「腎臓か肝臓をやられたのかな…」ワクチン3回目副反応「ここまで悪化した」47歳の苦悶

OTONA SALONE / 2022年3月24日 19時1分

兵庫県在住、主婦のヒロミさん（47歳）は、息子さん（18歳）と2人暮らし。ご主人（57歳）は単身赴任中です。「とにかく大変だった」という体験を聞きました。

＊このシリーズでは接種にまつわる「生の声」と「実際にそれぞれの方が行った副反応対策」を可能な限りそのままお伝えするため、個人の感覚や推測等に基づく発言もそのまま掲載しています。十分ご留意の上、お読みください。

コロナ経験者でさえ「だいじょうぶ？」と心配する強烈な症状

うとうとしながら夜を過ごし、翌朝を迎えましたが、接種翌日の月曜、翌々日火曜の丸2日はトイレに起き上がることすら人生の限界という状態が続きました。

「熱は38℃から39℃をいったりきたり。最高39.4℃でした。日曜の帰路で感じた首の痛みは、月曜には頭痛に変わりました。頭の付け根が痛くて、そこから脳天側も、頭割れたんかなというくらいの痛み。火曜には強い倦怠感も加わってきて、頭の芯が痛い、頭動かすたびにどこかが痛いという状態に陥りました」

コロナに感染した経験のある友人からも、私はそんなに症状も熱も出なかったよ、大丈夫？と心配されてしまったそうです。

「実は私は気管支喘息と過敏性大腸症候群を持っています。とくに後者では薬が腸内環境に影響を与えて強い症状を引き起こすこともあるため、普段から解熱鎮痛剤の投与はかなり慎重です。2回目接種でカロナールが効かなかったため、今回は薬そのものを飲みませんでした。お腹が荒れて身体の状況がもっと悪くなるリスクがあって、怖くて」

副反応なの…？血尿が出てしまった。ワクチンコールは「副反応ではない」と

月曜の夜にはさらに驚く症状に見舞われます。

「トイレに行って流そうと思ったら、なんだこの色は？　おしっこがウーロン茶を薄めたような色なんです。一瞬何だかわからず、これ熱のせい？私どうしちゃったの？と混乱しました。水分は普段より多めにとっていたので脱水はあり得ません。でも、頻繁にトイレに行っているのに、またかといううくらい尿意が襲うんです。これ、もしかして腎臓やられたか？と思うくらいでした」

さらに、お風呂の鏡に映った自分の顔が普段より黄色くなっていることに気づいたヒロミさん。ただごとではないと感じ、自治体のワクチンコールセンターに電話をかけ、症状を相談しました。

ですが、「血尿や黄疸の事例は副反応にはないですね。接種前にご多忙でお疲れだったのでは？」で片づけられてしまいました。

「夜でもやっている病院をご紹介するか、厚労省のワクチンセンターを案内するかと言われました。それはそれでありがたいですし、実際厚労省には電話をしましたが、どちらからも副反応の例の中にないので違いますと、対処は教えてもらえませんでした。私のように基礎疾患があって副反応が出やすそうな人は、事前に診断のできる主治医に副反応の相談をしておくべきだったんだな、って思いました」

これだけひどかった症状が急激に収まっていった不思議

ですが、これらの症状は意外な展開で収まります。

「前述の通り、私は過敏性大腸症候群を持っています。丸4日寝込んだあと、5日目にどうしても外出しないとならない用事があり、這いずるようにして外に出たんです。案の定、外でお腹を壊したのですが、不思議なことにトイレに行ったらそのままアラすっきり……？と驚くくらいに症状が引いていって。何だったんでしょう、私にもよくわかりませんが、そこから熱も身体の痛みも引いていきました」

インフルエンザなんて目じゃないくらいにきついワクチン副反応だったと振り返るヒロミさん。翌日どころか、２、３日は倒れる覚悟があったほうがといいます。

「2回目に副反応が出た人はたぶん出ますし、今回こそ副反応が出そうだなと予感する人もきっと出ると思います。基礎疾患のある人は事前に医師に相談して、効きそうな解熱鎮痛剤を処方してもらい、対処法も教わっておいたほうがいいと思います。また、発熱してしまうとお腹はすいても食べる気力は絶対にないので、インゼリーのようなものを用意しておくといいと思います。でも、これだけ辛い思いをしても、私はやっぱり4回目の接種も受けます」

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