【ワクチン体験】モデルナ1回目接種から1週間、突然「骨折したような痛み」に襲われた
OTONA SALONE / 2021年9月4日 11時31分
新型コロナウイルスワクチンの接種は順調に進み、すでに国内人口の47%が必要回数の接種を終了しています。
オトナサローネでは接種前の不安を軽減し、また接種後の対策も立てやすくなるよう、皆様の体験を取材しています。
多くはないものの実例も挙がる月経関連の体験のうち、鴻池ゆりこさん(47歳・京都府在住)のお話をご紹介しましょう。
接種1週間後、急に「骨折したかな」と思うような痛み
ゆりこさんは20年前に卵巣の手術をした経験があるため、婦人科系の病気には注意を払っていたものの、子どもを2人生み育てる過程では特に問題も起きませんでした。
「この生理の変化と関連があるのかわかりませんが、1回目接種から1週間後、骨折したかのような痛みに突如として襲われました。同時にいわゆるモデルナアームにもなり、腕が真っ赤に腫れ上がりました」
1回目接種の7日後、昼過ぎからなんとなく接種部位に違和感を持っていたゆりこさん。何とかやり過ごして仕事を終えて帰宅する途中、その痛みが急に強くなっていったそうです。
「なんかおかしいなと思っていたら、道を歩いている間に痛みがみるみる強くなっていきました。家に着く頃にはもう目がチカチカして、吐き気までして。あれ、私知らない間にどこかにぶつけて骨折したのかな?と思ったくらいでした」
帰宅してすぐ手元にあった市販の解熱鎮痛剤を飲んだところ、就寝時までには寝付ける程度に痛みが治まりました。しかし、翌日の午後まで痛みは残りました。
「ワクチンコールに電話して、鎮痛剤を飲んでいいか、飲んだあとはどうすればいいか、整形外科とかかりつけ医のどちらへ行けばいいかを相談しました。結局鎮痛剤が効いたので行かず、後日かかりつけ医に聞いたのですが、『ストレスも多少かかってるやろうから、まあちょっと身体がびっくりしたってのもあるかもなあ、2回目も同じになったらどうするか相談しようか』と言われ、ここではじめて安心しました」
周囲の「接種を迷っている人たち」は情報を欲しがっている
早めに接種を済ませたゆりこさんは、周囲から「どうだった?」「打ったほうがいいと思う?」と相談を受けることもありました。
「周囲の接種に消極的な人たちも、決してワクチン反対派というわけではありません。自分にとって気になる副反応の具体的な経過が提示されていないため、漠然とした不安が拭えないだけです。私は喘息を持っているので接種は迷いませんでしたが、接種部位の痛みや生理の件を自分で体験してみて、正直娘たちにこのワクチンを打たせていいものかと迷うのも否めません」
厚生労働省によれば、月経周期の変化とワクチンは直接関係ありません(こちらから)。いっぽう、モデルナワクチンの国内調査は被接種者1万3113人のうち女性対象者が4.5%に過ぎず(こちらから、p5)、ファイザーの女性66.2%という資料(こちらから、p4)と比べると不安も感じてしまいます。
「現実に私はこういう体験をしたのですが、この数字に私のような例も入っているの?と。仮に確率が0.01%だとしても、私にとっては出るか出ないかです。この不安はどうしても拭えない。でも、もし公的に私のような体験が詳しく説明され、その上で、『こういうことも起きるがこういう理由なので異常ではない、心配はいらない』、例えば私の場合ならばかかりつけ医が判断してくれた通り『ストレスが原因かもしれない』という説明が書かれていてたなら、自分だけが異常なわけではないと安心できたと思います」
具体的にどういう状態までは我慢していいのか、どうなったらどういう医療機関にかかればいいのかわからない点も不安でした。
「ワクチンコールでは不安に思うなら受診をという案内でしたが、コロナに罹患している方のため医療の手を煩わせたくない思いもあります。例えば38.5℃の熱が48時間続いたらとか、不正出血が14日続いたらとか、具体的なチェック項目が提示されていればもう一段階安心できたろうと思います」
現在は医療も行政も手一杯なので仕方ないだろうけれど、たとえばワクチンコールに寄せられる相談例を公開してくれるだけでも、同じような副反応を自力で見つけて納得できたかもしれないとゆりこさんは考えています。
「普段とは違う生理に直面している最中、じわじわと不安が湧き上がりました。他に同じ人がいるとわかればこれは異常ではないと不安が和らいだと思います。いまためらっている人たちも安心して接種に向かえるのではないかと思います」
*このシリーズでは接種にまつわる「生の声」と「実際にそれぞれの方が行った副反応対策」を可能な限りそのままお伝えするため、個人の感覚や推測等に基づく発言もそのまま掲載しています。十分ご留意の上、お読みください。
≪OTONA SALONE編集部 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「額縁に足の小指ぶつけた」彼女が得た数々の教訓 「大丈夫」と思っていても受診したほうがいい
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 10時0分
-
子宮頸がんで逝去、医師で母の彼女が遺した思い 娘を持つすべての女性に伝えたい「大切なこと」
東洋経済オンライン / 2024年9月13日 10時0分
-
【漫画】ひどい「生理痛」に悩まされてきた女性 婦人科に行くと“ピル”処方され…「参考にします」<作者インタビュー>
オトナンサー / 2024年9月6日 6時10分
-
月経症状を悪化させる「重大な要因」とは?...婦人科医が明かす
ニューズウィーク日本版 / 2024年8月31日 10時0分
-
ロキソニン(R)️×品川女子学院「みんなの生理痛プロジェクト for TEEN」中高生保護者に向けて生理痛に関するセミナー・ワークショップを開催
PR TIMES / 2024年8月30日 16時45分
ランキング
-
1健康診断の数値が改善する7つの習慣とは…いわき市で糖尿病の専門医師が解説・福島県
福島中央テレビニュース / 2024年9月23日 14時31分
-
2広島に瀬戸内の自然×シャトレーゼの魅力感じるリゾートホテル誕生
モデルプレス / 2024年9月24日 7時32分
-
3「高くても低くてもダメ」血糖値の正しい整え方 人格破綻まで招きかねない「低血糖」の恐怖
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 17時0分
-
4「そうだったのか!」料理長が教える玉ねぎの剥き方が参考になる
おたくま経済新聞 / 2024年9月23日 18時0分
-
5どんな時にスマホを買い替える? 3位スペック不足を感じた時、2位故障した時…1位は?
まいどなニュース / 2024年9月23日 16時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください