「その男性、マザコンじゃない…?」早めの見極めポイント4つ
OTONA SALONE / 2021年2月19日 22時0分
親孝行な男性は素敵ですし、一緒に互いの親族を大切にしていきたいものですが……そんなレベルを超過しているのがマザコンという存在です。マザコンはマザーコンプレックスの略で、自分のお母さんに対して強すぎる愛情、執着を持っていること。お母さんの言うことは絶対と信じ、完璧な存在だと思っている方もいます。
お相手が親孝行を通り越してマザコンだと、長く一緒にいるのが辛くなる傾向にあります。何もかもお母さんの言う通り。結婚して妻になったのは自分なのに、ずっとお母さんが中心。心が自立できていないのです。
今回は、マザコン男性を交際の時点でなるべく早く見抜くために、マザコン男の特徴をご紹介。同時に、マザコン男性と長く一緒にいることでどんな困難があるかを見ていきましょう。
マザコン傾向1:自分で決めるのが苦手
これまでの人生、なんでもお母さんに相談して決めてもらってきたため、いざ自分で決断するというのが極端に苦手です。なんだったら、洋服や持ち物もお母さんに決めてもらっていたので、買い物すら自分で選ぶとなるとどれを買ったらいいのかわからなくなっちゃう方もいます。デートの行き先やこれから行く飲食店を決めることや、旅行の予定を立てるのも苦手。
一見、ちょっと優柔不断なのかなって思うかもしれません。優柔不断とマザコン傾向の違いは、決断をこちらにパスしてくるかどうかというところ。優柔不断であれば、意見は求めてくるかもしれませんが最後は自分で決めるでしょう。マザコン傾向の方は、最後の決断が特に苦手です。すべて誘導して決めてあげなくてはならないなんて……結婚後のことを考えると、大変そうですね。
また、自分で決めるのが苦手なマザコン傾向さんは、頻繁にお母さんと連絡を取ります。何かにつけて、どうしたらよいか訪ねたり自分の予定を逐一知らせたりするためです。たまの連絡ならもちろんアリなのですが、あまりにも頻繁すぎるときは注意してください。
マザコン傾向2:甘えたがり
疲れているとき、辛いことがあったとき、たまに甘えてくれるなら嬉しいですし受け止めてあげたいものです。ただ、これが毎日毎回べっとりとなると、話は別。マザコン傾向の甘えは、こちらにも「お母さん」を求めるようなものです。意見やアドバイスではなく、100%の甘やかしの言葉を欲しがっているのです。また、身の回りのお世話をするのは当たり前になるでしょう。
加えて、こちらから甘えても上手に受け止めることができません。甘えるだけで、受け止める経験が希薄だからです。どうも常に自分のほうが甘やかしてばかりで、甘えさせてもらっていないな……と思ったら、一度それまでのお付き合いを冷静に振り返ってみてください。
マザコン傾向3:お母さん自慢
マザコン傾向の方にとって、お母さんは絶対的な存在です。もちろん、両親を誇りに思い、尊敬することは決して悪いことではありません。しかし、会話をしていてお母さんの仕事や家事の様子、料理の腕、若い頃の出来事など、お母さんの自慢があまりにも多いときは注意が必要かもしれません。
単純に自慢だけではなく、お母さんとの思い出話が多くなる傾向もあります。最初は、彼が子どもだった頃の話が聞けて嬉しい! と思うかもしれませんが、同じエピソードを何度も話したり、お母さん絡みのエピソードトークが会話に入ってくる頻度があまりにも高い場合は、単なる思い出話の域を超えてマザコン傾向にある可能性があります。
マザコン傾向4:母親と比べる
これは直接的です。こちらの振る舞い、料理、仕事、家事などを母親と比べ、直接言葉でぶつけてくるケースです。「お母さんの味付けはこうじゃない」「お母さんは疲れたなんて言わないでずっと家事をしていた」「お母さんだって共働きだったんだから」といった感じです。
彼にとってはお母さんが絶対なわけですから、お母さんの行動が正しい。そして、同じような行動をしてもらいたいということです。料理の味付けや家事のやり方が家庭ごとに異なるということを、なかなか理解してくれません。お母さんが作りあげた実家と同じ環境を求めているのです。
なにをしてもお母さんと比べられて、自分のやり方を否定され続けると……苦痛ですね。
繰り返しになりますが、お母さんを大切に思うというのは決して悪いことではありません。ただ、結婚して持つ家庭こそが自分が守るべき新しい家庭であり、実家とは線引きをするものだということがわからなくなっているのです。いつまでも自分の家庭は実家で、家族はお母さん……という感覚を持ち続けてしまいます。
また、マザコン傾向になってしまった要因のひとつがお母さん自身である可能性もあります。マザコン傾向をよしとして、いつまでも甘やかし続けたり、お母さんも息子に依存したりしているケースです。つまり、マザコン傾向の男性には、息子にべったりなお母さんがセットになっている可能性もあるということ。
ゆっくりたっぷり時間をかけて、カップルならではの遊び方、楽しみ方を体験してもらいながら少しずつお母さんとの距離を開けていくといった矯正の方法でうまくいったというエピソードも聞きますが、非常に稀です。マザコンの矯正にはとにかく時間がかかります。覚悟を持って向き合うか、別のお相手を探すか……どこかで決断が必要かもしれません。
≪ライター/シナリオライター/会社経営者 信濃川あずきさんの他の記事をチェック!≫
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