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汚部屋の住人として生きるのはもう嫌だ

OTONA SALONE / 2021年4月21日 20時30分

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。【ADHD女子#3】

 

散らかっている。 常に散らかっている。

たとえばテーブルの上。 ここだけでもカオス。

飲みかけのペットボトルが5本。 食べかけのお菓子が7種類。

洗っていないマグカップが2つとコップが2つ。

小さなお皿の上には使い終わったティーバッグがこんもりと。

その隣には家のカギ、 納豆のねりがらし、 電気料金の督促状。

味つけのりのパック、 単4電池、 ふくらんだ買い物袋。

しょうゆの小びん、3日前のレシート、 すし屋のメニュー。

ダイレクトメール、 ハサミ、 丸まったティッシュ、 謎のネジ。

ボールペンのかえ芯と、 針の入っていないホチキス。

マニキュア、 USBケーブル、 保冷剤。

まつ毛ビューラーがなぜここに?

どうしてこんなことになるのだろう?

ついさっきの、 私の動きを巻き戻してみよう。

 

家に帰った私の手には、 買い物袋とダイレクトメール (DM)。

封筒の中身が気になるのでハサミで封を切って中を見たけど

まったく興味のない商品の案内レターだった。 ガッカリ。

秒でDMへの興味が消えた。 同時に、DMもハサミも意識から消えた。

だからテーブルの上へそのまま放置。

「そうそう、 買ったものを冷蔵庫へ入れなくちゃ」

買い物袋からひき肉とビールをとり出して冷蔵庫に入れて

「さて、 大急ぎで夕食の準備だ!」

でも、 袋の中にはティッシュペーパーと除光液が入ったまま。

そして飲みかけのペットボトルがあと1本追加されている。

ほとほとイヤになっているのに、 新しく加わったものたちも

あっという間にテーブルのカオスになじんでいくから不思議。

しかたがない。

テーブルの上のものをガサッと右に寄せて、 さあ夕食だ。

 

ADHDの特性を持つことで
「生きにくさ」を感じて
苦しむ大人の女性はたくさんいます。
自らADHD脳という
臨床心理士の中島美鈴先生からの
超驚きの具体的な解決法とエールが満載です。

ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法

中島美鈴・著 主婦の友社・刊

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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