【40代編集長の婚活記#229】いくつ当てはまる?「結婚する16の理由」を考えてみた
OTONA SALONE / 2020年12月23日 17時0分
40代の婚活は、何が起こるかわからない。婚活歴4年超えのOTONA SALONE編集長・アサミ(48歳)は、この4年間で100人以上もの男性と出会ってきた。
出会いと別れを繰り返しながら「自分が本当に求めるもの」を見つめ直し、いま自分が求めているのは必ずしも「結婚」ではないことに気づき始め……。
この話は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
婚活とは何か?
婚活とは「結婚相手を探す活動」だけではなく、「自分がどう生きたいかを見つめる活動」でもあるのではないか。4年4カ月の婚活を経て、そんなことを感じている。だから婚活を一旦休むことにしたわけだし。
私が44歳で婚活を始めたきっかけは、いま思えばノリみたいなものだった。当時は、自分にとって心地いい生き方はどんなものか、50代、60代をどう暮らしていきたいかなんて正直、考えていなかった。
でも、婚活であれ、就活であれ、終活であれ、こういった活動は、誰と家庭を築いて生きるか、どういう仕事をして生きるか、人生の最後までをどう生きるか。つまり、これらはすべて「自分がどう生きたいか」を選ぶための活動ともいえる。
考える「時間」ができた
私自身「自分がどう生きたいか」を、それまでも少しは考えてはいたけれど、強く考えるようになったのは、2020年、新型コロナウイルスの感染拡大も大きかったように思う。
社会において、それまでのたくさんの“常識”や“当たり前”が一変した。と同時に、個々のライフスタイルや考え方も変わったと思う。私に関して言えば、大学を卒業してから25年間ずっと会社員だったので、在宅勤務が増えたというのが、ライフスタイルの一番大きな変化だった。
往復の通勤時間や、他社への訪問、出張が大幅に減った。それによって圧倒的に増えたのが、家にいる時間とプライベートの時間。
これこそが、「自分がどう生きたいか」を考える時間になった。
なぜ、私は婚活をしているのか?
婚活をしている身としては、どう生きたいかのファクターのひとつに、なぜ婚活をしているのかが含まれる。それはつまり、なぜ結婚したいのかでもある。
私はなぜ結婚したいのだろうか? パッと思いついたのは、旅だ。
20代から国内も海外もいろいろと一人旅してきたが、昨年の秋に行ったシンガポールでのこと。夕日を見ながら痛感したのだ。「一人旅にもいい加減、飽きたなぁ」と……。同じ場所を見て、同じものを食べて、同じ時間を過ごして、後日、思い出を語り合いたいなぁと。一人旅の楽しさもあるけれど、二人旅をしてみたいから、一緒に旅をしてくれるパートナーがほしい。
でも、瞬時に思いついたのはそれくらいだった。
人はなぜ、結婚するのか?
どうして人は結婚をするのだろう。身近な友人、知人の男女に聞いてみた。
「妊娠したから」
そういえば、オメデタ婚でしたね。まぁ、子供問題ということで。
「借りてる家の更新時期の話をしたら、じゃ一緒に住もうか。じゃ結婚って話になった」
なるほど、家の更新問題か。
「付き合って5年経ってたし、お互いにいい年だったからかな」
まぁ、適齢期みたいなものですかね。
「親も安心させたかったし、そろそろ落ち着こうかなと思って」
両親とか社会的な問題が理由か。
「付き合った当初からずっと結婚したいと言い続けてたけど、3年くらいしてやっと相手が受け止めてくれた」
粘りがち? お相手はどういう心境の変化かしらね。
「一人暮らしはさみしいし、老後が不安だったし!」
貴女はさみしがりやさんだものね……。
世間一般の「結婚する16の理由」
友人や知人の声と、世間一般で言われている「結婚する理由」を合わせるとだいたい16項目にまとまった(特殊な例は除く)。そして、自分自身は当てはまるのか、自分自身はどうか考えてみた。
1家庭を持ちたいから? →✕ 持ってもいいし、持たなくてもいい
2子供がほしいから? →✕ 実は「子供をほしい」と思ったことがない
3結婚式をしたいから? →✕ しなくていい
4適齢期になったから? →✕ 世間一般でいう適齢期なんてとっくにすぎているし、適齢期のときは結婚したいと思わなかった
5好きな人と一緒の家に住みたいから? →✕ 毎日一緒に暮らすのは正直きびしい気がしている
6両親が安心するから? →✕ 結婚以外に関しては、安心させていると思う
7みんなが結婚するから? →✕ みんなと違っていい
8結婚するのが当たり前だから? →✕ 当たり前から外れていても気にしない
9社会的な信頼を得られるから? →✕ 結婚してなくても信頼を得られる人、得られる方法はある
10一人暮らしがさみしいから? →✕ 全然さみしくない。むしろ心地いい
