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50歳「わがままな婚活」始めてみた! 心機一転、出会った男性は?【40代からの婚活記#304】

OTONA SALONE / 2022年6月1日 17時0分

40代の婚活は、豊かな人生経験の宝庫。44歳の夏から婚活を始めたOTONA SALONE編集部長・アサミ、婚活歴5年8カ月。これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。ひとつ年を重ねて50歳になったので、微妙にタイトルを【40代からの婚活記】とアップデート。

年齢のせいなのか、それとも環境のせいなのか。婚活に疲れた気持ちがありながら、それ以上にいまは「さみしい」と感じている自分に気がついて……。この話は50代独身女性が「実名+顔出し」で書いている、婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。

【「婚活記」の過去記事一覧はコチラ

 

【40代からの婚活記#304】

一人の男性からメッセージが届く

お互いに「いいね!」をし合うとマッチングとなり、メッセージが送信できるようになる。

けれど、マッチングしたもののメッセージが来なかったり、こちらがメッセージを送っても返信なかったりする。なんで「いいね!」送ってきたのかしらと疑問に思うこともある(間違っていいね!しちゃったのかな?)

 

数十分経った頃、ある一人の男性からメッセージが届いていた。この人とはA嬢からアドバイスされたように、無理せず、頑張らず、気を遣いすぎないメッセージでやってみよう。

新たなスタンスの婚活、いや、パートナー探しの「パー活」への第一歩が始まりそうな気がした。

 

最初のメッセージは…

彼からの最初のメッセージにはこう書いてあった。

 

男性「マッチングありがとうございます。まずはこちらでいろいろお話できればと思っています。よろしくお願いいたします。お仕事はどんなことをされているのですか? 僕は金融業界に勤めています」

 

マッチングしてすぐに「LINE交換しませんか?」とくる人もいるなか、“こちらでいろいろお話できれば”という点が好印象だわ。しかも自分の職業をきちんと伝えてから質問してくるというのも誠実な感じ。

金融業界の男性か……。いままでの婚活では縁がなかったタイプだわ。そういえば、どんな人だったかしら? マッチングしておきながら、ちょっと記憶があいまい。

プロフィールを再度チェックしてみる

男性のプロフィール画面を改めてチェックしてみた。

やさしそうに微笑んだ顔の写真が3枚、海外のビーチと思わせる写真が1枚、緑があふれる風景写真が1枚。顔写真からは、清潔感と誠実そうな印象を受けた。

金融業界勤務、51歳。離婚歴あり、別居中の子供あり。

自己申告での性格は、真面目・照れ屋・優しい・穏やか・落ち着いている・合理的・冷静沈着・マイペースなどとある。

タバコは吸わない、お酒も飲まない。

最近ちょっと感じている。お酒を飲まない男性っていいな、と。私がお酒が弱いのもあるけれど(飲めないわけではないが)、父がまったくお酒を飲めないという家庭に育ち、家庭でお酒を飲む習慣がなかったせいだろうか。

 

好みや価値観が近いかも

好きなこともわりと近い気がした。「家が好き」「のんびりが好き」「美術館や博物館が好き」「自然のあるところが好き」といったもの。

価値観も共通点があった。「無理しない関係がいい」「理想は気を遣わずにいられる関係」「価値観や考えが違うときは話し合って解決したい」。

気を遣ってしまったり、違いがあっても話し合えずに自分がちょっとガマンすればいいやと思って今までの恋愛がうまくいかなかった私。だからこそ、こうした価値観を重視している男性なら、なんだか自分を出していけそうな気がした。

誠実そうな印象があって、自己申告の性格でも真面目と書いていて、金融機関勤務……彼の名前を「マジメさん」としよう。マジメさんになら、もっと自分の本音を出せるかもしれない。

 

真面目とあるから「マジメさん」

さっそく、マジメさんからのメッセージに返信してみる。

アサミ「こちらこそ、マッチングありがとうございます。よろしくお願いします。私は出版社でWEBサイトの企画運営をしています。金融業界にお勤めなのですね。私は数字が苦手なので、素直にすごいなぁと尊敬します!」

