「ようせい」ではありません。「養生」の読み方、知っていますか?
OTONA SALONE / 2022年3月23日 11時30分
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「養生」です。
「養生」の読み方は?
「生」といえば「野生(やせい)」や「厚生(こうせい)」、「生命(せいめい)」など「せい」の読みが思い浮かびますが、タイトルにもあるように「養生」を「ようせい」と読んでしまうのは間違いです。
「養生」の「生」は確かに音読みですが、「生」の音読みには「セイ」の他にもう一つあります。「一生」「往生」「出生」などの言葉に用いられている「生」は何と読むでしょうか。
正解は……
「ようじょう」です。
「養生」とは
1 生活に留意して健康の増進を図ること。摂生。
2 病気の回復につとめること。保養。
3 打ち込んだコンクリートやモルタルが十分に硬化するように、低温・乾燥・衝撃などから保護する作業。
4 家具の運搬や塗装作業などの際に、運搬物や周囲の汚損を防ぐために布や板などで保護すること。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「生」の読み方にご用心……
「養生」は「ようじょう」と読みますが、「養生」の意味の1に書かれている「摂生」の読みは「せっしょう」ではなく「せっせい」なのでご注意を。
また先で紹介した「出生」も読み間違えやすい言葉の一つ。本来の読みは「しゅっしょう」です。ですが近年では「しゅっせい」も幅広く用いられるようになりました。「しゅっしょう」も「しゅっせい」も意味は同じで
1 うまれでること。人がうまれること。しゅっせい。
2 ある土地・境遇・家柄の生まれであること。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
そんな「出生」ですが「すいさん」という読みもあります。「出生(すいさん)」は仏教用語で“食事のとき、鬼神や餓鬼などに施すため、飯を少量取り分けて屋根などに置くこと。また、その飯。(出典元:スイサン|言葉|漢字ペディア)”を意味します。
「出生」にはさまざまな読みがあり、元々は誤読の「しゅっせい」も慣用読みとして普及していますが、「養生」そして「摂生」の誤読はまだ慣用読みとして広まっていないようなので、「ようじょう」「せっせい」と本来の読みを覚えておきましょう。
参考文献:誤読が認められるようになった漢字|暮らし|日常に“学び”をプラス 漢字カフェ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「過不足」は「かぶそく」ではない!ありがちな誤読5つ(後編)
OTONA SALONE / 2024年6月8日 8時1分
-
「過不足」は「かぶそく」ではない!ありがちな誤読5つ(前編)
OTONA SALONE / 2024年6月8日 8時0分
-
「うらめん」と読んでいませんか?「裏面」本来の読み方とは?!
OTONA SALONE / 2024年6月6日 8時0分
-
もちろん「じょに」ではありません。「序に」の読み方、知っていますか?
OTONA SALONE / 2024年6月5日 8時0分
-
「拘る」の読み方、知っていますか?「拘る」で2つの読み方ができます!
OTONA SALONE / 2024年6月4日 8時0分
ランキング
-
1Q. 納豆をより健康的に食べるには、どのような食べ合わせがおすすめですか? 【管理栄養士が解説】
オールアバウト / 2024年7月2日 20時45分
-
2藤井聡太“八冠再独占”への道 最大の難関は伊藤匠・新叡王への挑戦権獲得、トーナメントでの4連勝が必須
NEWSポストセブン / 2024年7月3日 7時15分
-
3"ホワイト化"する企業で急増中…産業医が聞いた過剰なストレスを抱えてメンタル不調に陥る中間管理職の悲鳴
プレジデントオンライン / 2024年7月3日 9時15分
-
418÷0=?物議を醸した小3の宿題に東大生が反応。「教員の力不足」「思考力を磨く良問」などの声
日刊SPA! / 2024年6月30日 15時52分
-
5洗濯用洗剤、計量せず詰め替えパウチから注ぐ人がいるって本当!? メーカー「目分量はNG、原液こぼすと洗濯機が傷むことも」
まいどなニュース / 2024年7月1日 11時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)