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エシカル起業したら肌でわかった「1秒後にできるSDGs行動」が持つものすごい威力

OTONA SALONE / 2022年6月21日 20時30分

コロナ禍での生活変容も後押しし、一気に生活に浸透したSDGs。とはいえ、どこか「意識の高い誰かがやればいいこと」で、毎日バタバタと過ごすのが精いっぱいの私の暮らしとは関係ないな……という感覚も残っているのではと思います。

でも、わかってるんです、本当はそんな毎日の暮らしの中での心がけこそが未来を作っていくということは。

そんな私たちに、エシカル企業を立ち上げた先駆者から「できることからやる」最初の1ミリのことを教えてもらいました。

 

SDGsは単に「なんかエコっぽいこと」ではない。多岐・長期に渡ります

こんにちは。エシカルアクセサリーメーカー・スプリング代表の立花佳代です。

 

私たちは、2008年、インドの小さな村でのオリジナルアクセサリー開発に着手し、約5年の苦労の末、2013年「MAYGLOBE by Tribaluxe」(メイグローブバイトライバラクス)を立ち上げました。それまで産業のなかった村に産業を根付かせ、女性たちの自立をうながすことにつながったことに貢献していたことに気づき、今は、アクセサリーを中心に、エシカルな商品、SDGsの考えに根差した商品づくりに力を入れるようになりました。

 

さて、最近、SDGsという言葉を、メディアで聞いたり街中で見かけたりする機会も増えてきたのではないでしょうか。私どもの商品に隠されたストーリーやSDGsへの考えを語ると、「いまブームですよね」などと返されることも増えてきました。

 

盛り上がりを感じるのはうれしいのですが、ブームが終わったあとにちゃんと文化として残すことが大切です。なぜなら、SDGsがそもそもすべての人が、平和で豊かな生活を継続的に送り続けられる社会を、2030年までに達成するために掲げた長期的な目標であり、継続的な取り組みが必要だからです。

 

そのため、国や自治体、そして企業が継続的にSDGsに取り組んでいくことももちろん大切です。ただもっと大切なのは、1人ひとりがSDGsを身近に感じ、少しでも目標にたどりつくような行動を、習慣化することではないでしょうか。国や企業がいくら取り組んでいても誰も何も変わらなければ、何も起きません。

 

1人ひとりの習慣になることではじめて、継続的な行動になるのではないかと思うのです。

 

例えば「生鮮食品を手前から買ってみる」、こんな「小さい習慣」ほど重要

では、どのようなことを習慣化すればいいのでしょう。難しく考えなくてもいいのではないでしょうか。

 

例えば、買い物のときに、商品がどういう形で、どのような過程を経て作られているものか調べてみるとか、フェアトレードのマークがついたものを買うようにするというのは立派なSDGsへの取り組みです。

 

また、生鮮食品を買うときに、棚の奥に隠れている賞味期限が長い方から選んでいたのを、手前の商品からとる。これだって、食品ロスを少なくすることは、カーボンゼロの取り組みです。つまり、SDGsのNo.13の目標である「気候変動に具体的な対策を」につながります。

 

買い物以外でいえば、仕事中、何かをプリントアウトするときに、本当にプリントアウトする必要があるのか、データで残しておいたり、確認したりすることはできないのかを考えることも、先ほどと同じようにカーボンゼロの取り組みであり、SDGsにつながっていきます。

 

ぜひ、皆さんも自分の周りに自分ができそうなSDGsにつながる行動を習慣化してみてください。何もしないと何も変わりません。小さな一歩の積み重ねがきっと大きな目標の達成へとつながっていくはずです。

 

 

(文/立花佳代)

 

≪OTONA SALONE編集部 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

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