「押印」おういん?簡単なのに読み間違える漢字10選(前編)
OTONA SALONE / 2022年5月20日 8時0分
この原稿を書いている日は五月ですが、空は快晴です。とても気持ちの良い晴天です。しかしここで「五月晴れ」と書いてはいけません。この「五月晴れ」を「ごがつばれ」なんて読んではいけないし、しかもこの言葉は「梅雨の晴れ間」にしか使えません。日本語って難しいですね。今日も簡単なのに読み間違いをしやすい言葉を集めました。さっとチェックしてみましょう。
1・欠伸
読み間違いの例
けっしん
正しい読み
あくび・けんしん
意味
眠いとき、退屈な時、疲労した時などに不随意的に起こる呼吸運動。あくびのこと。
例
会議が退屈だったので、思わず欠伸(あくび)をしてしまった。
説明
「けんしん」とは読みます。あくびと背伸びのことを「けんしん」というのです。いわゆる「あくび」は「欠伸」と書きますが、読めない人も多いので「あくび」とひらがなで表記することも多いようですね。
2・完遂
読み間違いの例
かんつい
正しい読み
かんすい
意味
完全に遂行すること。やりとげること。
例
任務を完遂(かんすい)する。
説明
「遂」は音読みでは「すい」としか読みませんので、「かんすい」に決定なのですが、訓読みだと「遂に」と書いて「ついに」と読みます。このあたりを混同している人が多いと推察します。
3・荒らげる
読み間違いの例
あらげる
正しい読み
あららげる
意味
荒くする。
例
声を荒らげ(あららげ)ないでください。
説明
「あららげ」なんて「ら」が多すぎない?と思う人もいるようです。しかし、もともと、荒々しいことを「荒らか(あららか)」というので、このような変化となるわけです。
4・首を巡らす
読み間違いの例
くびをめぐらす
正しい読み
こうべをめぐらす
意味
後を振り向く。昔の事を思い出す。
例
首(こうべ)を巡らすと、そこには懐かしい風景が広がっていた。
説明
「首」は「くび」と読みますので、間違いではないのですが、この場合は「こうべ」と読むのが正解です。
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