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悲しすぎる。「更年期太り」42歳に起きた顛末とは

OTONA SALONE / 2020年12月20日 18時30分

日本の女性は平均的に50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。この時期は、ホルモンバランスの乱れにより、様々な体や心の不調に悩まされるもの。以前より太りやすくなったのは、更年期によるものかもしれません。

更年期の歩き方(3)

言ってほしくなかった、娘の一言は

現在42歳のあいこさん。更年期障害のピーク年齢よりは少々若手です。いったいどんなことから不調を感じたのでしょうか?

 

「私の場合は汗やめまいではなく、体重だったんです。いわゆる中年太りですね。40歳を過ぎた頃から体重が増え、ウエストまわりも太くなってきました。食事を減らしてもあまり効果がなくて……」

 

折しも仕事も管理職に昇進したタイミング。重要な案件を任されることも増え、急激に忙しくなります。イライラすることも増えました。

 

「仕事から帰ると疲れてしまって……いちどソファに座るともう立ち上がれないですよね。さあ、夕飯を作ろう、その前にちょっと食べようと、エネルギー補充のために甘いものを食べてしまうのもよくなかったかも。でも、そうでもしないと家事をする気力も出ないんです」

 

ある日、仕事から帰ってきて疲れてソファーで横たわっていたところ、たまたま中学生の娘さんがリビングに入ってきました。

 

「そこで、ひどいことを言われて……『太ったアザラシかと思った!将来私、ママみたいになりたくない!』って」。

 

娘さんは何気なく言ったのでしょうが、あいこさんも鏡に映る自分のシルエットが「女性」から「太ったオバサン」に変わりつつあることをうすうす実感していたタイミングでした。

 

「やっぱり正面切って言われるととってもショックで、娘の前で涙が出てしまって。でも、ここでへこたれると本当に取り返しのつかない太ったオバサンになる、今日が最後のチャンスなんだとも思ったんです」

 

この日から、あいこさんは娘の自慢の母親になりたいと気持ちを新たにして、ダイエットに取り組むことにしました。

 

その中年太りはストレスと過食のせいだけではない

同じように中年太りに悩み、対策を立てていた友人から漢方を勧められて気になっていたこともあり、あいこさんは通勤ルートの途中にある漢方薬局に立ち寄ってみました。

 

そこで衝撃的な事実を聞かされます。

 

確かに、太っていた直接の原因は「ストレスによる間食の増加」かもしれません。

 

ですが、身体のあり方をトータルなバランスで診る漢方の世界では、これを体のエネルギー源である「気」の巡りが悪いことで代謝が悪くなっていたからと考える、と説明を受けたのです。

 

「私がダラダラ食べちゃうのが悪いんだと思っていましたが、まさか私のだらしなさじゃなくて、気、巡りという他の原因があるだなんて。だらしなさは改善できないかもしれないけれど、気や巡りなら直せそう。気合とか根性とかでダイエットするのではなく、理論に従えばいいということが私にとって救いになりました」

 

また、40代以降は「腎」の働きも低下してくるので、ホルモンバランスが乱れてエネルギー循環も低下しやすいのだそうです。まさにあいこさんが陥っていた状態といえるのではないでしょうか。

 

コレステロール値が高くなっていた事も踏まえ、あいこさんには「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」という漢方薬が処方されました。

 

滞っていたものがスムーズに流れ始める

あいこさんの場合、自覚できる症状がいくつもあったので、自分で効果を実感しやすかったのも功を奏します。まず、防風通聖散を飲みはじめて1週間位ほどで、ストレスがかかるようになってから数日に1回程度しかなかったお通じが戻ってきました。

 

「悩むほどではないけれど地道にしんどかった便秘が最初に解消されたことで、これは効くな!と手応えを感じました」。

 

毎日朝と夕方、漢方を飲むのもスムーズにルーチンに組み込めたといいます。

 

「漢方って、あとになってそういえばよくなってる?と気づく、じわじわとした効き方をします。それがわかる前に、効かないなと思ってやめてしまうのはもったいない。私の場合、ホットフラッシュに近い、イライラして顔が熱くなる状態もあったんです。それも、ふと気がついたら『そういえばなくなっているかも』と」。

 

身体の重だるい疲れも軽くなり、疲れていてもソファに倒れ込むことが減りました。体が動く分だけストレス食いも減り、2ヶ月目には−3kgの減量に成功。

 

「ある日娘に、ふと『ママ最近痩せたんじゃない?』と言われたんです。よかった、娘にとって自慢のママに戻れるかも……?と、とても嬉しかった。仕事も家事も大変だけど、まだまだ私にはいいことがたくさんあるから、どうせおばさんだからなんて思わないで前向きに頑張ろうって思いました」

 

食事量は変わらないのにどんどん太る…これって更年期のせい?

・食べ過ぎていないのに体重がどんどん増える

・若いころよりも冷えを感じることが多く、代謝が落ちていると感じる

・イライラすることが増え、過食が止まらない

 

こんな症状に心当たりはありませんか?もしかしたらあなたのその症状は、更年期によるものかもしれません。

更年期には、以下のような理由で太りやすくなってしまいます。

 

女性ホルモン(エストロゲン)の低下

女性ホルモンのエストロゲンは、内臓脂肪の蓄積を防ぐことが知られています。更年期になると急激なエストロゲンの低下により、内臓脂肪が蓄積されるようになります。内臓脂肪型の肥満はウエストが太くなるのが特徴です。

 

代謝を促す「気」、ホルモンバランスを司る「腎」の働きが低下

東洋医学的には、体のエネルギー源である「気」の巡りが悪くなって、代謝が落ちると考えられます。また、ホルモンバランスを司る「腎」の機能の低下によりホルモンバランスが乱れてエネルギー循環が低下し、太りやすくなると考えられます。気の巡りが悪くなることで、イライラしやすくなり、消化器機能も落ちやすくなります。また、便秘などの症状も起こりやすくなります。

 

更年期太りは漢方で根本的な改善を目指す

今回のお客様の症状改善に役立った漢方薬は「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」という、便秘がちで肥満にお悩みの方によく使われるものでした。

「不足するエストロゲンを薬で補う”ホルモン補充療法”には抵抗がある」

「太りにくい体質になりたい」

そんな方には漢方薬による体質改善がおすすめです。

漢方薬は自然の生薬からできており、一般的には、西洋薬よりも副作用が少ないと言われています。

また、現在生じている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すものですので、「薬で辛さや痛みを解消しても、すぐにまたぶり返す…自分の健康に自信を持てない…」と悩む方に最適です。

さらに、栄養バランスのととのった食生活や、ジョギングや筋トレを続けるのは難しいという場合でも、漢方薬の場合は、自分の症状や体質に合ったものを毎日飲むだけですので、手間なく気軽に継続できるという利点もあります。

気になる方は、いちど漢方専門薬局に相談してみてください。

オンライン漢方サービス「あんしん漢方」では、漢方のプロが個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれるオンライン個別相談が人気です。ぜひ検索を。

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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