくなります。
いつまでも自由で身軽な身体を維持するためには、自由に体を動かすことができる50代までがチャンスなのです!
≪airseaウォーキングスタジオ主宰 ウォーキングスタイリスト 櫻田千晶さんの他の記事をチェック!≫
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