11経済的に一人だとむずかしいから? →✕ いまのところ一人でなんとかなっている
12持ち家がほしいから? →✕ なくてもいいと思っているが、すでに一人で持ってしまった
13一人じゃできないこと(例えば炊事や家事)があるから? →✕ 基本的にない
14心の拠り所がほしいから? →△ 友人や同僚、両親、姉も心の拠り所ではあるけれど、友人以上のそういう相手がいるのも素敵
15一人より二人のほうが楽しいから? →△ それは時と場合によってあると思う
16好きな人をそばで支えたいから? →◯ その気持ちはある
私が当てはまる項目は
世間一般で言われている16項目のうち、13項目は私には当てはまらない。△が2項目、◯が1項目。
「心の拠り所がほしい」という項目は△。
たいていの心の拠り所は、友人や同僚、両親、姉で足りてはいる。でも一年にほんの数日、ものすごく孤独を感じることもなくはない。そんなときに寄りかかれる相手がいたらいいなと思う。って言っても、一年にほんの数日だけど(苦笑)。
「一人より二人のほうが楽しい」という項目も△。
食事や旅行、イベントごとは、一人より二人のほうが楽しいと思う。でも、モノによっては一人のほうが気兼ねなく楽しめる場合もある。だから同じ家で毎日一緒じゃなくていいのよね。むしろ一人の時間もしっかりほしいから……。
「好きな人をそばで支えたい」という項目は◯。
マイペースだから他人に尽くす気持ちがないと思われがちだが、その要素がまったくないわけではない。ただ、誰に対してもそう思えるわけではないので、そこまで思える相手に出会えるかどうか。
理想は「別居婚」かもしれない
総合的に考えると……。誰かと同じ家で暮らすというのは、私にとってはあまり望んでいないことだ。結婚するとしても「別居婚」でいい気がしてきたし、そもそも結婚することが目的ではない。私が求めているのは人生を一緒に楽しめる「パートナー」だ。
だから、婚活を改め、「パー活」(で、いいのか? 苦笑)にしたわけだけれど。
SNSで知り合った猫アカウントの持ち主・キャットさんに対して、「支えたい」という感情が芽生えていたのだ。相手を支えたい、そう思ったのは……ジェントルさん以来かもしれない。
「支えたい」という気持ち
ジェントルさんは、約2年前に別れてしまった婚活を始めてから唯一、お付き合いした人。アーティストなだけあってちょっと心が繊細で、そんな折に病気も発覚して……。最後は病気のことが大きな理由となって別れてしまったのだけれど、ジェントルさんのことは、心のことも体のことも含めて支えたいと思った。
支えたいと思ったくせに、いま思えば当時の私の行動はそれに伴っていなかった。あの頃は、彼を支えるほどの強さも自信も持ち合わせていなかった。
だけど2年経ったいま、自分で言うのもなんだけれど、私は強くなった。支える自信もある。もし今の自分があの頃のジェントルさんと対峙したら、行動でそれを示せると思う。
ま、けっして戻ることはないし、あくまでもタラレバの話だけどね!
久しぶりに「支えたい」
キャットさんを「支えたい」と思ったのは、正確にはキャットさんというよりも、キャットさんがSNSでアップしている子猫のことだった。ダンボールの中でぐったりとした子猫3匹のうち、2匹は虹の橋を渡ってしまったという。1匹だけなんとか命をつないだ子猫。
猫風邪を引いていて、脱水症状もあり、目は感染症を患っているという生後1~2週間くらいであろう子猫を、キャットさんが手厚く看病している。
翌日の投稿には、毛布にくるまって寝ている子猫の画像とともに、こう書いてあった。
キャット「昨日はミルクを飲んでくれたのですが、今日はほとんど飲んでくれません」
え! 食欲があることは、すなわち生きようとするエネルギーがあるということ。食欲がないのはつまり、あまり体調がよくないわけで……。投稿を見て居ても立っても居られなくなり、コメントした。
初めて意識した、キャットさんの正体
アサミ「心配ですね…。子猫ちゃんに食欲が戻りますように!」
キャット「ありがとうございます。この子にはきょうだいの分まで生きてほしいのですが。僕がやっていることが間違っているのでしょうか」
……ん、僕!? この時、初めて気づいたのだ。キャットさんが男性であることを。ずっと画像には猫しか写っておらず、コメントに私とも僕とも書いていなかったキャットさん。キャットさんの性別についてまったく考えたこともなかったけれど……。
キャットさんは男性なんだ。初めてキャットさんの「中の人」としてのパーソナリティが垣間見えた投稿だった。
≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫
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