更年期世代のダイエット「やってはいけない」シンプルな5つのN G
OTONA SALONE / 2022年7月20日 15時0分
ダイエットをすると短期的に効果があることをやりたいと思うのは当たり前!ただ、すぐに痩せたいからこそ気を付けるべきポイントがあります。ダイエットのために良いと思ってやっていたことが、実は逆効果なんてことも。もし当てはまっていいたら、ぜひ見直してみて下さい!
①野菜を食べる代わりに野菜ジュースを飲むこと
健康を意識して野菜を食べたいけど難しい時、手軽に手間なく野菜ジュースで代用しがちです。厚生労働省が推進する1日の野菜摂取目標量は350g以上とされています。両手山盛りのサラダくらいの量に相当する野菜を毎日食べることは大変です。ただ、ジュースにすると粉砕や加熱でビタミンが壊れたり、飲みやすくするために甘味のある果物や野菜を多くしたり、期待していた栄養はとれず、糖分の摂りすぎになることも。また、野菜に含まれる食物繊維は食事の前にとると血糖値の上がり方が緩やかになると言われていますが、野菜そのものを食べるよりジュースでは少ないため太りにくくなるベジファースト効果は期待できません。残念ながら野菜ジュースは野菜の代わりとは言えず、ダイエットに不向きです。
➁お腹が空いていなくても、ちょこちょこ食べること
仕事や家事の合間にほっと一息、ついつい手が伸びてしまうお菓子。すごく食べたい訳ではないけど、なんとなく食べているなんてことありませんか?クッキー2枚、板チョコ1/4枚を1日3回毎日食べ続けると、1か月で脂肪1kg分の7200kcalになります。このように小さい積み重ねが脂肪をつくる原因になっている可能性も!
また、適度な空腹は脂肪を燃やす上で絶好のタイミングです!どうしても何か食べたい時は、血糖値を上げにくいナッツ類やチーズに変えてみるものお勧めです。
③寝る前についつい何か食べてしまうこと
お風呂上がりにアイスを食べたり、ビールを片手におつまみを食べたり、寝る直前まで胃を働かせていませんか?昼間よりエネルギー効率が悪いため、夜間は脂肪として蓄積しやすい状態です。食べた後の眠気のままに横になると、睡眠の質も下がってしまいます。睡眠の質が悪くなると、痩せるために効果的な成長ホルモンや食欲を抑えるホルモンのレプチンがうまく分泌されず、逆に食欲が増進するホルモンのグレリンが作られてしまい、ダイエットにはマイナス効果!最低でも就寝3時間前までに食べることは切り上げて、質の良い睡眠を目指しましょう。
④いつも朝ご飯を食べないこと
朝ご飯を取る習慣は栄養補給だけでなく、ダイエットには欠かすことが出来ない習慣です。特に朝から“たんぱく質”をしっかり摂るとダイエットに効果的であることが分かっています。脂肪を燃やすための代謝酵素、食欲コントロールや良質な睡眠を得るためのホルモンは、たんぱく質を原料に作られており、朝のたんぱく質が決め手になります!時代はベジファーストからプロテインファーストです。たんぱく質から食べることは、血糖値を上げにくい食べ方にもつながります。今まで朝ご飯を食べる習慣がなかったとしたら、まずは飲み物でたんぱく質が手軽に摂れる無調製豆乳やプロテインを活用してみるのもお勧めです。
⑤よく分からないままダイエットサプリメントを飲むこと
楽に痩せられる方法を求めて、ダイエットサプリメントを手軽に購入できるサイトがあります。しかし、成分がよく分からないままに購入し、ダイエットどころか健康被害を伴う危険なケースも増えています。
サプリメントはあくまでも栄養補助食品、つまり“食品”です。お肉、魚、野菜など選ぶとき、色や鮮度、匂い、産地など色んな情報を元に購入しますが、サプリメントの選び方は基準がよく分からないという方が多くいらっしゃいます。
良質なサプリメントを選べば、ダイエットの強い味方になります!あくまでも食事でとりきれない必須の栄養素をバランスよく補う目的で、安全性、効果、コスパの3つを兼ね備えた商品を選ぶことが、身体にもお財布にも優しく、ダイエットにも効果的です。もしご自身だけで判断が難しい場合は、正しい知識を持っている専門家に相談しましょう。
“身体は食べているものの栄養で作られている“という予防医学の考えに基づき、予防医学マイスターとして食事とサプリメントをご提案しております。すぐに痩せたいときにどう行動するかも大切ですが、なぜ痩せたいのか目的が明確になるとダイエットへの意識が高まります。これから夏に向けて、ダイエットを成功させましょう!
文/坂田武士 株式会社サムライフ代表取締役社長、一般社団法人日本予防医学マイスター協会 代表理事、予防医学マイスター、薬剤師、オプティマムファスティングコーディネーター、スポーツファーマシスト
新潟県上越市生まれ、昭和大学薬学部薬学科を卒業後、国家資格薬剤師免許を取得。
大手製薬会社に6年勤務後、特別養護老人ホームの施設長を4年間勤める。医療、介護の現場に10年携わる中で予防医学やエイジングケアの重要性を感じ2006年に独立。2009年に株式会社サムライフを設立。個人・法人のお客様に対して独自のオーダーメイドカウンセリングを提供。現状把握から、病気や不定愁訴の原因を追求し、効果的な対策と具体的な実践の提案、継続したフォローにより、薬を勧めない薬剤師として病気や寝たきりにならない生き方を推奨している。
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