交際が長く続く人、短く終わる人の違いって?【40代編集部長の婚活記#286】
OTONA SALONE / 2022年1月26日 17時0分
40代の婚活は「事実を顧みる」ことが大事かもしれない。婚活歴5年を超えたOTONA SALONE編集部長・アサミ(49歳)。これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。
ジェントルさんと二度目の別れが訪れ、また振り出しに戻った40代独女。新たな恋愛はできるのか? 久しぶりに学生時代からの親友Y(女性)と会い「本当の好みのタイプ」を探っていくことに……。この話は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。
【40代編集部長の婚活記#286】
趣味の「美容」が一致!
ジェントルさんはアラフィフながら美容男子だった。デートではコスメカウンターやフレグランスコーナー巡りが定番のひとつで、香りをテイスティングしながら「これいい香り」「これはちょっと苦手」と盛り上がっていた。
彼の家ではコスメをシェアしていて「この洗顔料、乾燥しなくていい!」とか「このシャンプーすごくいい香り」なんて話を彼からもよくしてくれた。
ある時は、私の顔をじっくり見ながら「もう少しまつ毛を強調してもいいかも。マスカラで長くするとか、まつ毛パーマかけるとか」といったメイクアドバイスもしてくれた。これはアーティスト的な造形バランスの視点もあるのだろうけれど。
美容談義が始まると話が尽きなくて、こんな風にキャッキャと盛り上がれるのはとても楽しかった。
親友Y「ある意味、美容っていう趣味が一致したんだ」
私の恋愛で重要なポイント?
アサミ「そうなの。だから女性と一緒にいる感覚に近かったのよね」
親友Y「あ、それも重要なポイントじゃない?」
ひらめいたと言わんばかりの表情をした彼女。
アサミ「どういうこと?」
親友Y「まさに自分で言ったことよ」
アサミ「私が言ったこと? え、どの部分?」
美容男子がポイントってこと? コスメカウンター巡りができる人ってこと? 我ながら、自分で話した何がポイントなのかよくわからずにいた。
パートナーという視点なら
親友Y「女性と一緒にいる感覚ってところよ」
アサミ「恋人を女性にしたほうがいいってこと?」
女友達と話しているのは確かに楽しい。恋人っていうか、パートナーっていう視点で考えたらそれも一つの選択だ。
親友Y「そういう考えもアリだけど」
なるほど。女性の恋人ができたことはないけど……。
アサミ「女友達なら濃い付き合いの親友がいるからね、あなたも含めて」
親友Y「いちおう男性を恋人にする場合の話よ。女性的な感性を持っている男性のほうが相性いいんじゃないかな」
あぁ、そうか。それは一理ある気がした。
「女性的な感性」の男性
親友Y「趣味が完全に一致する相手なんていないけど、パートナーとは何かしら一緒に楽しめる趣味があるといいと思うのよ」
アサミ「確かに」
親友Y「ウチは音楽の好みが一致してるから。あなた、あんまり男性的な趣味や好きなことってないじゃない」
彼女の夫婦はお互いにクラシック好き。確か初デートはオーケストラだったはず。そういうのもステキよね。
アサミ「私の趣味って、美容もだけどアート、猫、ジャニーズ、甘いもの、美味しいもの、旅行……。どっちかといったら女性的なものが多いかもね」
女性でも格闘技やサッカー、ラグビーなどのスポーツ、登山や釣り、キャンプなどのアウトドアなどが好きな人もいる。また男女問わず最近はゲーム、アニメなどが趣味という人も少なくない。
ただ私はこのあたりにはほとんど興味がない。フィジカル的にぶつかるスポーツはちょっとこわい。アウトドアは流行っているけど、暑いとか寒いのが苦手だし、虫もできれば避けたい。正直、インドアなのだ。
インドアだけれど、ゲームは中学生の頃からどれだけ身近な友達がやっていても、どうにも興味が持てなかった。
男性人口が多い趣味もあるけど…
親友Y「ゴルフだけじゃない? 男性人口が多い趣味って」
アサミ「まぁ、ゴルフはやりたくて始めたわけじゃないからね。仕事上だもん。だから全然成長してない(苦笑)」
いまはあまりゴルフが楽しめていないのは事実。やめちゃおうかなとも思ったり。
親友Y「アートや甘いもの、旅行とかが趣味の男性は意外といるんじゃない?」
アサミ「猫もね!」
親友Y「まとめると、ザ・男みたいな感覚の男性より、中性的な感覚の男性のほうが合うのではないかと思うのよ」
アサミ「なんかわかる気がする。オジサンっぽいオジサンより、オバサンっぽいオジサンのほうが話が合う気がする」
親友Y「それだ!」
相性がいいのはオジサン・オバサン!?
