彼は8歳年下「本気になっちゃダメ」心にブレーキをかけ、プラトニックを貫いた【オトナ婚/第9話(ノゾミ編)】
OTONA SALONE / 2021年10月9日 22時0分
40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第9回目は、44歳で結婚したノゾミさんです。
どこで彼と出会ったの?
彼はどんな人?
どうしたら結婚できたの?
などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。
4話配信の3話目です。
合コンクイーンだった30代、乗り気ではないお見合いで浴びせられた屈辱的な言葉。結婚には縁遠いと感じていたノゾミさん。大切な人との別れをきっかけに家族や血縁を意識するようになり…。
年齢制限オーバー。潜り込んだ婚活パーティでの出会い
そんな心境で訪れた婚活パーティで、現在の旦那様と出会うんですよね。
「そうなんです。まず前提として、そのお見合いパーティは女性の参加条件が『40歳以下』だったんです。その時点で私は41歳。条件から外れているわけですが、電話で問い合わせたところ、特別に許可してもらうことができました」
40歳過ぎると婚活パーティに参加することも難しくなるんですね。でも、ノゾミさんはそこで潜り込めたからこそ、旦那様と出会えたわけで。早速運命感じちゃいました!
ちなみに、婚活パーティで会った時、旦那様の第一印象はどうだったんですか?
「覚えていませんね…(笑)。男性25人対女性25人ぐらいの規模で、男女が席を一人ずつずれていって、全員とお話をするという形式だったので」
では、そこからどうやって二人は接近したんですか?
「これまでの私は、婚活パーティで男性と連絡先を交換しても、その後のやり取りはしないタイプだったんです。電話が来ても基本は無視。めんどくさかったんですよね(笑)。
それが父の死をきっかけに、なぜか『これからは連絡をくれた男性と全員に会ってみよう』と思うようになったんです。それで、今の夫から連絡が来たときに会い、何度かデートを重ねて交際が始まりました」
タイミングですね。こうして二人が付き合うようになった時点で、ノゾミさんは41歳、旦那様は33歳でした。歳の差を気にしていたノゾミさんは、旦那様と交際していることを誰にも話していなかったそうです。
彼は8歳年下。本気にならないと心に決めていた
交際当時、ノゾミさんは41歳ですが、旦那様はなんと33歳! 私がノゾミさんだったら、かなり歳の差を意識しちゃいそう。
「もちろん意識しましたよ。お付き合いは始めたけども、結婚するなんてまったく思っていませんでしたね。それどころか『どうせ半年ぐらいでお別れするんだろうな』ぐらいに思っていました」
それは、ノゾミさんが自分の気持ちにブレーキをかけちゃってた感じですか?
「そうです。意識して彼のことを好きになりすぎないようにしていましたね。彼は自分のことを好きだと言ってくれるけど、鵜呑みにして自分も好きになっちゃうと、別れた時立ち直れないと思っていたので。なので、彼氏ができたことを家族にも誰にも言わず、こっそりと付き合っていました」
自分を制御して傷つかないようにしていたんですね。
旦那様はどんな感じだったんですか? ちなみにノゾミさんの条件とする「イケメン」ですか?(笑)
「特別イケメンじゃないです(笑)。あんなに高い理想を持っていたのに、結局人を好きになるのは条件じゃないですね。
彼は、とにかく優しくておっとりとしている人です。年下ですけど、大らかで頼りがいもあります。
そして、彼も私と同じで、交際当時は結婚願望は特になかったと思います。後々聞くと、『ノゾミが結婚に興味がなさそうだったから、自分もそこまで意識していなかった』ということでしたが」
プラトニックな関係を半年続けた…セフレのいた私が
「ちなみに私は彼と付き合って半年間、手をつなぐ以上の関係にならなかったんです。付き合って1週間目にホテルに誘われたんですが、なんかそんな気になれなくて『もうちょっと待って欲しい』と伝えたんですね。
それから、半年間は完全プラトニック。私の一人暮らしのマンションに入れることもしませんでした」
なるほど。
「後日談になるのですが、彼いわく、『最初にホテルに誘った時、もしノゾミがすぐに乗ってきていたら、結婚することはなかったと思う。断られたことで、大切な人だと感じることができた』と」
ほぉ。駆け引きじゃないですけど、やはりそうやってきちんと向き合うことって大切ですよね。
そんな二人が結婚に至った最後の一押しは、まさかのトラブルに巻き込まれたことにあったそうです。
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