「子供にとって残酷でしかない」コロナ禍での習い事や遊び、どこまで許す?答えの出ない親の葛藤
OTONA SALONE / 2021年9月1日 19時0分
あっという間に8月が終わってしまいましたね。オトナサローネは、オトナ世代の約100名にアンケート調査を実施。コロナ禍によって、今年の夏休み・お盆にどうするべきか迷ったことを聞いたところ、“帰省”と“子どもの習い事・遊び”の問題に悩まされていたことが判明しました。
実家に帰省。判断の基準は?
一番に多かったのが、帰省するかどうか。悩んだ末にやっぱり中止したという人が大半でしたが、「県を跨がずに日帰りなら…」「PCR検査をして陰性なら…」「ワクチン2回接種済なら…」と、帰省を決断した人も見受けられました。
両親が高齢なのでお菓子を持って行きましたが、やはり、泊まるのは避けました。(千葉県・51歳・会社員)
昨年末、めでたく初の子どもが産まれた息子夫婦。しかし、このご時世が故に一度も孫の顔を見れていませんでした。「感染対策を十分にすれば大丈夫じゃないか」と話し合いましたが、お互いの安全を第一に考え、今年も断念しました。テレビ電話で可愛い顔を見れるのは嬉しいけど、早く直接会いたいです。(栃木県・57歳・専業主婦)
横浜市と福岡市にいる息子が帰省をやめました。同じくらいの歳の息子さんや娘さんがワクチン接種が終わっているから帰省した、PCR検査して陰性を確認して帰省したという話を後から聞きました。帰ってきたいけどワクチン接種が一回しか終わっていない息子たちは我慢したのに…それならPCR検査して陰性確認して帰省させれば良かったと思いました。まじめに素直に自粛している自分たちはバカを見るのかと息子たちも言っています。 もちろん感染対策として移動を控えるのは大切なことだとは思います。(広島県・56歳・医療事務)
子どもの習い事や遊び、どこまでOK?
次に多かったのが、子どもの外出に対してどこまで許可していいのか?という問題。この2年間ずっとストレスがたまるような思いをさせてしまっていることもあり、たまには遠出を許可してあげてもいいのではないか、でも感染してから後悔したのでは遅いし…という葛藤が見られました。
娘が習い事のスイミングを続けているが、感染が拡大。子供同士の感染の可能性も否定できないので、行かせてよいものか迷った。(大阪府・45歳・主婦)
お盆後に息子の習い事の合宿があったが、コロナの増加に不安になりキャンセルしてしまった。行かせてもよかったかなと後悔。(神奈川県・34歳・主婦)
子供が部活の先輩、同級生の仲間とショッピングモールに行く約束をしてきた。 8月初めに行く予定と言っていたが、コロナ感染が怖く行かせたくないのが本音。 主人の実家が神奈川県の為、去年今年と一度も帰省できず。 年一回の祖父母に会う楽しみを奪われ、ましてや近場に遊びに行くことすら許してあげれないのは、子供に対して残酷でしかない。 友達の親がOKを出したとしたら、我が家だけダメとも言いづらい。 …と葛藤していたら、結局どの家庭も親が許可を出さず。 『コロナが収束したら遊びに行っておいで』と、 ショッピングモールへ遊びに行く話は流れてほっとした。(静岡県・43歳・飲食店パート)
「新型コロナウイルスを根絶するのは難しく、いかに共存していくかという新しいフェーズに入った」という見解もある中、十分な感染予防措置を行なったうえで、どこまで通常の生活に戻していくか?というところは考えていく必要がありそうです。
※ご意見は一部読みやすいように修正しています。
※記事内の画像はイメージです。
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