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子どもに向き合うべきときに仕事をしていていいのか迷います【薄井シンシア#6】

OTONA SALONE / 2022年1月19日 11時0分

自分のキャリア、そして人生を徹底的にデザインし、望む道へと自分を引き寄せていった薄井シンシアさん。「食堂のおばちゃんから10年で社長」のサクセスで知られる薄井さんに、読者より寄せられた6つの相談へのアドバイスをもらいます。

 

相談6・育児は私にしかできないのに。仕事をしていていいのか…

子どもをママとして育てられるのは私だけなのに、向かい合わず、仕事をしていていいのだろうか、と悩みます。経済的に問題がなければ育児をしたいのですが、試算すると夫の収入だけでは子ども2人を大学に進学させられなさそう(40歳・福島県)

 

【シンシア’s Answer】

私の夫は公務員でしたから、我が家は本当にお金がなくて、お恥ずかしいのですが何年も口紅すら買えなかった時期があります。なので、ここでおっしゃる「経済的余裕がない」というのがどのレベルなのかの判断が難しいのですが……。少なくとも経済的な不安があるならすぐにFPのところへ相談に行き、自分と家族に今後かかるお金を洗い出して、どういう風に貯金するか、どこを切り詰めるかプランニングするべきだと思います。

 

それ以前に、お子さんたちは大学に行きたくないと思うかもしれないですよね。その場合、親としては他の幸福な生き方を提示してあげる必要があると思います。たとえば今はパソコンのプログラミングをしているだけでもじゅうぶんに食べて行けます。先日私は自宅のリフォームをしましたが、作業に来てくださる職人の皆さんはこの先どんな時代になってもきっと仕事にあぶれることはないなと思いました。そういう生き方を折に触れて相談していってください。

 

大学も、国立なら行けるのか、下宿が無理なら自宅から通える近場の大学はどうなのか。また、返済のいらない貸与の奨学金にはどのようなものがあるのか、その奨学金を得るために必要なことは何なのか、それを達成するため今すべきことは何なのかと、今から現実的にできる行動を考えてあげられますよね。このように、親子で人生の優先順位を考える必要があるんです。

 

時間やお金の使い方は漠然とした根性論ではなく具体的な行動ですから、できることがたくさんあります。すぐに手を付けて改善を始めたほうがいいです。私は常にお金の使い方を把握して定期的に見直しをしていますが、細かいところを追求していかないとどうしても漠然としちゃうんですよね。たとえば私はいま月に15万円以内で生活するという目標を立てていて、今月はちょっと余裕があるから外食をしようという具合に自分の生活を予算額から組み立てています。

 

数値で管理している内容は数値が答えを出してくれるので、あれこれ悩まずそれに任せればいいこと。思い悩む前に徹底的に数値を把握してみると道が開けると思います。

 

 

撮影・佐山裕子(主婦の友社写真室)

 

≪OTONA SALONE編集部 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

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