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「こうそう」ではありません。「校倉」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2022年8月10日 11時30分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「校倉」です。

「校倉」の読み方は?

「校」といえば「学校(がっこう)」や「校舎(こうしゃ)」、「倉」といえば「倉(くら)」や「倉庫(そうこ)」といった言葉が思い浮かぶのではないでしょうか。しかし「校倉」の読みは「こうくら」でも「こうこ」でもありません。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「あぜくら」です。

「校倉」とは

三角の木材を組み合わせて造る校倉造りの建物。上代から中世にかけて、主に倉庫として用いられた。

出典元:精選版 日本国語大辞典

という意味で、上記辞書には読みについて“「あぜぐら」とも”という表記の他、「あぜりくら」という言葉も掲載されています。「校倉(あぜりくら)」は“ 校倉造りの倉(出典元:精選版 日本国語大辞典)”を意味します。

「校」を「あぜ」と読むのは意外に感じられるかもしれませんが、「あぜ」は常用漢字表外の読みではあるものの「校」の読みの一つです。

「校」の読みは

  • 音読み コウ(常用漢字表外)キョウ
  • 訓読み(常用漢字表外)くら(べる)・かんが(える)・かせ・あぜ

です。

馴染み深い「コウ」以外は常用漢字表外の読みなので、日常生活で見かける機会は少ないかと思います。なお「コウ」以外の読みをする言葉で「校倉」の他に押さえておきたい言葉には「校合(キョウゴウ)」と「校べる(くらべる)」が挙げられます。

「校合(キョウゴウ)」とは

①原本や原稿に照らし合わせて、誤りなどを訂正すること。
②基準にした本と他の本の差異を記録すること。校書。

出典元:キョウゴウ|言葉|漢字ペディア

を意味します。「コウゴウ」とも読むことができますが、本来の読みは「キョウゴウ」です。

「校べる(くらべる)」は

他のものと比較して調べ合わせる。また、調べて正す。

出典元:くら-べる|言葉|漢字ペディア

を意味します。

「くらべる」といえば「比べる」が思い浮かびます。実は「くらべる」と読む言葉には「比べる」と「校べる」以外に

  • 角べる
  • 競べる
  • 較べる

があります。

日常生活でそれぞれの漢字を使い分ける必要はありませんが、それぞれ細かな意味が異なります。言葉の奥深さを感じることができるので、気になる方はぜひ調べてみてください。

 

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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