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【40代編集長の婚活記#231】SNSで出会った「気になる彼」の正体とは?

OTONA SALONE / 2021年1月6日 17時0分

40代の婚活は、予期せぬ出会いがある。婚活歴4年超えのOTONA SALONE編集長・アサミ(48歳)は、この4年間で100人以上もの男性と出会ってきた。

婚活を通じて「自分らしい生き方」を考えるようになり、わかったことは必ずしも結婚というカタチを求めていないこと。必要と感じているのは結婚相手や家庭ではなく、適度な距離感を保ちながら信頼しあえるパートナーだと自覚して──。

この話は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。

 

「好きな人」はほしいけど

この4年間、紆余曲折あったけれど、やっぱり結婚したいわけじゃないんだよな……。

10年後、20年後はわからないけれど、いまは一人暮らしをベースにしていたい。そろそろ【40代編集長の婚活記】のタイトルを【40代編集長のパー活記】に変更しないといけないかしら? 最近、そんなことを考えている。

好きな人、愛する人はほしい。

尊敬できて、信頼できて、お互いの考えを尊重できる人。

一緒にいて楽しくて、心地よくて、お互いの感覚を分かち合える人。

だけど、一緒に暮らしたいとか家庭を持ちたいわけじゃない。あ、でも不倫はもってのほかよ! あまり理解されないかもしれないけれど、この感覚をわかり合えるパートナーと出会えたらいいな。

 

キャットさんからのメッセージ

SNSでフォローしていたキャットさんのことは、最初はなんにも意識していなかった。そもそも投稿されている猫がかわいくてフォローしたわけだし、中の人なんてこれっぽっちも考えていなかった。

次第に、キャットさんの「中の人」が男性であることがわかり、キャットさんが私のSNSアカウントをリフォローしてくれるようになってから、何かが変わり始めていた。

キャットさんからのSNSのメッセージが届いたのは、それからまもなくのことだった。

正直、ちょっと怖い

まったく予想していなかったことに驚いた。キャットさんからダイレクトメッセージ? え、何、ナニ? 何の用事?

実は正直にいって、ちょっと怖かった。

こちらが好きでフォローしている猫アカウントの主ではあるけれど、いわば匿名アカウント。プロフィールを見ても、猫を大切にしていることと、男性であること以外、何者かはまったくわからない。

そんな正体不明の相手からメッセージって……。勧誘されるとか、売りつけられるとか、そんなんだったらイヤだな。久しぶりに、もともとの警戒心の強さが顔を出す。

こちらは実名アカウントだし、出版社でOTONA SALONEの編集長をしていると明らかにしているだけに……。

 

何の用事かしら?

恐る恐る、メッセージを開封してみる。

キャットさん、私に直接メッセージなんて何かしら?

キャット「いつもコメントありがとうございます。僕たちの活動を長くにわたって応援してくれる方とはつながっていこうと思っていてメッセージしました。よかったらお友達になっていただけますか?」

なんとも言い難いメッセージだった。勧誘や物売りではないことはわかるけれど、「僕たちの活動」って何? それに「お友達」って、何をもってお友達というのかよくわからないけれど……。

 

お友達と言われても……

とはいえ、悪い人ではなさそうなことは、猫への愛情から感じている。2年くらいキャットさんのSNSアカウントをフォローしているので、無視するのはちょっと失礼な気がした。

アサミ「メッセージありがとうございます。いつもキャットさんの可愛い投稿で癒やされています。お友達って…ありがたいお言葉なのですが、いくつかお伺いしてもいいでしょうか?」

お友達になりましょうと言うには、あまりに相手の情報がない。イマドキはそれで友達になるのかもしれないけれど、そのあたりはちょっとガードが固いタイプなのだ。

キャット「突然のメッセージですみません! そうですよね。はい、何でもご質問ください」

「僕たちの活動」って何?

なんでもござれと来たか。よしよし、その了承が得られたなら遠慮なくいろいろ聞いちゃうよ。なんてったって、こちらは取材することも本業のうち。

アサミ「まず“僕たちの活動”ってなんでしょうか? ずっとキャットさんの投稿にいいねを押したりコメントしたりしていましたけど、投稿がその活動と関係あるものなのですか?」

キャット「僕、仲間たちと一緒に保護猫活動をしているんです。投稿している猫はみんな、僕たちが保護した猫なんです」

なるほどね! 保護猫活動をしている人なんだ。だから、たくさんの子猫の画像が投稿されているんだ。飼い猫にしてはものすごい数だなぁと思っていたけれど。

捨てられてしまった猫や野良猫など家族のいない猫の里親探しをしているんだ。優しい人だなぁ。

 

だからたくさんの子猫!

アサミ「謎に思っていたことがやっとわかりました。たくさんの子猫が写っているから、不思議に思っていたんです。画像の場所は保護猫さんを預かる施設なんですか?」

キャット「そうです。保護猫施設が湘南にあって、仲間たち10人と共同で運営しています」

へー、湘南で保護猫活動しているんだ。所在地がわかっただけでも、ちょっと身近に感じられた。

キャット「SNSの投稿にアクションしていただいているおかげで、だいぶ僕たちの保護猫活動も知っていただけるようになりました。そのお礼もお伝えしたくて」

アサミ「お礼だなんてそんな! むしろこちらこそ、キャットさんの投稿に癒やされています。心がささくれだった日も、可愛い猫さんを見るだけで笑顔になれます」

 

保護猫活動の人なんだ

たくさんの猫がうつっている謎は解けた。保護猫活動をしているなんて、いい人だな。ちょっと警戒心が解けた。けれど、まだまだ謎の多いキャットさん。せっかくの機会だからいろいろ聞いてみよう。

アサミ「ところで、保護猫活動がお仕事なのですか?」

キャット「いえ、これは仲間とやっているボランティアです。本業は別にあります」

アサミ「差し支えなければ、どんなお仕事か教えていただけますか?」

キャット「いまはコンサルティングの仕事です。以前は外資系企業に勤めていましたが、独立しました」

ふ~ん。コンサルね。毎日通勤ってわけでもないだろうから、湘南住まいでも成立するのか。ま、コロナ禍で会社員も在宅ワークが推奨になって、毎日通勤しなくていい人も増えたしね。

本業はコンサルタント!

いったい何歳くらいなんだろう、キャットさん。会社員をやってからの独立だから、20代前半ってことはないだろうけど。これも聞いてみちゃおうかしら。

アサミ「何年くらい企業に勤務されて独立したのですか? 個人的に独立ってちょっと興味あって」

直接的に年齢を聞くのも不躾かなと思い、社会人歴がどのくらいかを探ってみることにした。

キャット「3回転職してるんですけど、会社員だったのはのべ15年です。いまは独立して7年になります」

なるほど……仮に大卒の22歳で社会人になったとして、22+15+7ってことは……44。キャットさん44歳くらいってことかな。ちょっと年下だけど同世代ってことか。

 

キャットさんの正体が少しずつわかってきた。ボランティアで保護猫活動をしている、湘南住まいのコンサルタント、推定44歳。メッセージのやりとりで少しずつ警戒心が解け、ちょっとだけ親近感がわいてきたのだった──。

 

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【次回は2021/1/13(水)17時の更新。お楽しみに!】

【前回はコチラ】

【40代編集長の婚活記#229】いくつ当てはまる?「結婚する16の理由」を考えてみた

【「婚活記」の過去記事一覧はコチラ】

 

 

 

【40代編集長の婚活記#230】SNSで知り合った男性と「距離が近づいた」4つの事件

 

≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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