【シミ隠しの天才】ゴルゴライン?チークが先?化け子の神業コンシーラー講座
OTONA SALONE / 2021年10月1日 19時30分
ベテラン有名女優から愛され、指名が途切れることのない現役バリバリのヘアメイク職人でありながら、人気YouTuber(チャンネル登録者数10万人)としても大活躍の化け子(ばけこ)さんの第一弾企画は読んでいただけましたでしょうか?
「ファンデやめてみ!」
「メイクでシワは隠れません!」
「執着から逃れなさい!」
「可愛いピンクを選びなさい!」
経験に裏打ちされた確かなテクニックと次々と出てくる愛ある名言。そのどれもが、いろいろ気になるお年頃の40代50代の心に突き刺さるものばかり。
開設1年を待たずしてチャンネル登録者数10万人を突破したYouTubeチャンネル『ヘアメイク職人_化け子』にも
「ストレートでわかりやすい」
「説得力しかない」
という声があふれています。
そんな破竹の勢いでフォロワーを増やし続け、40代50代女性のカリスマとなった化け子さんがオトナサローネ再降臨!
第2弾は、メイク迷子の聖地『ヘアメイク職人_化け子』を飛び出して、多数の応募者から選ばれた1名にカウンセリング&メイク。その一部始終をカメラが追いました。驚愕のビフォー→アフターをお楽しみに。
乾燥、シミ、そばかす、目元のたるみに悩む加藤さん
多数の応募者の中から選ばれた加藤和恵さん(56歳)は、化け子さんのレコメンドコスメをすでに多数入手済みのリアルフォロワー。化け子さんの提案で、撮影日の3日前から毎朝晩ローションパックをして撮影に挑んでいただきました。
前回の眉メイク編では、眉が険しくなる40代50代特有のお悩みを見事解決した化け子さん。今回は化け子メイクの真骨頂とも言える「シミ消し」に着手します。
コンシーラーの前にチーク?随分濃いけど…
さあ、いよいよシミ消しですね。加藤さんも一番のお悩みということで、楽しみにしていたのではないでしょうか?
-(加)「はい、ドキドキです。結構大きいシミが頰にあるので…」
-(化)「もったいぶるようでごめんなさい。先にチーク入れますね。この濃いめピンクにします!」
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rms beauty リップチーク イリューシブ
-(加)「濃い…」
-(化)「安心してください。濃いのにはちゃんと理由がありますから。加藤さんのシミは頰にありますよね。この上にコンシーラーが重なるので逆算して濃いめにしてあるのです。重ねるとヨレるので、“薄付きかつ発色濃いめ”が今回のベターチョイスです」
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緊張がほぐれ、化け子さんとの会話を楽しみはじめた加藤さん。
-(加)「それを聞いてホッとしました」
『通称・ゴルゴライン』にかぶせるように
-(化)「ゴルゴラインわかります? 鼻のつけ根から目の下のたるみにそって左右八の字に出る線。この線というか影が濃くなると、げっそり不健康に見えちゃうんですよ。だからね、少しだけゴルゴラインにかぶせるようにチークをのせてください。ほら、ふっくらして見えるでしょう?」
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チークを入れる位置を解説中。
-(加)「本当ですね。ずっと頰骨にそって入れるのが鉄則だと信じていました」
-(化)「眉と一緒で時代が出ますから気をつけてくださいね~。ファッションと一緒で一生モノはないと心得てください。メイクもコスメもアップデートしないと古くなります」
深い! 名言が飛び出したところで、さあコンシーラーの出番です。
ぼんやりシミはブラシでぼかす。大きいシミは欲張らない
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ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー
-(化)「ここの大きいシミはもちろんですが、頰や眉まわりのぼんやりシミも気になりませんか?」
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濃いシミもぼんやりシミも気になる。
-(加)「気になります。そばかすと肝斑が混じったような感じです」
-(化)「そうそう。ぼんやりシミって意外に手強いですよね。1つ1つ消すと厚くなるし、そもそも現実的じゃないので、少量のコンシーラーをブラシでトントントンと細かくたたき込みながらぼかしてしまいましょう」
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ブラシの肌あたりのよさにも感動していた加藤さん。
-(化)「はい、こんな感じ」
-(加)「わー、自然ですね」
化け子さんがスルスルスル~とブラシでたたき込むことものの数十秒。ぼんやりシミが目立ちにくい状態に。完全に消えるよりむしろ自然でいい感じです!
