会えない男が送ってきたのは…まさかの「恥ずかしい」要求【不倫の精算#35前】
OTONA SALONE / 2022年1月28日 22時0分
後ろ指をさされる関係とわかっていても、やめられない不毛なつながり。
不倫を選ぶ女性たちの背景には何があるのか、またこれからどうするのか、垣間見えた胸の内をご紹介します。
【不倫の精算#35】前編
独身なのにその女性はなぜ「あえて既婚者と付き合う」のか
35歳のRさんはバツイチの独身で、子どもがいなかったせいもあり離婚は大きく揉めることなく終わった話は聞いていた。
出会ったとき、Rさんには「新しい彼氏」がいて、それが不倫であると知ったのは仲良くなってからだったが、打ち明けられたときは正直に言って
「どうしてわざわざ既婚者と付き合うのか」
が疑問だった。
独身になり自由に恋愛が楽しめる立場になったのに、あえてリスクの高い関係に手を伸ばすのは、どう考えても自身のためにならない。
それを尋ねると、Rさんは
「うーん、もちろん不倫はダメってわかっているけど。
あの人、別居しているのよ。奥さんのモラハラに耐えられなくなったとかで。
だったらもう夫婦じゃないでしょ」
と、自分も離婚前に家を出たことを話し、
「既婚者って言っても、一つ屋根の下で暮らす夫婦ではないから。
仲がいいのをこっちから裂いたつもりもないし」
肩をすくめてそう言う様子から、罪悪感のなさが伝わった。
お互いにひとり暮らしでも「自粛」は避けられなかった
本当に夫婦が破たんしていると判断できるのかどうか、法の解釈は横に置くとして、Rさんと彼の交際は順調だったらしい。
ふたりともひとり暮らしをしているので好きなときに会う時間を作れて、お互いの家に泊まるのも当たり前、たまに聞く彼の様子はまさに「独身のサラリーマン」で、奔放さが気になるときもあったがそれは口にしなかった。
そんなふたりでも避けられなかったのが新型コロナによる外出規制で、会社から複数人での飲み会などを禁止された彼のほうから「しばらく会うのは控えよう」と言われたそうだ。
Rさんの仕事は接客業で出社は続いており、マスクをしていても他人と毎日接触するため、「たぶん私のほうが感染する可能性が高いから、気をつけたのでしょうね」とRさんは話していた。
寂しいが今のご時世なら仕方ない、とRさんは素直に受け入れたそうで、自身も対策に気をつけてうがいや手洗いを徹底しながら体調管理に気を配った。
そんな話をLINEでしながら、彼女が
「こんなときに浮気なんて向こうも考えないでしょ」
と書いていたのを覚えている。
妻とはまだ離婚しておらず別居中で、独身の彼女がいてもまだ別の女性と関係を持ちたがるのか、と思ったが、Rさんの心配は彼の「性欲の強さ」にあった。
性欲の強いカレが浮気するんじゃないかって心配で
Rさん自身は「するのは構わないけど、そこまで好きではない」のが本音らしく、外出規制で会わなくなる前は求められても断る場面があったそうだ。
それで怒ることはないが、落胆する彼を見ても別の方法で解消してあげるような考えはRさんにはなく、「お互いに仕事をしていれば仕方ないでしょ」で済ませていた。
既婚の彼と会えなくなり、そんな自分を思い出せば浮気の心配をするのは当たり前で、最初は「自分に隠れてマッチングアプリとかするのかも」と日に何度もLINEでメッセージを送っては返信のスピードにやきもきしていたそうだ。
だが、彼のほうは普段と変わらない感じですぐに既読がつき返事も早く、Rさんが不審に思うような間の空き方はなかった。
それを見て、彼に対する浮気の心配は消えたが、次に襲ったのは「持て余す欲の解消」のために自分に向けられた“要求“への衝撃だった。
「欲を持て余す男性」が求めてきた信じられないもの
「あのね、ちょっと聞きたいのだけど」
その日は別の用事があってRさんに電話していたが、一段落ついたときに切り出された言葉からは、動揺の気配が伝わった。
「うん。どうしたの?」
イヤホンを差し直しながら答えると、しばらく言い淀むような沈黙があり、次に返ってきた言葉には嫌悪感が混じっていた。
「彼がね、変な写真とか動画を送ってと言ってくるの。
すごく嫌なのだけど、どう思う?」
「変な写真? どんな?」
「だからさ、ほら、エッチな」
「ああ……」
欲を何とかするために既婚の彼が求めたのは、「独身の彼女にみだらな姿をさせる」ことだった。
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