数字のこと、お金のことは本当に本当に不得意なので、率直に“尊敬する”と伝えてみた。

マジメ「返信ありがとうございます。僕も文系だったので数字というか数学はあまり得意じゃなかったです。微分や統計などの知識が必要なところもあるのですが、そのあたりは騙し騙しやっていますね」

なんだか謙虚なかた。自慢する感じがない感じがする。

マジメ「いまの会社では結構面白い仕事を任せてもらえているので、責任はありますけれどなかなか楽しいです。仕事は待遇も大事かもしれませんが、楽しくできるかどうかが一番大事だと思っています」

 

仕事は「楽しくできる」が大事

楽しくできるが大事! マジメさんの言葉に激しく共感する。

アサミ「仕事が楽しくできるかどうかって、本当に大事だと私も思います。大学時代に3年半続けられたアルバイトがあるのですが、時給680円からスタートでしたけど、一緒に働くメンバーも楽しかったから続けられました。そのときから待遇よりも楽しさが大事だと感じました」

30年くらい前の時給の話ですが(苦笑)。3年半も続けていたから、最終的には900円くらいになった記憶。日給3万円のようなアルバイトもしたことあるけれど、楽しいわけではなかったので続かなかった。

マジメ「アサミさんはWEBサイトの企画運営ということですが、具体的にはどんなことをされているのですか? 僕は金融業界のことしか知らないので、簡単に教えてもらえたらうれしいです」

アサミ「WEBサイトの企画を立てたり、記事を作成したり、そこに関連するSNSなどを運営したりしています。ちゃんと説明できていますでしょうか?」

マッチングしてこんなに仕事のことを聞かれたのって初めてかも。趣味や食の話から始まることのほうが多かった気がする。どんなふうに仕事に取り組んでいるのかを重視する人なのかしら? そんなところも真面目そう。

 

最初の会話が「仕事」ってレアかも?

マジメ「お仕事のこと、ありがとうございます。なんとなくわかってきたような感じがします。週末はお休みですか? 土日関係なく忙しそうなイメージの業界ですが」

アサミ「会社は基本的に土日が休みです。でも、正直にいうと家で仕事してるんですよね。仕事が終わらなくて。私の処理能力が遅いからだと思いますけれど(苦笑)」

マジメ「土日もお仕事されるんですね。お疲れ様です。金融は情報管理がうるさいので土日に働こうとおもったらオフィスに行かないとなので在宅勤務はあまりできません。楽しいのでしたらいいのですが、ちゃんと休暇を取ってくださいね。お体が心配です」

やさしい……! ただマッチングしただけの会ったこともない人間にこんな言葉をかけてくださるなんて。マジメさん、いい人かも。彼との最初のメッセージ交換は、こんなやりとりから始まった。

 

翌日に届いたメッセージ

次にメッセージが届いたのは、その翌日の夜、21時ごろだった。

マジメ「こんばんは。今日もお仕事お疲れ様でした。金融業界も昔は残業が当たり前の時代があり、僕も20代で営業担当をしていたときは、毎日朝8時から夜中の2~3時まで働き、土日もパソコンを持ち帰って仕事をするような生活でした。でも今は、そういうのはなくなりましたね。時代もあると思いますが」

マジメ「朝から深夜まで働いていて、心身をこわした同僚も見ているのでアサミさんもどうかお体をお大事にお仕事してください」

なんて気遣いくださる人なの。でも、本当にマジメさんの言う通りなのかもしれない。私も20代、30代……なんなら40代もガムシャラに仕事をしてきた。深夜も休日もなく働いていたり。それは仕事が楽しかったのもあるし、一緒に働いていたメンバーとの楽しさもあったかもしれない。

だけどいまは……。ここ数年、ちょっと違う局面を迎えていた。

大切にするものが似ている?

