これも更年期?「ひどい肌荒れ」で娘から外出禁止令…50歳が美肌を取り戻す方法は…?
OTONA SALONE / 2022年3月24日 15時0分
40〜50代になり、「最近、肌荒れがひどい」「急に肌が敏感になった」などの悩みがありませんか?
日本の女性は、平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。
この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いです。
更年期女性のお悩みのひとつに「肌荒れ」があります。
今回は、更年期の肌荒れを改善する方法について「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。
ガサガサ・ブツブツの肌でメイクができない!?
愛子さん(50歳)は、春先になると顔の肌荒れがひどくなると悩んでいました。
「もともとは普通肌なんですが、2月下旬くらいになると目のまわりからかゆくなって……。そのうち、顔の皮膚はガサガサ、一面に小さなブツブツまでできてしまいます」
粉ふき肌のせいかメイクのノリも悪く、ブツブツを隠そうとすると厚化粧になってしまうという愛子さん。
「お母さん、最近の顔なんか気持ち悪い」
中学生の娘さんに指摘されて、愛子さんはすっかり落ち込んでしまいました。
皮膚科医からのメイク禁止令
ひどい乾燥と湿疹が続くことから、スキンケアの見直しを考えた愛子さん。
「このままではダメだと思って、保湿力の高いハイブランドの基礎化粧品を買って試してみたんですが……。やっぱり肌は潤わないし、かゆみやブツブツも治まりません」
セルフケアでは限界だと思い近所の皮膚科を受診したところ、保湿剤とステロイド軟膏が処方されたそうです。
「医師には『当分メイクはしないでね』といわれましたが、そんなの無理です! 仕事は接客業だし、来月には娘の高校の入学式だってあるんです。メイクしないわけにはいきません」
「いったいどうしたらいいんだろう」と愛子さんは途方に暮れてしまいました。
例年にないひどい肌荒れの原因は、更年期
藁にもすがる思いで、スマホで肌荒れ改善の情報収集をはじめた愛子さん。
「肌荒れを根本から改善し、メイクができるようになるいい方法はないか? と探したところ、『季節の変わり目のひどい肌荒れが漢方で改善した』という同年代の女性が書いたブログ記事を見つけたんです」
自分では漢方薬の選び方がわからなかった愛子さんは、漢方薬局を探して相談することにしました。
「春は冬の乾燥ダメージによる影響が出やすいうえに、更年期は花粉症やアレルギー症状が強く出ることがよくあるんです」
漢方専門の薬剤師に肌荒れの原因を説明されて、漢方薬が処方されました。
処方された漢方薬は温清飲(うんせいいん)。
温清飲は、からだの内側を温めつつ外の過剰な熱を冷やし、湿疹や皮膚炎の改善が期待できる漢方薬です。
「漢方薬をのみ始めて、だんだんと肌のかさつきが改善してきました。そのうち、ステロイド軟膏を塗らなくても肌荒れが悪化しなくなり、メイクも普通通りにできるようになりました」
無事に娘さんの入学式にも出席できて大喜びの愛子さんでした。
「根本的に肌荒れを改善したい」人には漢方がおすすめ
「肌トラブルを根本から解消したい」
「シミや吹き出物ができない体質になりたい」
そんな方にはかゆみや湿疹、ニキビなどの肌トラブルに対して皮膚科でも使われている、漢方薬がおすすめです。
女性ホルモンには、肌のハリや潤いを保つ役割があります。そのため、女性ホルモンが減少する更年期は、皮膚が乾燥しやすくなり、かゆみや湿疹などの肌トラブルが起きやすくなるのです。
漢方医学では「皮膚は内臓の鏡」とされています。ホルモンバランスやからだの状態の乱れ、ストレスなどが原因となって肌荒れが生じ、血液の巡りが悪いと、肌に栄養が行き渡らないと考えられています。
漢方薬はこうした心とからだ全体のバランスの乱れを回復させ、肌荒れだけでなく、イライラや落ち込み、冷えや太りやすくなったなどの更年期のさまざまな不調も改善してくれるのです。
不調の改善だけでなく、根本的な体質改善を目的としている漢方薬は、自然由来の成分がからだにやさしく働くため、毎日のむだけで症状の解決を目指すことができます。
<更年期の肌荒れにおすすめの漢方薬>
- 温経湯(うんけいとう):月経不順や手足のほてりが気になる方に。
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう):のぼせや動悸、イライラが気になる方に。
- 桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん):ニキビやシミが気になる方に。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家に力を借りるのがおすすめです。
漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
相談もスマホで完結するので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できます。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
更年期の肌荒れの悩みから抜け出そう!
あなたを悩ます肌荒れの原因は更年期かもしれません。
ひとりで我慢せずに専門家に相談してみませんか?
漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師 JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/
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