君島十和子さんが実践を始めた「腸内環境」の整え方とは?【新しい美の教科書】(3)
OTONA SALONE / 2021年2月7日 11時2分
この1年で激変した私たちの美容。いま注目すべきこと、大切にすべきことは何なのでしょう? 美白のパイオニア、君島十和子さんに「いま大切にしている3つのキーワード」を聞きました。3日連続でお伝えする3回めです。
keyword・3 腸内環境
–3つ目の注目キーワードは腸内環境。美の専門家から、腸について教えていただく頻度はコロナ禍でぐっと増えたように感じます。
自粛期間中、私ははじめてインスタライブに挑戦しました。ゲストをお招きしたトークライブで特に人気があったのは、「健美腸」で知られる腸の専門家、医師の小林弘幸先生・暁子先生ご夫妻による、腸内環境にまつわるセッションでした。
とりわけ一人暮らしの方の場合、コロナで会社にも行かず、誰にも会わずに家の中にいると、自由な時間が増えたようでいて、実はストレスが溜まっているんだよという話になったのです。ストレスが自律神経に影響して内臓の働きも乱すと。
小林先生から伺って衝撃的だったのは、ストレスと腸のお話でした。ねずみにストレスを与える実験では、何をするかというと、1匹だけ箱に入れます。すると、あっという間にねずみのストレスレベルが跳ね上がるのだそう。
人もねずみも同じ生き物ですから、人間関係でも同じことが起きます。もちろん、人づきあいをする上でのストレスもたくさんあるのですが、それよりも誰とも合わない、喋らないことがいちばんのストレスの元になる。こういうことが医学的にもわかっているそうです。
精神的なことで、自律神経が乱れて、腸内環境が乱れる。逆に言うと腸内環境が改善されるとストレスに対する耐性も強くなります。
腸のため、ヨーグルトより先の対策を。「水溶性」食物繊維を意識
–自粛中は人間関係のストレスが減って体調がよくなった人がいるいっぽう、何かの原因で悪くなった人も相当いる印象でした。そもそも、自粛そのものが体調悪化の因子だったのですね。
コロナ禍では自己免疫力をあげるしかありません。罹患された方は皆さん、「あれだけ対策していたのにどうしてかかったのか、あそこまで気をつけていてかかったのは悔しい」とおっしゃいます。
自己免疫力を上げるしかない今、免疫を司る腸内環境を上げるのがいちばんの近道です。免疫に関わる要素のうち腸内細菌が70%から80%関与すると言われます。
免疫力と腸内環境の密接な関係を学ぶにつれ、私の生活にもざまざまな意識変革が起きました。
実は私、これまでは腸内環境を整える美腸は、免疫というよりは美肌づくりのためものだと思っていました。美腸イコール乳酸菌だと思っていて、毎朝せっせと欠かさずヨーグルトをとっていたんです。
「乳酸菌100兆個入り」なんて言葉を見ようものなら、飛びついていました。それほど便秘でもない私が100兆も取ったら、さぞかし明日は1日トイレから離れられないだろう……なんてドキドキしましたが、そんなことは一度もなかった(笑)。
それもそのはず、実は大切なのは乳酸菌を摂るだけではなく、善玉菌をよく働かせることでした。そのためには善玉菌のエサが必要。善玉菌のためのエサが何かというと、食物繊維とオリゴ糖。この、肝心の食物繊維についても私は誤解していました。
食物繊維を摂るなら、キャベツのようなザクザクした野菜を食べればいいと思いますよね。
このザクザクした繊維のほとんどは「不溶性」と言われる水に溶けない繊維です。腸内の水分を吸収するので、こちらばかりとっていると逆に便秘が進んでしまう人もいるそうです。
食物繊維には「水溶性」というものがあります。オクラや海藻類、なめこなどのネバネバした部分に含まれる水に溶ける繊維です。腸内環境の維持のためにはこの水溶性と不溶性を同じくらい摂る必要がありました。
このことはご存じない方が多いですよね。私も教えていただくまで、水溶性食物繊維の重要さを知りませんでした。
