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再婚したいけれど失敗が怖い…そんな彼が「同棲」を選んだら(前編)

OTONA SALONE / 2021年2月7日 11時30分

長身で、平野紫耀のようないたずらっぽい笑顔。

寒い冬のある日、FPの私のもとにマネー相談に訪れた浩介さんは、ジーンズとタートルセーター姿でした。

暖房がきいた部屋で腕まくりをすると、筋肉質の腕がチラリ。とても45歳には見えません。

大手宅配便会社で正社員をしていて、毎日走り回っているとのこと。こんな男性から宅配便を受け取ったら、毎日楽しいだろうなと思えるほどでした。

男性からの相談は多くない中、浩介さんは「多くの女性が相談に来ているFPさんだからこそ聞きたいことがある」と予約されたそうなのです。浩介さんはこう切り出しました。

 

■お相手・桃子さんとの出会いのきっかけは?

浩介さんが、配達先の大きい病院で可愛らしい笑顔でハンコを毎日押してくれる桃子さん(43歳)に惹かれ始めたのは3年前。離婚の心の傷が少し癒えてきたころでした。

 

宅配便を届けても、「適当に置いておいて」「忙しいのに……」など無下に扱われることも多い中、天気が悪い日は「大変ですね」、年が明けると「今年もよろしくお願いします」と声をかけてくれる桃子さん。

 

人として心も美しいと感じていました。

 

1年ほど前、意を決して宅配便とともに「よかったら今度カフェでも!」と携帯番号を書いた名刺を渡したそうです。

 

ですがその後1週間、毎日荷物を届けても笑顔で受け取るだけ。電話はかかってきません。

 

諦めかけていたところ、受け取り印を押す時「このカフェに行ってみたいです」と携帯番号を書いたショップカードを浩介さんに渡してくれました。その後、交際がスタートしたとのことでした。

 

■バツイチ彼の切なる訴え「もう失敗したくないんです」

ここまで聞いた私、正直何の心配もなさそうだけど……と感じていたところ、「もう失敗したくないんです」と浩介さんは切り出しました。

33歳で結婚しバリバリ働いていた浩介さん。35歳で男の子が生まれ、妻と子どものためにと残業も名乗り出て、ひたすら頑張りました。

 

家電を見るのが好きで、バルミューダなどその時一番いいと思える家電をそろえ、休みはお気に入りの掃除機で掃除もこなす。自分なりに頑張っているつもりでした。

 

仕事の繁忙期が過ぎたある日、今日はもう帰っていいよと言われ、思いがけずお昼過ぎに帰ることになった浩介さん。妻と子どもにケーキを買って帰ると……。

 

内鍵で中に入れない。

 

隙間から中を覗くと、玄関には自分のものではない男物の靴が置かれています。

 

何度もチャイムを鳴らしたところ、妻はボサボサの髪で出てきました。一緒にいたのは妻の元彼でした。

 

最初は子育ての愚痴をメールで言っていたが、会って話すようになり、今日初めて自宅に来てこのような関係になった。そう白状されました。子どもは近所の妻の実家に預けていました。

 

まるでテレビのワイドショーのような出来事に愕然とするばかり。怒ることもできないまま、元彼は帰って行ったそうです。

 

その後、妻は悪びれることもなく「仕事ばかりで家を顧みない」と浩介さんを責め、元彼とやり直すと切り出し、離婚となりました。

 

妻に非があれど子どもに罪はない。浩介さんはこれまで欠かさず毎月5万円ずつ養育費を払っています。ちなみに妻は元彼ともうまくいかず、今は派遣会社勤務でシングルマザーになっているそうです。

 

「それは失敗とはいいません。お辛かったですね」と私。せっかく出会った桃子さんとの明るい未来のお話をすることにしました。

 

>>>彼女、ほんとうに未婚?湧き上がる不安に…

 

≪ファイナンシャルプランナー(CFP🄬) 稲村優貴子さんの他の記事をチェック!≫

 

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