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【地名クイズ】「おてあらい」ではありません!「御手洗」は何と読む?

OTONA SALONE / 2020年10月27日 20時0分

地元の人にとっては馴染みのある地名でも、知らない人にとっては読み方が意外な地名ってありますよね。普段からよく使っている単語と同じ字なのに、読み方が違うなんていうことも。

そこで本記事では、「そういう読み方もあったんだ!」となる地名のクイズを出題します。

「御手洗」は何と読むでしょうか?

地名と言われなければ、「おてあらい」だと思いますよね。

「御手洗」を「おてあらい」と読んだ場合は「トイレ」を意味します。

しかし、「御手洗」には別の意味もあります。

その場合は、別の読み方をします。

神社で必ず見かけるはずですよ。

「御手洗」は何と読むでしょうか?

正解はこちらです。

「みたらい」です。

御手洗は、広島県呉市にあります。

神社で見かける御手洗は、社頭にあって参拝者が神仏を拝む前に水で手や口を洗い清める所です。

現在ではコロナ対策で使用できなくなっている場合がありますが、神社に行くと必ずありますよね。

地名の御手洗も、神社の御手洗に由来しています。

神功皇后が朝鮮出兵の際にこの地に立ち寄り、手を洗ったことから、「御手洗」と呼ばれるようになったという伝説があります。

また、もう一つの説もあります。菅原道真が大宰府に左遷されたとき、この地に船を着けたそうです。持っていた笏(しゃく)で地面を掘ったところ清水が湧き出て、その水で手を洗い、口をすすいだそうです。

その後、菅原道真を祀った天満宮が建立され、境内には「菅公の井戸」が残っています。

江戸時代に港町として栄えた御手洗の町は、国から重要伝統的建造物群保存地区として選定され、歴史的な建造物や町並みが当時の雰囲気を残したまま、いまでも残っています。

ちなみに、神社の近くを流れる川には「御手洗川」と呼ばれているものが日本各地にあります。

いずれも参拝人が手を洗ったり口をすすいだりする川、ということに由来しています。

たとえば京都にも、下鴨神社の近くに御手洗川があります。

京都の御手洗川は、「みたらしがわ」と読みます。

「みたらし」と言えば、「みたらし団子」が思い浮びますよね。

実は、みたらし団子は漢字で書くと、「御手洗団子」。

みたらし団子の発祥は、下鴨神社なのです。

下鴨神社で行われる御手洗祭で売られていたことにちなんで、みたらし団子と呼ばれるようになったそうですよ!

 

≪ヘルスケアライター 青柳彩子さんの他の記事をチェック!≫

 

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