そこで12月には、FTCからは手軽に水溶性食物繊維を補えるファイバーサプリ、FTCリセットファイバーを発売しました。飲み物や汁物に混ぜるだけ、手軽なのに本気の腸活ケアです。
意識をアップデートして、できることをコツコツと。健やかに暮らしていく
–ここまで、すべてのことがコツコツとした積み上げでした。美は1日にしてならず、毎日の積み上げなのですね。
私、なんでこんなに頑張れないんだろう、なんてなまけものなんだろうと自分を責めることがあります。
でも、そういうとき、ふと考えるようになりました。腸内細菌のバランスは精神のバランスにとても影響を及ぼすので、ストレスがかかっているときは腸内のバランスが悪化します。いま、悪化しているなと。
逆に言えば、バランスがいいときはストレスも感じにくいし、ストレスを与えられてもくよくよ落ち込まない。このように、自分で積極的にいろいろなバランスを取っていくことが大事だと感じるようになりました。
とはいえ、現実問題として、毎日毎日そんなに理想的なお食事ばかりできるわけでもないですよね。では何でサポートしていけばいいかなと考えて、簡単にできることを取り入れていく。
こうしてこれからも、前向きに、自分にできることを楽しみながら続けていきたいと思います。
(談了)
【十和子さんおすすめアイテム#3】
FTC リセットファイバー 4.3g×30包 4,860円/FTC
水にもさっと溶ける便利なスティック入り水溶性食物繊維。グァー豆から作った繊維は腸内で産生する短鎖脂肪酸量が多いことで知られ、腸内の悪玉菌増殖を抑え、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やしてお腹の調子を良くすることが期待される。日本人が古くから摂取してきたお漬物から発見された善玉菌「スマート乳酸菌®」も配合。
≪FTCクリエイティブディレクター・美容家 君島十和子さんの他の記事をチェック!≫
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
やりがちな「〇〇食べ」はNG。腸内で短鎖脂肪酸を作って、太りにくいカラダにするためには?(後編)
OTONA SALONE / 2024年11月27日 19時1分
-
便秘・下痢が続いている人は要注意…食べても食べても栄養がムダになる「腸漏れ」を放置してはいけない
プレジデントオンライン / 2024年11月23日 17時15分
-
【便秘】食物繊維を取りすぎて悪化 隠れた“病気”とは? 消化器外科専門医が教える改善の“コツ”
オトナンサー / 2024年11月18日 8時10分
-
肝臓から脂肪を落とす「朝のみそ汁」有効な摂り方 医師が解説「やせない人は肝機能に問題あり」
東洋経済オンライン / 2024年11月16日 8時30分
-
猛暑を過ぎた秋冬は“かくれ脱水”で体はカラカラ 「脱水便秘」が増加のおそれ 知識と対策の情報発信を目指し「脱水便秘研究所」を発足
PR TIMES / 2024年11月2日 16時40分
ランキング
-
1プロ野球の観客動員が過去最多でも「球団格差」 コロナ前と比べて観客が増えた球団・減った球団
東洋経済オンライン / 2024年11月29日 9時10分
-
212月から移行される「マイナ保険証」5つのメリットと4つの注意点をFPが解説
MONEYPLUS / 2024年11月29日 7時30分
-
3健康を保つための「食べ物」や「食べ方」はありますか?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月29日 13時20分
-
4「命に別条はない」の本当の意味、わかりますか? 意識はある?ない?ニュースでよく聞く言葉の裏側
東洋経済オンライン / 2024年11月29日 10時30分
-
5「まさに自業自得」“あおり運転”してきたバイクが“無残な姿”に。加害者に訪れた悲劇
日刊SPA! / 2024年11月29日 8時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください