「結婚前と結婚後、仕事のスタイルは変わる?」バービー的仕事論【バービー降臨!】vol.2
OTONA SALONE / 2021年7月17日 21時0分
前回に引き続き、お笑いコンビ・フォーリンラブのバービーさんが登場!
2021年4月に入籍をし、いわゆる“新妻”であるバービーさん。
vol.1では、結婚に踏み切った理由や、ご自身の恋愛観を語ってもらった。
vol.2の今回は、“仕事”に的を絞ってインタビュー。
結婚をきっかけに仕事に対する価値観が変わる人もいれば変わらない人も。このテーマはオトナサローネとしても気になるところ。
バービーさんは、結婚前と結婚後、仕事のスタイルに変化はあったのだろうか?
そして、今後のビジョンとは?
今の考えを、直撃してみた。
私が変わったんじゃなくて、世間の目が変わった
―――前回のインタビューで、「結婚しても芸風は変えない」とおっしゃっていましたが、いち視聴者としては少しほっとしたところがあります(笑)。実際に結婚した後、仕事においては何か変化はありましたか?
「そもそも、こんな風にインタビューで真面目な恋愛観を語ってること自体が新鮮! 結婚前は破天荒なエピソードしかしていなかったので、『まさかこんな日がくるとは…』という感じです。なので、今までと変わらない仕事もあるし、今までとはまた違う新しい仕事もある。
何も失わずに武器を一つ手に入れたような感覚です。ドラクエにもありますよね?
『バービーは、新しい武器を手に入れた』的な(笑)。
結婚を公表したあとの第三者の目がガラリと変わったのはすごく感じます。紙切れ一枚出しただけなのに、なんだか信頼度の高い人間になるというか(笑)。結婚したって中身は変わらず、ちゃらんぽらんな人間なんですけどね」
――――旦那さんは一般の方とのことですが、メディアなどの公共の場で夫婦のお話をすることについて、何か言われたりは?
「番組やインタビューで彼の話をすること自体は問題ないのですが、どこまで話したかは彼に全部報告していて、逐一チェックが入ります。彼からは、『これは面白いし“おいしい”からOK、でもこのエピソードはダメだと思う』みたいにジャッジしてもらいます。
細かいように思われるかもしれませんが、やっぱりそれが原因で不快な気持ちにはなってもらいたくはないので。それに、彼がNGを出す部分は私も納得できる理由のことが多いんです。どんなことにNGを出すかというと、たとえば夫婦の夜の話とか、彼が非常識な人間に聞こえるようなエピソードとかですね。
それに彼は普通に会社員をしている方なので、実はまわりの方に結婚相手が誰かも言ってないですし、結婚したことすら、あまり話してないんです。なので、できるだけ配慮はしたいと思っています」
――――結婚後は仕事自体をセーブしてほしいとか、そういった要望はなかったんですか?
「それは全然! まったくないです。そんなことを一言でも言おうもんなら、お付き合い自体してないですね。お互い自立した関係ではいたいと思っています。私の芸風を知った上でお付き合いもしていますし、たとえ番組でいじられまくっていてもそこは特に何も気にしてないです。
私自身も、どんなにいじられても構わないのですが、もしそれを見た視聴者の中で傷ついたりする人がいるような内容であれば、自重すべきところはしたほうがいいのかな?というのは考えたりしますね。
メディアにでている以上、そういった責任はともなってくると思うので。でも、『いろいろ言われて傷ついているんじゃない?』という同情は無用です(笑)」
お笑い以外の仕事にチャレンジするきっかけは、3.11の東日本大震災
――――バービーさんは芸人としてのお仕事以外に、ランジェリーブランド『PRACH JOHN』との商品コラボ、地元・北海道夕張郡栗山町での町おこしプロジェクトの取り組みなど、幅広く活動されていらっしゃいますよね。その原動力とはなんなのでしょうか。
「いろいろありますが、きっかけのひとつになったのは3.11に起きた東日本大震災。その時、自分がずっとやってきたお笑いの仕事って、どこまで役に立つんだろう…と考えてしまって。お笑いって“目に見えないもの”じゃないですか。それしか自分が提供できないということに漠然とした不安を感じたんです。エンターテインメントって、ちゃんと物質的に満たされたあとに欲するものだと思っていて。こういった天災などが起きた時、真っ先に必要なものってやっぱり“モノ”というか、目に見えるものだと思ったんですよね。
PEACH JOHNさんとの取り組みのように、“モノ”を提供するということはこれからもやっていきたい。それで、みなさんのよりよい暮らしに繋がったらいいなと思っています。ちなみに7月7日から、コラボ第三弾として初の吸水サニタリーショーツや新しいブラデザインを発売したので、ぜひチェックしてみてください!」
――――町おこしプロジェクトでは、どんなことをされているんですか?
「実は今、まったく進められていなくて。そろそろ動かしていきたいと思っているところです。というのも、コロナ禍というのもありましたが、町おこしって生半可な気持ちでできるものではないので始めたら時間も労力も、しっかりかけたい!と思っているんです。なのでタイミングを見計らっていたところもあって」
――――そもそも始めたきっかけはなんだったのですか?
「地元で甥っ子たちが生まれたことなど、さまざまなきっかけがありますが、『町の過疎化を止めなければ!』とか『家族のために!』という大それた気持ちというよりは、楽しいことをやりたいという気持ちのほうが強いんです。『私が問題を解決しなければ』というような義務感から始めたわけではなくて。
空き家をリノベーションしてホテルやレストランにしたりとか、そんな風に楽しいプロジェクトがたくさんできたらいいなと思います。役場の方にも名刺まで作っていただいて。栗山町というところなので、『クリエイトする町』というのがコンセプトなんです。名刺の裏に、『私は◎◎クリエイターです』と入れられるのですが、私は『ワクワククリエイター』にしました。
ただただ楽しい、ワクワクする気持ちを地元の人たちと共有したいのが一番なんです。実は『観光大使になってくれないか』と依頼もされたのですが、自分がやりたいことに規制がかかってしまいそうなので、とてもありがたいお話ながらお断りしました」
30代後半。”がむしゃら精神”より、大事なものとは?
――――お話を伺っていると、とても芯が強くて、行動力がありますよね。
「でも、まだ何も着手できていないので(笑)。旦那さんもとても協力的なので、これからもっといろんなことにチャレンジしていきたいです。とはいっても『私についてきて!』というような先導する立場ではなく、私はあくまでサポーター。こういった町おこしは地元の人がやらないと意味がないと思うので、私は基本的に手助けするだけなんです。人材がほしければ、私が東京から人を紹介しまくったりもできるし(笑)」
――――“繋げる役目”といった感じなんですね。これからの活動が楽しみです。最後に、バービーさんは今年37歳とのことですが、40代に向けてこれからのビジョンがあれば教えてください。
「それがね〜……。今のところぼんやりしていて。もちろん今進行中のものは一生懸命やり遂げつつ、それから先、今後どうしていこうかなって、ちょうど考えていたところなんです。今までは上昇志向が強くて、とにかく上を目指して頑張ってきたけれど、40歳手前にして、いったん“がむしゃら何くそ精神”みたいなものが落ち着いちゃいまして。
旦那さんとは最近、『2人で世界中を旅したり、転々とできたらいいね』と話しているんです。旦那さんはもともと上昇志向がまったくないんですよ。というか上昇志向がなくても、なんでもできちゃう人なんですよね。すごくクレバーで、天才肌なんです。あ、なんだか最後またノロケになっちゃった(笑)。
仕事は仕事で楽しみつつ、世の中が落ち着いたら、日本でも海外でも、いろんな世界を見に行ってみたい。そらからまたゆっくり、考えていきたいですね」
vol.3となる最終回は、オトナサローネの元編集長であり、40代からの婚活改め、“パー活記”が話題のアサミとバービーさんとの対談が実現。お楽しみに!
●PROFILE
バービー/1984年北海道生まれ。2007年、お笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。テレビではコメンテーターとしても活躍。ジェンダーに関する発信も注目されてる。YouTube「バービーちゃんねる」も人気。2021年7月7日にはPEACE JOHNとの第3弾コラボが発売。同ブランド初となる「吸収サニタリーショーツ」をリリース。また発売以来大好評の「クイーンブラ」の新デザインやサイズの拡大なども手がける。
●STAFF
Photographs/Tomoya Taknao(PEACE MONKEY)
Styling/Takuty
Hair&make-up/Shiho Kato(PEACE MONKEY)
Writing/Sonomi Takeo
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