アサミ「え、オバサン・オジサン!?」
親友Y「相性いいの、オバサン感覚やマインドのあるオジサンだわ。学生のときに仲良かった男子もどっちかといえばオバサン・オジサン系じゃない?」
アサミ「確かに。喫茶店でパフェ食べながらずーっとおしゃべりしてたもんね」
親友Y「本厚木のシャノアールとかで」
アサミ「懐かしい!」
当時、私の通っていた大学は1~2年生だけ本厚木にキャンパスがあった。帰りに駅の近くでよくお茶していた。
親友Y「とりとめのない女子トークに混ざれる人よ」
アサミ「Yの旦那もどっちかといえばオバサン・オジサンじゃない?」
親友Y「そうね」
「女系家族」で育った
親友Y「そういえば、あなた女系家族で育ったじゃない」
アサミ「そうね。両親、姉、祖父母の6人家族だわ」
親友Y「女系家族だから培われた価値観とか常識ってあると思うのよね。」
アサミ「そうかも」
親友Y「うちも女系家族だし」
アサミ「あ、トイレとかの常識って違うよね」
親友Y「トイレ? たとえば?」
たとえばトイレの使い方
アサミ「学生のときの彼は弟がいる男系家族だったのね。実家に遊びに行ったときトイレの便座が上がってて、お母様がお掃除中なのかと思ったんだよね」
親友Y「え?」
アサミ「うちの実家では便座が上がっているのを見たことなかったの。お掃除中以外」
親友Y「だから彼の家のトイレが掃除中だと思ったんだ」
アサミ「そう。でも聞いたら『違うよ』って」
親友Y「便座が上がってるのがデフォルトの家庭ってことね」
アサミ「そう。男性が便座を上げて使おうが、下げて使おうがどっちでもいいんだけど、水を流すときは蓋を閉めるっていうのが我が家の常識だったのね。だからビックリしちゃって」
あるある!?トイレの便座問題
親友Y「わかるー! それ、一緒に住むと結構ストレスになるところ! 新婚時代、何度もケンカしたよ(笑)」
アサミ「そうなんだ」
親友Y「うちの旦那は男系家族だから便座上がってるのがフツーだったみたい」
アサミ「いまは下げてくれるようになったの?」
親友Y「もちろん。徹底的に言い続けて矯正しましたよ。子供も娘だし」
アサミ「さすがだわ。矯正するの大変そうだから、最初からトイレの蓋を閉めてくれる人のほうがいいかしら(笑)」
やっと「女性」を受け容れられるように
親友Y「ジェントルさんはどうだったの?」
アサミ「便座は上がってなかった。蓋も閉まってたね」
親友Y「そっか。だからそのストレスはなかったんだ」
アサミ「でも彼は女系じゃなく、お兄さんがいる男系家族だったけどね」
親友Y「元奥さんが矯正したのかな?」
アサミ「あなたみたいにね(笑)」
彼女と話せば話すほど、私はどちらかというと女性的な趣味・感覚・価値観・常識で生きてきたことを実感した。スカートめくりをされた子供の頃からずっと心の奥底で思っていた「女性らしくなりたくない」気持ちと相反して。
でもいまは「女性らしい」という言葉がイヤじゃない。40数年生きてきて、やっと自分がいろんな意味で「女性」であることを受け容れられるようになったんだな。
オジサン・オジサンとの関係は
親友Y「そういえば、過去に付き合った男性ってオジサン・オジサンが多くない?」
アサミ「どうだろう…?」
親友Y「オバサン・オジサンいた? ジェントルさん以外で」
アサミ「30代前半で付き合ってたモトカレくんはそうかな。あとはオジサン・オジサンかも」
親友Y「比較的長く続いたのがモトカレくんとジェントルさんでしょ? どっちもオバサン・オジサン系」
アサミ「確かに」
親友Y「オジサン・オジサンとのお付き合いは短期で終わるってことだ」
アサミ「全員、1年未満だね」
交際が「上手くいかない」相手って
親友Y「この流れで、どういう相手とは上手くいかないかを顧みてみようよ」
アサミ「うん」
親友Y「相性は良かったと思われるジェントルさんも含めてね」
アサミ「了解」
親友Y「まずは、ザ・男なオジサン・オジサンとは続かないところから紐解いてみようか」
学生のとき、20代、30代後半で付き合った彼はオジサン・オジサンだった。どうして彼らとは長く続かなかったんだろう? 振られた理由はわからないけど、本気で向き合ってみたらわかることがあるかもしれない。
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