お育ちのいい女性は知っている!職場で誰からも好かれる人の「話し方」 マスト7
OTONA SALONE / 2022年6月20日 12時54分
人に好かれる話し方をする人は、まわりに良い印象を与える人です。話していると楽しいですし、その人といると落ち着きます。職場の同僚とのコミュニケーションも、話し方に気をつけるだけでスムーズに仕事がはかどるかもしれません。そのポイントを(一社)日本プロトコールアンドマナーズ協会松田先生にお聞きしました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#46 好かれる話し方編 】
マスト1・声の大きさは思ったよりも重要です
■自分の声はBGMと心得て話す
声の大きい人は威圧感があり、反対に、声の小さい人は話している内容が聞こえづらく相手はストレスを感じてしまいます。
会話をしている声はその場の空間を作ります。つまり、自分の声も相手の声もその場の空間を作るBGMとも言えますね。レストランにいるときにBGMがかかっていると思いますが、話す時の声の大きさは適度なボリュームで心地よいくらいが目安です。
■声のトーンを少し上げてみる
同じ会話の内容でも、明るいトーンで話しているときと暗いトーンで話しているときでは、印象は変わります。心地の良い話し方をする人は、声のトーンが明るいのです。声のトーンが明るいと優しそうな雰囲気がでるため相手も会話がしやすくなります。
頭では分かっていても、いざその場になると上手くいかないこともあります。人の前で話す機会がある場合は一度ボイスレコーダーなどに自分の声や話し方を録音して聴いてみてはいかがでしょう。
マスト2・早口はNG。ゆったり、滑舌よく、わかりやすく
■「はっきり」そして「ゆったり」話す。「ゆっくり」ではない
会話をしていてもモゴモゴと話していたり、早口だったりしては、言葉が不明瞭で聞き取りにくく、何度も聞き返されてしまうということは失礼なことです。内容について誤解を生んでしまうこともあります。ですから、滑舌を良くし通る声で「はっきり」と話します。
「ゆったり」とは、ゆったりとした会話のテンポを心がけることです。そうすることで、話す本人の心もゆったりと落ち着き、相手の方に考える時間や心の余裕をもっていただけます。どんなときでも、話をはじめるときには、一呼吸置いて、心の中で「ゆったりと」とつぶやいてからはじめてみてください。ビジネスの場ですので、あくまでも「ゆっくり」ではなく「ゆったり」です。
マスト3・言葉は丁寧に選んでください
■わかりやすい言葉で結論を早めに話す
自分の発言に責任を持っていますか? 一度口から出た言葉は取り消すことができませんし、また、聞く人によって受け取り方は様々です。だからこそ、あらゆることに気を配りながら言葉を丁寧に選んで発言することが重要なのです。
たまに、専門用語を多く使ったり、フワフワとした抽象的な話しをする方もいますが、それでは内容が耳に入ってきません。前置きが長くて結論が何なのかわからない会話も、楽しいと感じません。好かれる話し方をする人は、相手が理解できる分かりやすい言葉で、結論を早い段階で丁寧に伝えます。
マスト4・聞き上手に徹すること
■聞き上手で否定はしない、悪口や噂話もしない
好かれる話し方をする人は、聞き上手でもあります。話している相手の話を最後まで聞き、聞くときは「はい」、「それからどうされました?」などと相槌を交えて、「あなたの話をきちんと聞いていますよ」という意思表示をします。
また、人は否定されると、いい気はしません。ですから、「でも」という言葉をよく使う方は、要注意です。相手と意見が違うときや理解できない内容であっても、「そうなのですね」と一旦は受け止めましょう。それから自分の考えや思っていることを話すことです。噂話や悪口は人として下品な行為であるため、加担することもしません。
マスト5・褒める技術は「事実にフォーカス」
■さりげなく相手を褒める、事実を褒める
褒められて嫌な気持ちになる人はあまりいません。「この服はとてもあなたに似合っています」などと思ってることを褒めます。すると、相手も気を良くされ心を開いてくださり、話を聞いてもらいやすくなります。大袈裟にではなく、さりげなく褒めるというのがポイントです。褒めるのが苦手な人は、まずは事実を言うところからスタートしてみましょう。「今日のピアスはおしゃれですね」とか「髪切ったのですね」など。
また、職場内であれば直接伝えるだけでなく、周囲の方に「●●さん最近頑張っていますね」と話してみましょう。第三者から本人に褒め言葉として「○○さんが褒めてましたよ」と伝わってくるのは嬉しく思うものです。
マスト6・とにかく笑顔!表情はとても大切です
■表情とアイコンタクト
「この人と話していると楽しいな」と思う人は、もちろん話すときの言葉選びが上手な人が多いのですが、何より表情やジェスチャーが豊かです。表情とアイコンタクトはとても重要です。話の内容に沿って、笑顔だったり、困った顔だったり。
アイコンタクトが苦手、人の目を見て話すのが苦手、という方は、目と目のちょうど間の眉間から鼻あたりを見ましょう。人の目を見ることが苦手な方は、逆に目を見ることを意識しすぎて相手に圧迫感を与えてしまいます。しかし、この「目と目の間」なら、ふんわり目元を見ている、という印象を与えます。
マスト7・選ばないほうがベターな話題に気を付けて
■初対面で話題に選んではいけない3つのこと
最後は話題について。相手が初対面の場合はその人の年齢、信仰している宗教や政治的思想、家族のことなどプライベートな情報は聞かないことです。なぜならば、この3つのことに人のこだわりを持ってしまうと、先入観でその人を見てしまいがちだからです。
国際的なルールであるプロトコールでも、初対面でこの3つを聞くことはタブーとなっています。お互いに一人の人間同士として向き合い、その人自身を見ることを理想にしたいですね。
≪エディター・ライター/(一社)日本プロトコール&マナーズ協会理事 高谷治美さんの他の記事をチェック!≫
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