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「おうちゃく」ではありません。「逢着」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2021年10月19日 11時30分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「逢着」です。

「逢着」の読み方は?

「逢」を含む言葉に「逢う(あう)」「逢瀬(おうせ)」などがあります。これらの印象から「逢着」を「あうちゃく」「おうちゃく」と読みたくなるところですが、残念ながらこれは不正解。それに「おうちゃく」は「横着」と表されてしまうと、“しなければならないことをせずに、なまけて楽をしていること。(引用元:オウチャク|言葉|漢字ペディア)”を意味し、「逢着」とは全く異なる意味を表すことになるので要注意です。

ちなみに「逢着」は

出あうこと。出くわすこと。行きあたること。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。

まずは正解を見てみましょう。

 

正解は……

「ほうちゃく」です。

「逢」の読みは

  • 音読み ホウ
  • 訓読み あ(う)・むか(える)・おお(きい)

です。

先で「逢瀬(おうせ)」を紹介しましたが、「逢」には本来「おう」という読みはありません。「逢着」と「逢瀬」の読みは、言葉を丸ごと覚えてしまうことをおすすめします。

なお「逢着」は「逢著」とも書きます。

「著」といえば、「著者(ちょしゃ)」や「著作(ちょさく)」「著しい(いちじるしい)」などの読みが馴染み深いと思いますが、「著」の読みは

  • 音読み チョ(常用漢字表外)チャク・ジャク
  • 訓読み あらわ(す)・いちじる(しい)(常用漢字表外)き(る)・つ(く)

で、「チャク」の読みもあります。

「逢着」が「逢著」と表せることを知るまで知らなかったのですが、「着」は「著」を省略した形の俗字※なのだとか。のちに「著」と区別されるようになり、「着」が表す意味でお馴染みの「きる」や「つく」の意味で用いられるようになりました。

漢字の歴史を遡っていくことで、思いがけない共通点を見つけることができました。

※正字ではないが世間一般に使われている漢字(出典元:小学館 デジタル大辞泉)

 

 

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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