続いて大きいシミへ着手です。
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目立つシミほど、頑張らないが化け子的シミ隠しルール。
-(化)「こってり塗って隠したくなる気持ちはわかるのだけど、“目立つシミほど、欲張らない”これが鉄則。何度もいいますが重ねるほどヨレるし、くずれやすくなるし、結果として悪目立ちするので、シミは輪郭だけきちんと消して全部は消さなくていいの」
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隠したいのはシミのアウトラインだけ。
-(加)「???」
-(化)「シミのアウトラインさえなくなれば、中心は完全に隠さずにぼかす感じでOK。肌とのコントラストが強いから気になるのであって、シミの濃さ自体はさほど問題じゃない。完全につぶすとメイクは厚くなって、デメリットの方が大きくなります。フォーカスしすぎない方が、全体のバランスとして自然ということ。欲張らないことが成功の秘訣です」
![](https://otonasalone.jp/wp-content/uploads/2021/09/210831_0429-2-scaled.jpg)
パーツによっても消し方は変わるそう。
-(化)「逆にね、このあたり(眉弓)はシワがないでしょ。ということは、ヨレたり、シワにコンシーラーが入り込んで悪目立ちすることもないということ。だから、しっかり隠してしまって大丈夫。ぼんやりシミが消えたら眉と目まわりのアウトラインがクリアになりますよ」
クマ消しにはオレンジ系が鉄則
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下まぶたのクマ、くすみが特に気になるそう。
-(化)「普段、コンシーラーは何を使ってますか」
-(加)「化け子さんを動画を見て、THREEを買いました」
-(化)「(YouTubeを)よく見てくださってる! 保湿系なので加藤さんの肌に合っていていいと思いますよ。色だけで判断するとこっちのセザンヌの方がフィットするんですけど、乾燥しますからね。あっそうそう、最近使いはじめたオススメがもう一つあるんです。それ(&be)が加藤さんにぴったりかもしれない」
![](https://otonasalone.jp/wp-content/uploads/2021/09/210831_0630-2-scaled.jpg)
〈左下〉THREE アドバンスド スムージング コンシーラー OR、〈右下〉セザンヌ ストレッチコンシーラー 30、〈上〉&be ファンシーラー ベージュ&オレンジ
-(化)「うんうん、いいかも。伸びがよくて、わざとらしく消しすぎないから。このくらいの透け感の方が自然でしょ。濃く目立つ境界線の部分だけピンポイントで隠すといいですよ。全体を消さなくてもいいの。厚ぼったくすべてを隠したときよりも、ここのトーンが上がる方が、トータル的な満足感高いはずですよ」
-(加)「確かに。説得力ありますね」
ハイライトは“ハリ感を足す”役割で
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ビオモイスチュアスティックAC&UV SPF20 PA++ 02
-(化)「最後に少ーしだけハイライトを足しますね。ここでのポイントはコンシーラーを使った部分に重ねないこと。影になってしぼんで見える部分にツヤをちょっと足すとふっくらして見えてお得なんですよ。目の下のたるみ対策にも若干なりますしね。でもね、シワもそうだけど、たるみもメイクで消せないの。他を素敵にすることに目を向けて、たるみには目をつむりましょう。フォーカスしないこと。さあ、リップを可愛くしますよ!」
モーヴ系のツヤレッドをセレクト
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オペラ シアーリップカラー RN 09 モーヴレッド
-(加)「普段はオレンジ系です。肌色に浮かない方がいいかなと」
-(化)「オレンジ系も似合うけど、加藤さんにはちょっと青みのある可愛い赤にぜひトライしてほしい! 表情が断然華やかになりますよ。赤を使うことにためらいがある人はこういうツヤのあるタイプを使うといいですよ。抜けが出る分、自然にこなせるし、時間が立つとツヤがなじんでニコッと笑ったときの品格がアップしますから」
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モーヴレッドの唇がお似合いな加藤さん。自然と笑みがこぼれます。
-(化)「そうそう、最後にもうひとつ試してみましょうか」
化け子さんがおもむろに取り出した謎のテープの正体は?!
photo/Kiyoe Suzuki
special thanks/Mai Yurimoto,Maino Obikane
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