健康を第一に考えるところも、いまの私と一致する気がした。40代前半まではなんとなく健康が当たり前で、基本的に無理しても意外と健康だった。それが変化してきたのが50歳前後なわけで。

アサミ「ありがとうございます。おっしゃる通り、心身の健康が大切ですね。最近、そのことで考えさせられることもあって、これから先の人生をどう過ごすか見直すタイミングがきたと思いました」

マジメ「ぜひ健康を大切にしてください。ところでアサミさんの趣味を拝見すると、猫やアイドル、ゴルフ、仏像がお好きなんですね」

アサミ「プロフィールご覧くださったのですね。ありがとうございます。正直、このプロフィールを書いた当初はゴルフやってたんですけど、最近はお休み中で、全然やっていません。そろそろ消しておかないといけませんね」

マジメ「そうなんですね。よかった。僕も昔は仕事のつきあいでゴルフをやっていたんですけど、まったくハマれなくて。僕は御朱印集めが趣味なので、寺社仏閣巡りは好きです。もし仲良くなれたら一緒に神社やお寺巡りしましょう」

 

「もし仲良くなれたら」

急に誘ってくるのではなく、もし仲良くなれたらというお誘いのしかた。個人的には好印象。まだマッチングしたばかり。グイグイくるのがちょっと苦手なほうなので。

アサミ「ありがとうございます。仏像は大学生のころから好きで、京都や奈良、鎌倉とかで仏像巡りしてました。最近は遠出ができないので、仲良くなれたら都内でぜひ行きましょう。マジメさんはほかにどんな趣味をお持ちですか?」

マジメ「ちょっとオタクっぽくて恥ずかしいのですが、プラモデル作りが趣味です。休日は音楽やラジオを聴きながらずっとやっていたりします。あとは休日にはジム通いしてます。運動不足の解消に、軽く走ったり筋トレしたりする程度ですけれど。アサミさんはどんな風に休日過ごすことが多いのですか?」

アサミ「プラモデル作り、ガンダムとかですか? 世代的に小学生の頃にガンダムが流行ってましたよね。オタク的な要素があるのは熱があることなのでいいと思います。私も猫オタク、アイドルオタクですから(苦笑)。休日には猫やアイドルの動画を観ていることが多いです。ゴルフもしなくなって、完全にインドアライフです。不健康ですよね」

 

オタク要素があるのはむしろ歓迎

マジメ「プラモデルはまさにガンダムです。最近のプラモデルは昔、流行ったのとは全然クオリティが違って、簡単に精巧なものができるんです。集中できるのであっという間に時間が過ぎています。猫やアイドルの動画、いまたくさんありますよね。お仕事でお疲れの心を癒やすのにはいいかもしれませんね。アイドルはどんな系統ですか? ジャニーズとかK-pop とかですか?」

アサミ「まさにジャニーズです! 毎日いろんな動画がアップされるので、週末の動画チェック時間がどんどん増えて……。この生活習慣のままじゃいけないかしらと思ってはいるんですけど。もう少し外に出る趣味を持たないとですね」

マジメ「仏像巡りお好きだったら、御朱印巡りもハマれるかもしれませんね。達筆の御朱印をいただくと特にうれしいです。たまに判子のところもありますが。日付も入れていただけるので、記録や記念にもなって楽しいですよ」

 

押し付けない、否定もしない彼

ご自身の趣味を押し付けるでもなく、私の趣味を否定するでもない。お互いを尊重してくれるマジメさん。

その中で、共通点になりそうな趣味……彼の御朱印巡り、私の仏像好きを兼ねた寺社仏閣巡りを提案してくるあたりも「お互い」が歩み寄るような感じでいい。どちらかに合わせるのではなく。

しかも、すぐに「一緒に行きましょう」と誘うのではなく「仲良くなれたら」というのも、やや人間不信になって、より慎重になっているいまの私には心地いい。

マジメさんのこと、もうちょっと知ってみたい━━。久しぶりに、そんな気持ちになれる相手に出会えた気がした。

 

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≪OTONA SALONE編集部長 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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