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私のまわりで時空がゆがむ。 え? もうこんな時間?

OTONA SALONE / 2021年4月23日 20時30分

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。【ADHD女子#5】

 

ああ、 遅刻だ。 もう間に合わない……。

そんな巨大な絶望感を、 何度味わってきたことか。

 

朝、 目覚めて時計を見てサーッと青ざめる。

30分後の電車に乗らないと遅刻しちゃう!

まずは服を着ようと着がえ始めると、

どういうわけか2つそろった靴下が存在しない。

洗濯物の山をひっくり返して1つ発見。「やった!」

と思ったのもつかの間、 最初にあった靴下がなくなっている。

もういい。 左右の長さは微妙に違うけど、 黒は黒。 これでいく

 

顔を洗ってメイクして歯みがき。 すごいスピード。

あら、 さすが私、 なんとかギリギリ間に合いそう。

ひと安心してトイレに入って座ったら、

きのう買ってきた雑誌が目に入る。

パラリとページをめくったのは一瞬だったはずなのに、

気づけばトイレに8分も滞在してしまった。

ああ、 乗るはずの電車に間に合わない!

あわてて靴をはいてドアのカギをかけた瞬間、 気がついた。

スマホを忘れた。 どう考えても戻る案件。

ああ、 遅刻だ、 もう間に合わない……。

 

私の時間はときどきワープする。 私の意識もワープする。

悪い夢の続きのように、 時間が足りない。

間に合うはずの場所にいつまでたってもたどり着けない。

私の時空は常にどこかゆがんでいるのだ。

 

ADHDの特性を持つことで
「生きにくさ」を感じて
苦しむ大人の女性はたくさんいます。
自らADHD脳という
臨床心理士の中島美鈴先生からの
超驚きの具体的な解決法とエールが満載です。

ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法

中島美鈴・著 主婦の友社・刊

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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