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気になる「閉経」の平均年齢は? 生理はいつまであるの?40代が知っておきたい更年期

OTONA SALONE / 2022年5月14日 11時10分

来るはずの生理が急に飛んだり、自分だけ急に暑いと感じたり。20代のころは「たまたまでしょ」で片づけていた体調の変化も年齢を重ねるにつれ「いよいよ更年期!?」と不安になることが……。

大人の女性なら知っておきたい、更年期の基礎知識をお届けします。

 

日本人女性の平均閉経年齢は約50歳

 

卵巣にも寿命があるって、ご存知ですか? 卵巣の寿命は約50年。50歳前後になると卵巣ホルモンが減少し、月経がストップします。月経が1年間来なければ「閉経」と診断。

 

更年期とは閉経の前後の約5年ずつ、計約10年間のことを指します。つまり、閉経を迎える前から、更年期は始まっているんですね。50歳で閉経した場合なら、45歳から55歳が更年期にあたるわけ。

 

気になる閉経のしかたですが、人それぞれ。いきなり月経がストップする人もいれば、だんだん間隔があいてなくなる人も。もっとも多いのが、閉経が近づくにつれて出血量が少なくなり、月経と月経の間隔は長くなるケース。でも、誰もがこのパターンをたどるわけではなく、ホルモンバランスによっては出血量が多くなることもあります。

 

「50歳になった月に月経が来ず、そこからピタリとストップしました。あっけないというか、潔いというか…(53歳・教師)」

「49歳の時点で、月経が1カ月継続。不安になって婦人科を受診したところ、女性ホルモンのバランスが乱れていると診断。もうすぐ閉経なのかなあ(51歳・営業)」

「現在53歳ですが、まだ月経はあります。母も50代半ばまで月経があったそうなので、私も体質が似ているのかも(53歳・専業主婦)」

 

今自分がどのような状態であるかを知りたい時は、産婦人科で女性ホルモンの検査を行いましょう。また、閉経が近づくと基礎体温の低温期が続くようになります。基礎体温を測っていると、ある程度は自分でも判断することが可能です。

 

これまで規則的に分泌されてきた女性ホルモンが減少することで、更年期を迎えると心身に不調を覚える人も。更年期を迎えた女性のうち、およそ9割が何らかの症状を感じると言われています。

 

代表的な更年期の症状

・ホットフラッシュ(急に暑くなって汗をかく)

・イライラ・ゆううつな気分になる

・肩こりや腰痛、手足の節々が痛む

・眠りが浅くなる

・性交痛を感じる

 

「真冬でも、したたるほどに汗をかくことが。美容研究家の佐伯チズさんが行っていたという対策法を真似て、いつでも凍らせた保冷材を持ち歩いています」(49歳・販売)

「だるくて、だるくて全くやる気が出ません。その上、気持がふさいで、わけもなく涙が出てくる始末。私どうしちゃったのかな」(55歳・専業主婦)

「おっとりしていて、人と言い争うことなんて全くなかった私。なのに、気がついたら一日中部下を怒鳴り散らすようになってしまいました。頭ではいけないとわかっているのに、カーッとなると自分でもコントロールできなくて」(56歳・マスコミ)

 

また、更年期を迎える=それなりのお年頃。加齢による体調に変化が出る人や、介護や子供の受験、職場での重圧などが心身の症状になって表われる人もいます。この時期の不調がすべて更年期だけが理由ではないということも頭に入れておくと、対策が取りやすくなるかもしれません。

 

更年期=更年期障害?

 

更年期障害で苦しんだ人の話を聞いたりすると「私もある日、汗を急にドッとかいたり、イライラしてキーキーしちゃうの?」と、今から心配になる人もいるかもしれません。

 

でも、実は更年期だからといって、誰もが更年期障害を経験するわけではないのです。更年期障害とは「その症状が生活に支障をきたすほどつらく、治療の必要がある」状態をさします。更年期の症状を感じている女性のうち、「更年期障害」と診断されるのは2~3割程度。

 

症状を感じてはいるけれど、つらいとは思わず過ごしている人もたくさんいるので、今からとり越し苦労をしなくても大丈夫。またつらい症状が出た場合も、様々な治療法や対処法がありますので、安心してください。

 

まだ30代なのに、もしやプレ更年期?

 

 

最近よく耳にする「プレ更年期」。実は正式な医学用語ではありません。いわゆる更年期世代と言えば45~55歳をさしますが、最近、それよりも下の世代で「まるで更年期みたい」と思えるような症状に悩まされる人が増えてきました。

 

プレ更年期の症状

・生理不順になる

・疲れが取れない

・ちょっとしたことで落ち込んでしまう

・やけにイラッとする

 

プレ更年期を引きおこす原因のひとつとして、卵巣機能の低下があげられます。卵巣機能が低下すると、女性ホルモンのバランスが乱れて体調にも変化をきたすのです。女性ホルモンの中でも体調に大きく関与するのが、エストロゲン。エストロゲンは、20~30代前半がピークで、30代後半からゆるやかに減り始めます。このことが、更年期に似た「なんとなく調子が悪い」という症状につながるわけ。

 

更年期世代の女性も、それよりも若い世代の女性も、心配な症状がある場合は、まずは産婦人科を受診。内診が嫌だと思う人もいるかもしれませんが、初診から必ずするというものではありません。症状や状態に応じて必要であれば、行います。

 

今のうちから信頼のおける産婦人科医と良い関係を築いておくと、生涯に渡って安心です。また心身の不調は、ライフスタイルや食生活を見直す良いチャンス。よりヘルシーに、イキイキと生活を楽しめるよう自分ケアをしてみませんか。

 

 

≪OTONA SALONE編集部 鵜沢みな子さんの他の記事をチェック!≫

 

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