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驚愕!「痛みの少ないワイヤー矯正」なのに、最大の弱点をいきなり踏み抜いた…?【50代矯正日記】

OTONA SALONE / 2022年4月21日 21時0分

こんにちは、オトナサローネ編集部井一です。51歳の春に突如として歯列矯正を始めました。

私が始めたのは「フルパッシブ矯正」という、弱い力で歯を動かすため痛みの少ないワイヤー矯正です。非抜歯、予定治療期間2年、追加費用の発生しないオールインクルーシブシステムで約100万円。

その過程をお話していきます。ところが、スタート5日目でいきなりびっくりの事件が!

【連載・50代からの歯列矯正日記・毎週木曜更新】

 

やっぱり、普通の矯正ならばもっと歯がギリギリと痛いみたい

矯正始めたよ!とツイッター(鍵)に書いたら、何人かの友人が反応してくれました。

 

いちばん最近体験していたのは、コロナ禍以降始めたという40代男子。外から見えない位置に矯正装置を設置する「舌側(裏側)矯正」で、約1年半で終了。約140万だったそうです。

 

「いちばん最初の設置から2、3週間は激痛で地獄のようだったけど、人体は不思議と慣れる。月に1回ワイヤーを交換するごとにまた激痛が1週間続くけど、これも半年くらい繰り返すと慣れました」

とのこと。

 

矯正は同じ個人が違う術式で2回行うことはレアなため体感を比較しにくいのですが、やっぱり私が選んだ「フルパッシブ矯正」は痛みという点では「ないに等しい」のだと思います。

 

始めてみてわかった「意外なこと」とは……?

 

矯正は歯に接着したブラケットをワイヤーで動かしていく

設置されてはじめてどういう仕組みで歯が動くのか理解できましたが、ワイヤー矯正は「ブラケット」と「ワイヤー」のコンビネーションでできています。

 

歯にくっつける金属のブラケットは、一度設置すると終了まで貼り付けっぱなし。そして、このブラケットに通すワイヤーを月に1回太くて力の強いものに交換していくことで、少しずつ歯を移動させます。

 

ブラケットは最後に仕上がった時点できれいな線に並ぶように、歯の移動を想定しながら歯の1点を見極めて接着します。なので、接着時は「なんでこんなヘンにバラバラとしたとこに……?」というような位置についているのですが、半年もすればこれが見た目でもわかるくらいに揃ってくるそう。

 

「矯正の痛み」には2つの原因が考えられます。1つは、ブラケットやワイヤーが唇の内側や舌に当たり続ける痛さ。実際、口内炎ができやすくなるため、私はサプリメントの併用をアドバイスされています。裏側矯正の場合は直接舌にブラケットが当たるので、慣れるまでは舌が切れて血まみれになるとも表現されます。

 

もう一つが、ワイヤーで歯に常にかかる力の鈍痛。前述の友人の激痛はこちらのことで、一般に装置を付けていること自体が相当に痛いため、おせんべいなど硬いものは食べられないし、痛みのあまり食欲が減退して痩せてしまう人も結構いるとのこと。

 

一方、私が受けているフルパッシブ矯正は、当初3日ほどは硬めのものを咀嚼しようとして痛みが走り、噛む位置を変えて飲み込んだりしていたものの、3日もすれば慣れ、普通におせんべいも食べてます。(フルパッシブ矯正はローフォース・ローフリクションという術式の1種類なので、「痛みの少ない矯正」をご希望のかたはそのキーワードでお近くの矯正歯科を検索してください。デーモン、クリアスナップと近縁の方式です)

 

そして、この痛みのなさが裏目に出て、驚愕のトラブルが起きるのでした。

トラブルとはいったい!!!!

驚愕!ブラケットが取れた!!! 先生いわく「慣れますよ」

土曜日、友人らと新宿御苑にお花見に行きました。ソメイヨシノは終わっていますが、八重桜のカンザンやイチヨウなどがきれい。「花は何であれ美しい」勢には混雑が回避できてよいのです。

 

ここに手土産で持って行ったコストコのシイタケクリスプが悪夢の元凶だった。

シイタケをまるごと揚げてカチカチさくさくにしたお菓子ですが、おせんべいほどではないけれどかりんとう程度には硬い。これをぽりぽり食べているうちに、口の中にぱりっという違和感が走り、何だろうと思ったら下の歯の右端、いちばん奥のワイヤーがプラプラしている……?

 

お見苦しくてごめんなさい、〇で囲んだのがいちばん奥のブラケット。本来銀歯にぴったりと接着されて5ミリほど上にあるのですが、歯ぐきのところまで落ちてるのがわかると思います。シイタケのせいで!取れちゃった。うそでしょ。

 

というのもブラケット接着時、歯科衛生士さんに「このブラケットって結構取れるんですか?」と聞いたら、「毎日再接着の患者さんがくる矯正歯科もあるとは聞きますが、私たちのところはそう滅多にないですよ。多くて月に1人程度でしょうか」と言われたんです。

 

矯正歯科は土曜は開いているため、半泣きになって「取れちゃいました……」とお電話したところ、「大丈夫ですよ、夕方いらしてくださいね」と優しいお言葉。お邪魔してみると先生から「そうなんですよねー、これが痛みのない矯正の最大のデメリットなんですよ」とのコメント。

 

「どういう意味でしょうか?」

「普通の矯正ならば痛くて食べ物を噛めないから、硬いものなんてそもそも口に入れないんです。でも、この矯正は痛みがなくて嚙めちゃうから、結果的に矯正装置に無理な力がかかってこうして取れちゃうことがあるんです」

「すいません……どうすればいいんでしょう?」

「慣れるから大丈夫ですよ」

「えっ?」

「人間は学習しますから、みなさんご自分に起きたトラブルに合わせて、これは食べるのをやめようって自制していきます。なので、気にしなくて大丈夫です。いまブラケットが1つ取れていますが、1か月程度ならば特に影響はない位置なので、来月再接着します。ワイヤーだけ切りそろえておきますね」

 

というわけで、そんなに慌てるようなことではなかったみたいでした。

幸いにして心配していた口内炎もできず、約1週間で口の中に矯正器具がついていること自体にはほぼ慣れました。来月のワイヤー交換時に先生にまたいろいろ質問してきます!

 

 

≪OTONA SALONE編集部 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

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