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「はだり」ではありません!「肌理」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2020年10月3日 11時30分

日常生活でよく見かける漢字であっても、普段読み慣れている読み方で読むとは限りません。

本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

本記事でご紹介するのは「肌理」です。「肌理」の読み方、知っていますか?

「肌理」の読み方は?

「肌理」は美容に関連する話題でよく見かける言葉なのですが、一般的にひらがなやカタカナで表記されていることが多いです。「肌」も「理」も、日常生活でよく目にする漢字ですが、「肌理」の読みは、「肌」と「理」の読み慣れた読み方からはかけ離れた印象を抱くかもしれません。

まずは正解を見てみましょう。

正解は…

「きめ」です。「きり」と読むこともあります

「肌理」は

木目・肌理

①もくめ。木理。 《木目》
②皮膚や物の表面の細かいあや。
③物事をする際の心くばり。

出典元:三省堂 大辞林第三版

という意味。「きめ細かい」などの表現でおなじみです。

「きめ」は元々木材の表面の状態を表す「木目(もくめ・きめ)」から派生した言葉だと言われています。「肌理」という漢字に関する資料を見つけることはできませんでしたが、“「肌理(きり)」という漢語から来ている”という説がありました。漢字一つ一つの意味を調べてみると、「理」には

①ことわり。物事のすじみち。
②すじ。すじめ。きめ。もよう。
③おさめる。ととのえる。
④自然科学。

出典元:理|漢字一字|漢字ペディア

という意味があることもわかり、「肌のきめ」を表すのに「肌理」が当てられたのかもしれません。

「肌理」について調べていたら、面白い記事も見つけました。現代の中国でも「肌理」は肌のきめを表す「書き言葉」として残っているのですが、一般的には「皮膚」という漢字が「肌」を表し、「肌」という漢字は「筋肉」と解釈されるのだとか。

漢字は中国から伝わってきましたが、同じ形であっても解釈が異なるというのは面白いですね。

 

参考文献

  1. 肌理 – 皮革用語辞典 – 日本皮革産業連合会
  2. 第47回 「肌」で感じること | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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