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【ADHD女子#7】「 明るくていい人だけど、 ときどき怖い 」と思われてる

OTONA SALONE / 2021年4月25日 20時30分

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。【ADHD女子#7】

「なんでもっと早く提出しないの? こっちの都合も考えて!」

と、 かわいい後輩を怒鳴りつけてしまった。

おまけに過去の失敗まで持ち出してしかりつけてしまった。

でも、 冷静に考えるとそこまで怒ることじゃない。

なんでそんなに腹が立ったんだ?

私は締め切りが迫ったタスクに追われ、しかも上司に

「この書類はまだ?」 と言われてパニックになっていたのだ。

そんな最悪のタイミングに 「書類のチェックをお願いします」

と言ってきた、 それだけのことだった。

あの子には何の落ち度もない。 私の問題。 ああ、 自己嫌悪。

 

「あなたって、 ホントに思いやりのカケラもない人間ね!」

と、 大好きな彼を泣きながら責めてしまった。

ついでに皿まで投げつけた。

彼はため息をついて帰ってしまった。

彼の何が私を怒らせたんだろう。

 

そう、「部屋が汚い」と言われたんだ。 私はその言葉に傷ついた。

だからゴメンと言ってほしかった。 いや、 彼はゴメンと言った。

正確に言えば、 ゴメン、 ゴメン、と言ったのだ。
そんなカジュアルな謝罪では納得できない。

膨大な利子をつけて、のし紙をつけて、ていねいに謝ってほしかった。

私の期待が大きすぎただけの話だ。 私の問題。 ああ、 自己嫌悪。

私の中の感情は、ときどき私の手に負えない。

そしてどういうわけか、 あふれる感情で誰かを攻撃するとき

私の中にしびれるような快感がある。

そんな自分がたまらなくイヤになることがある。 ああ、 自己嫌悪。

 

ADHDの特性を持つことで
「生きにくさ」を感じて
苦しむ大人の女性はたくさんいます。
自らADHD脳という
臨床心理士の中島美鈴先生からの
超驚きの具体的な解決法とエールが満載です。

ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法

中島美鈴・著 主婦の友社・刊

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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