ライスはフォークの背?お育ちバレするNG食事マナー4選【今さら聞けないテーブルマナー】
OTONA SALONE / 2021年11月15日 7時30分
外食をしたとき、食べづらそうなものが目の前にあると困ってしまいます。今回は、「食べにくいお料理」について、スマートな食べ方のポイントを(一社)日本プロトコール&マナーズ協会主任講師の松田玲子先生にお聞きしました。
【連載/気品を身につけるシンプルな教え#21/食事マナー編】
まずは召し上がる以前に大切なこと
忘れてはならないのは、お料理を作っていただいた方に感謝し、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちにいただくことです。そして、同席している方々に対しても敬いの心を持ち、不快に思わせることのないようにすることはマナーの基本です。
食事の間に姿勢がくずれないように、テーブルと体の間は、にぎりこぶし1個半くらい開けて背筋を伸ばして座ります。肘をついたり、足を組むなどはもってのほか。レディとして気を付けねばならないことです。
箸を持たない手の位置は?
お箸を持たない手を下に置きっぱなしにして食事をする姿はお下品
お箸を持たない手を下に置いたまま食事をする姿を時々見かけますが、大人の女性でしたらその姿はエレガントさに欠け残念なことです。お箸を持たない手は、器に軽く添えるようにします。こうすることで、お食事をいただくときの所作も見目麗しくなります。
ライスの食べ方で迷わない
ライスはフォークの背と腹とどちらに乗せていただいたら良い?
テーブルマナーのレッスンの際、生徒さんから「ライスはフォークの背と腹とどちらに乗せていただいたらよいのでしょうか」という質問が多いものです。答えは、どちらでいただいても結構。
理由は、一流レストランやホテルのメインダイニングのフランス料理では「ライス」単独のメニューはないからです。サラダやお料理の付け合わせでライスが出ることがあっても、お皿にライスが盛られて出るのは日本独自のスタイルとなるのです。
なので、フォークの背側でも腹側でいただいてもどちらでも良いということです。ただし、ライスが盛り付けられているお皿を、持ち上げるのはタブー。お皿は置いたままでいただきます。
メニュー選びの配慮できるかどうか
お相手がいる食事でメニューを選ぶときは、あえて食べやすいものを
お相手がいる食事では、コミュニケーションも大事です。食べにくい料理を出すお店は、会話の妨げになるので避けた方がいいかもしれません。意識がすべて料理に向いてしまうと、下向き加減で肘が上がりやすくなり美しくありません。顔を上げ、一緒にいる人やまわりを見ながら食事をすれば、おのずと肘は下がるでしょう。
場の空気を読み選べるかどうか
ランチミーティングでも会議に集中できる食べやすいものを
キャリアを積んだ女性にとって人付き合いも大切な仕事です。特に、ランチミーティングのときには、会議に集中できるようにいただきやすいメニューを選ぶという方法があります。
例えば、パンであれば固いパンよりも柔らかいパンを選択するとよいでしょう。なぜなら、固いパンは手で割りにくいなど、会議に集中できなくなる原因にもなるからです。
料理の盛り付けにはシェフの心が表れています。シェフが心を込めて作られているので、それらを尊重し、バランスよく食べ進めたいですね。
器の中にも気品が現れる
食べる姿が美しかったら、お皿も美しくあるべき
食事をいただいている姿はもちろん、食べている料理そのものも同席者からすれば景色の一部です。美しくいただいていたら、同席者もきっと喜ばれます。
食事をいただく姿だけでなく、器の中までも美しく一つひとつ実践していけば優雅な所作が身につくことでしょう。
そして、同席している方々に対して、不快に思わせることのないようにスマートにいただくことも大切です。同席の方とのお食事と会話も楽しみながら素敵な時間を過ごしてくださいね。今回は、コツを押えるだけでグッと優雅に見えるポイントをお伝えしました。ぜひ、ご参考になさってください。
≪エディター・ライター/(一社)日本プロトコール&マナーズ協会理事 高谷治美さんの他の記事をチェック!≫
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