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彼の性格が判明? 初デートでわかってきたこと【40代からの婚活記#310】

OTONA SALONE / 2022年7月13日 17時0分

40代の婚活は、豊かな人生経験の宝庫。44歳の夏から婚活を始めたOTONA SALONE編集部長・アサミ、婚活歴5年11カ月。これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。ひとつ年を重ねて50歳になったので、微妙にタイトルを【40代からの婚活記】とアップデート。

婚活に疲れつつも「さみしい」と感じている自分に気がついて、気を遣わない「わがままな婚活」をすることに。すると誠実そうな相手・マジメさんに出会って……。この話は50代独身女性が「実名+顔出し」で書いている、婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。

【「婚活記」の過去記事一覧はコチラ

【40代からの婚活記#310】

 

待ち合わせの場所に到着

お店が入っている建物の前でチラリと時計をチェックした。11時59分、まさにギリギリ間に合いそうなタイミング。待ち合わせのお店は、この建物の地下1階にある。

ドキドキしながら階段を降りる。この先に、マジメさんが待っている。どんな人かしら……! イタリアンのお店の前に、黒っぽいニットにチノパンの男性の後ろ姿が見えた。足元はなんだかごついスニーカー。

たぶん、彼がマジメさんだと思う。

アサミ「お待たせしてすみません、アサミです。マジメさん……ですよね?」

マジメ「あ、ハイそうです」

振り返ったその顔は、メガネをかけた写真通りの人だった。なんか、普通にいい人そう。それが、初対面での印象だった。

 

会ってみても「いい人そう」

アサミ「初めてお会いするのに、遅れてしまってすみません!」

理由はどうあれ、お待たせしてしまったことをお詫びした。

マジメ「いえいえ、電車の遅延ですから。それに……」

チラッと彼が時計を見た。

マジメ「いま12時になったばかりです。遅れていらっしゃらないですよ」

あ、そうか。そういえば階段を降りる直前が11時59分だった。それにしても……フォローしてくださるところがやさしい。メッセージから受けていた印象と変わらない。

フォローしてくれるやさしさ

マジメ「じゃ、入りましょうか」

彼が目の前にあるお店のほうに顔を向けた。わりと古くからあるのだろうか。ちょっとレトロ感のあるイタリアン。

アサミ「あ、はい」

お店のドアを開けて、スッと中へ入っていく彼。その背中見ながらついていった。このときふと思った。“ついていく”というのが、ちょっとだけ、久しぶりの感覚だったから。

 

久しぶりの感覚

それは、ここ最近でデートをした男性がみんなレディ・ファーストだったからだ。ドアを開けると「どうぞ」とエスコートしてくれる。そのスタイルに慣れてしまっていたから、本当にちょっとだけ違和感を覚えたのだ。

マジメさんのスタイルのほうが、日本ではたぶんフツーなんだろう。20代、30代の頃にデートした男性はだいたいこんな感じだったと思うし、デートじゃなくビジネスでも日本はレディ・ファーストというより、上下関係で優先される人が決まる。エレベーターや扉を女性が抑えていることが少なくない。

私はここ数年のデートで、レディ・ファーストされることを当たり前に思うようになっていたのかもしれない。あ、また比べている。いかん、いかん。目の前にいるマジメさんと向き合おう。

比べちゃいけない

席について注文をした。私はこの店の看板メニューというカルボナーラ、彼はメッセージでも書いていたワタリガニのパスタをオーダー。料理が出てくるのを待ちながら、話を始めた。

マジメ「場所、ちょっとわかりにくかったかもしれません。すぐにわかりました?」

アサミ「はい。迷わずに来られました」

マジメ「よかった」

アサミ「こちらへはよくいらっしゃるのですか?」

マジメ「今日は久しぶりなんですけど。最初に来たのは学生のときかな」

 

昔からのお気に入り

アサミ「老舗なんですね。昔からお気に入りのお店にありがとうございます」

最初のデートにそんなお店を選んでくれたのは、シンプルにうれしい。

マジメ「パスタが好きなんです。オシャレなイタリアンもありますけど、僕はここの素朴な感じが好きで」

お店の中を見回してみた。確かに、いまどきのイタリアンというよりレトロな喫茶店という趣のお店だ。お客さんの層も落ち着いた年代の方ばかり。

窓際の席には70代くらいの老夫婦と思われる二人が座っていた。楽しそうに話しながら食事をしている姿がステキだった。あんな風に年を重ねても夫婦でデートするって憧れだな。

おじいちゃん、おばあちゃんになっても

私にも誰か、年を重ねてもデートしてくれる人ができたらいいな。それがマジメさんの可能性もあるのだろうか。

アサミ「落ち着いたステキなお店ですね」

マジメ「よかった。オシャレな店でも流行のお店でもないから、アサミさんと初めてお会いするのにここでよかったかなって。お誘いしながら心配してたんです」

そんな風に気にかけてくれるところもうれしい。自分勝手じゃない感じというか。

アサミ「レトロな感じ、好きです。たまにレトロな感じの喫茶店にも行きますし」

マジメ「僕はわりと転勤族だったので、実はあまり最近の都内のお店はよくわからなくて」

アサミ「転勤で、どんなところに行ったことあるんですか?」

 

転勤族だったマジメさん

マジメ「近いところでは神奈川、千葉ですけれど、遠くは大阪、広島…。2年前までは福岡に住んでいたので」

アサミ「へー! 私は関東しか住んだことないので。住んでみて暮らしやすかったのはどこですか?」

マジメ「ダントツで福岡です」

アサミ「どんなところがよかったですか?」

マジメ「食べ物がとにかく美味しかったです。特に海産物は、新鮮で美味しいのに安くて! 街も便利だし、空港も中心地から近いし、ちょっとドライブするのもいいし、暮らしやすかったです」

 

会話の中で感じること

アサミ「また住みたいって思います?」

マジメ「思いますね。僕、生まれは神奈川ですけど、将来的に、老後を暮らすのは福岡でもいいかなって思います」

アサミ「そのくらい魅力的だったんですね」

会話をしながら少しずつ、飾らない、気取らない、素朴な人柄なことも感じ取れた。肩ひじをはらないところは居心地がいい、かもしれない。

 

注文した料理が運ばれてきた。カルボナーラとワタリガニのパスタ。どちらも、素朴な雰囲気だった。有楽町の古くからあるレトロイタリアン。そんなお店のセレクトも彼の人柄なんだろう。

 

 

 

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≪OTONA SALONE編集部長 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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