ペタンコおば髪を解消!トップにボリュームを出すブローって?【美容師のプチテク】
OTONA SALONE / 2021年5月5日 8時0分
30代後半になると、肌と同じく髪も急激に老化現象が目立つようになります。白髪が増えたり、クセやうねりが気になったり、果てはボリュームが全然出なくなったり……。プロの美容師に悩みを打ち明けても、男性美容師や若い美容師にはなかなか理解してもらえないことも。
やっぱり同世代の悩みは、同世代の女性美容師の声がイチバン。そこで今回は、アラフォー女性美容師・RUALAの角さんに、アラフォー女性ならではのヘアの悩みを解決していただきます。アラフォーだからって諦めてはダメ! 角さんのアドバイスを参考にすれば、若々しい美髪がキープできますよ。
まずは、ペタンコになりがちなトップをふんわりさせるテクニックと、アレンジを1つご紹介します。コシがあって髪が硬い人でも、40歳前後になると髪の根元が立ち上がらなくなって、素髪の状態にするとハチが目立つようになってきます。根元を立ち上がらせるためには、髪を乾かすときのブロードライとスタイリング剤の使い方が重要。それでは早速、ボリュームを出すテクニックをご紹介しましょう!
Before
1 髪を真上に引っ張り、根元に風を当ててドライ
タオルを使って髪をハーフドライにしたら、ドライヤーを使って乾かします。さらに9割くらい乾いたら、トップの髪を真上に持ち上げ、ドライヤーの風を根元に当ててドライ。
髪は完全に乾く瞬間に形をつけるため、こうすることで根元がふんわり立ち上がります。
2 トップの分け目を指でジグザグに分ける
ひとさし指を使い、トップの分け目をジグザグにします。ただジグザグにしても、分け目が素直にジグザグとはなりません。分け目に角度をつけるごとに毛束をその方向に持っていくのがポイント。
分け目をランダムにさせると、気になる分け目の地肌が見えなくなる利点もあります。分け目をジグザグにすることに抵抗がある場合は、普段の分け目をほんの数ミリずらすのでもOK。分け目を変えると、いつもと違う方向を向くため、根元が自然と立ち上がります。
3 ハチを抑えながらトップの毛束を指で引き出す
最後の仕上げは、スプレーを使ったスタイリング法。ハチを片手でしっかり抑えながら、トップの毛束を指で少しずつ引き出します。引き出した毛束の根元に、ハードスプレーをオン。引き出す毛束は場所を変えて、左右3〜4本作ればOK。
ハードスプレーは手を汚さずに簡単に髪型をキープできるので、1本あると便利。根元付近につけるため、髪を傷めそうなイメージがありますが、ワックスに比べたら、髪につく量が全然少ないのでご安心を。最近ではオーガニック系のハードスプレーもあるので、気になる人はそのような製品を使ってみて。
4 サイドの髪を耳にかける
最後に、サイドの髪を耳かけ。顔の輪郭が出てしまうのは抵抗があるという人は、もみあげにある毛束を残し、その後ろの毛束を耳にかけるのでも良いでしょう。
耳かけがトップの毛束をふんわりさせるわけではありませんが、サイドの膨らみをタイトにすることで、トップの立ち上がりを強調させることができます。
AFTER
トップをふわっとさせるだけで、顔にリフトアップ効果も生まれ、若々しい表情になります。難しいテクニックは一切不要ですし、いつものスタイリング時間と比べてもほぼ変わらずに仕上げることが可能。トップのペタンコが気になっている人は、明日から早速試してみてくださいね。
アレンジ:初心者でも簡単に作れるサイド三つ編み
アレンジするその前にヘアオイルとヘアミルクを髪全体にしっかりつける
アレンジする前の髪には、ヘアオイルとヘアクリームを1:1で混ぜたスタイリング剤をもみ込みましょう。アレンジする前の髪に何もつけない人がほとんどだと思いますが、油分が少なくなっているアラフォー髪には仕込みのスタイリング剤がとても重要! 2種類揃えるのは面倒という人は、ヘアオイルを根元につけないよう注意しながらもみ込んで。
1 手グシで髪を片側に寄せる
髪に適度な油分を与えることで、手グシで寄せてもキレイに片寄せできます。寄せる場所は片側の耳後ろを目安にして。
2 毛先を多めに残しタイトな三つ編みに
たるみが出ないよう、きつめに編むのがポイント。ただし、毛先までキツく巻くとお堅いイメージになるため、毛先を多めに残してゴム結び。
3 毛先と顔まわりをアイロンで巻く
多めに残した毛先はアイロンで1.5回転内巻きに。さらに顔まわりの毛先も内巻きワンカール。仕上げにハードスプレーでカールをキープ。
FINISH
私の場合は髪が胸元まで届くスーパーロングなので、毛先の残し方がかなり長めになっています。毛先を残す量はこの2/3くらいでも大丈夫。結び目はキュっとくびれがつく方が見た目のバランスが良くなるので、ゴムはシリコンゴムを使いましょう。
スタイリング剤はこの3種類!
ヘアオイルとヘアクリームは、地肌につけても安心なオーガニックタイプをセレクト。スタイリングしやすい髪にするだけでなく、髪のパサつきをおさえる働きも。ハードスプレーはアレンジだけでなく、普段のスタイリングにも使えるので1本あると重宝しますよ。
教えてくれたのは・角 薫さん(RUALA)
原宿・表参道の著名サロンを経て、20年共に一緒に働いてきた同期のちはるさんと一緒に2016年サロンオープン。髪のコンプレックスを解消させるヘアデザインが得意で、同世代の女性顧客を大勢抱えている人気女性美容師。
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