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54歳、誰にも話せない男性更年期。だが「説明がついたことで救われた」切ない経緯【100人の更年期#73】後編

OTONA SALONE / 2022年7月17日 21時1分

あまり知られていないことですが、男性にもホルモン分泌の変化が起き、ゆるやかながら男性更年期が起こり得ます。今回は、語られざるその経過を54歳男性に教えてもらいます。

【100人の更年期#73】後編

 

タケシさん 54歳

会社員。客と話す業務が主のため笑顔を欠かさない。大阪から東京へ単身赴任10年目。

 

イライラや落ち込みはコロナ禍のおかげでバレずに済んだものの……

私は仕事柄、ほぼ1日中お客様と話しているため、どんなときでもイライラや落ち込みは厳禁。不思議なことに、お客様と話すときだけは、イライラや落ち込みの症状はでません。その代わり、自分一人の時間ができると、急に諸症状が襲ってきます。

 

イライラや落ち込みを感じ始めて数カ月後、世の中はコロナ禍になり、人と会うことが極端に減りました。私は正直、少しホッとしました。人前で発作的に怒ったり落ち込んだりする心配が減ったからです。

 

コロナ禍になる前は、ランチはほぼ毎日、同僚やお客様など、誰かと一緒に食べていました。緊急時事態宣言以降は一人で食べるようになり、仕事もほとんどリモートワークで、人と接する機会が激減しました。

 

2022年に入ってからは徐々に人と会うようになりましたが、あんなに毎日、当たり前のように誰かとご飯を食べたり飲みに行ったりしていたのに、今はおっくうで、できるだけ一人でいたいです。

 

偶然知った「男性更年期」。でも、説明がついたことで「その存在」に救われた

これまでに話した私の変化について、加齢による老化現象だと言われればそうかもしれません。自分でも、「甘えではないか」「自分に問題があるからではないか」「精神的な病ではないか」と考えました。年々ひどくなる倦怠感も、コロナ禍のステイホームが続いたことによる体力の衰えなのかもしれません。

 

ただ、ここ2~3年で立て続けに起きた体調異変の不安の中、ニュースサイトで「男性更年期」の存在を知ったとき、私は救われました。病院へ行くほどではないけれど、心も体も不安に襲われストレスフルになっていく日々……。怠けているわけでも、性格が悪くなったわけでもなく、更年期の症状なら仕方がないと思え、受け止められます。

 

実のところ、症状は年々ひどくなっています。いちど、男性更年期の診察をしている病院へ行ってみようと思っています。

 

 

≪ライター・薬事法管理者 力武亜矢さんの他の記事をチェック!≫

 

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