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初デートを終え、恋愛と結婚の「相手は違う説」を考える【40代からの婚活記#316】

OTONA SALONE / 2022年8月24日 17時0分

40代の婚活は、豊かな人生経験の宝庫。44歳の夏から婚活を始めたOTONA SALONE編集部長・アサミ、婚活歴ついに6年達成! これまでに100人以上の男性と出会ってきた。

50歳になったので、微妙にタイトルを【40代からの婚活記】とアップデート。誠実そうな相手・マジメさんに出会って……。この話は50代独身女性が「実名+顔出し」で書いている、婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。

【「婚活記」の過去記事一覧はコチラ

【40代からの婚活記#316】

婚活6年やって、わかったこと

マジメさんは帰り際のことを何も書いてこなかったけれど、特に理由なんてなかったのかもしれない。

私が勝手に考えすぎていただけで。婚活をやってみて、いままで気づかなかった自分に気づいたことはいくつもあるけれど……。相手のちょっとした態度、言葉でいろいろ考えてしまう傾向がある。どうやらHSP(Highly Sensitive Person)というらしい。感受性が強くて、人一倍敏感な気質のある人、なのだとか。

 

いつも元気で、鈍感で、大丈夫そうに振る舞っていたけれど……。婚活を6年間やってやっとわかった。私は、本当はちょっとしたことでも気にしてしまうHSP……なのかも。婚活6年間をやってみてわかったのは、何より「本当の自分」かもしれない。

 

ある意味、前代未聞の初デート

マジメさんとの初デートを振り返ってみた。過去の初デートとは「なんか違った」からだ。

そもそも、スタートから違った。まさかの電車の遅延で時間に遅れてしまいそうになり、慌てながら向かった。これまでの初デートは時間より早めに着いていたし、今回だって余裕をもって出発していたのだけれど。

そして、初対面の印象もこれまでとは違った。メッセージを交わしてから会ったパターンだと(紹介で会った人はメッセージなし)、会ってみるとちょっと違う印象を受けることが多かった。でも、マジメさんはメッセージで受けていた印象通り。まったくギャップがなかった。

 

マジメさんは「素朴」かも

選んでくれたお店の佇まいも違った。過去の初デートの場所は、和洋中どの系統のお店でもちょっとオシャレな雰囲気のお店ばかりだった。だけど、マジメさんが選んでくれたのは老舗レトロなイタリアン。とっても素朴なお店。

マジメさんの初デートスタイルも、素朴だった。これまで出会った男性は、スーツだったり、シャツにパンツだったり、言ってみれば「きちんと」「きれいめ」コーデの人ばかりだった。カジュアルと言ってもオフィスカジュアル。けれど、マジメさんは本当に素朴なカジュアルだった。黒ニットにチノパン、ゴツい靴(トレッキングシューズみたいな…)。平たく言うと、オシャレさはあまりない。

お店といい、ファッションといい、マジメさんの選択は一貫して素朴。それが新鮮だった。

 

自慢話から始まらない

そしてデートの会話が、彼自身の「失敗談」から始まったのが、何より驚いた。

初めて会うときは誰だって自分をよく見せたいと思うもの。だから始まりは自分のいいところ、頑張ったことなど、ちょっと武勇伝的な自慢話になる傾向はある。それは人間の心理として当然のことだと思う。

だけど、マジメさんはいきなり学生時代のオモシロ失敗談を淡々と話してくれた。特に面白い話しますよー的な前フリもなく、声のトーンも冷静なまま話してくれた。

そんな始まりだったからだろうか、私も平常心でリラックスした初デートだった。

平常心の初デート

思い返してみれば、これまでデートしてきた相手は、初対面でちょっと緊張する相手だったのかもしれない。ちょっとだけ背伸びしなくちゃいけないような、気後れするような部分があった。

だけど、マジメさんにはまったく緊張しなかった。いい意味でも、ちょっと悪い意味でも。

いい意味としては、冷静でリラックスしたデートになったこと。途中から、デートなのか、ただの男友達と会っているのかわからなくなるくらい。

ちょっと悪い意味としては、正直まったくドキドキせず、ときめきのような感情はなかったこと。

総合的に考えて、いいのか、悪いのかわかんないけど。

 

正直「ときめき」はなかった

「恋愛する相手と、結婚する相手は違う」

そんな言葉を聞いたことがある。恋愛にいい相手はドキドキしたり、ときめいたり、つまり「好き」という感情があることが重要。でも、結婚にいい相手はそういったことよりも、安心する、信頼できる、ラクでいられる……そんな違いがあるという。

この言葉になぞらえたら、過去にデートしてきた相手は「恋愛する相手」だったけれど、マジメさんは……「結婚する相手」に近い印象ってことなのかな。

確かに冷静に考えてみると、マジメさんは誠実そうだし、素朴だし、無理しない感じがあって、いい夫になりそうなタイプかもしれない。

 

恋愛と結婚の相手って違うの?

そもそも私は恋愛したいのか? 結婚したいのか?

うーん、どっちとも言えない。

希望としては、恋愛したうえで結婚というか人生のパートナーになる人を見つけたい。つまり私の中では「恋愛する人」と「結婚する人」が違うという言葉が腑に落ちていないのだ。

いずれ人生のパートナーになる相手だとしても、やっぱりドキドキしたり、ときめきの感情はほしい。一緒に長い人生を過ごすには、ときめいている場合じゃないのかもしれないけれど、最初はときめいてだんだん落ち着いていく関係がいいと思うのだけれど。

この考えが甘いというか、子供っぽいのかしら……?

 

ただ「いい人」ではあると思う

恋愛する相手と結婚する相手は違うかどうか問題はひとまず置いておき、とりあえずマジメさんと向き合っていこう。正直、ときめきはなかったけど、いい人だな、落ち着くなとは思った。例の言葉にいまのところ当てはまる。

翌日になってメッセージを返信した。

アサミ「ジムは毎週行っていらっしゃるのですか? どんな運動をされているんですか? 私も数年前までジムに通っていた時期もあったのですが、いまはすっかり運動不足です」

まずは彼のジムに行くという話を受けて。

アサミ「私は今日一日、家から一歩も出ていません。出不精モードにスイッチが入ると、引きこもってしまうのが私のダメなところかもしれません(苦笑)」

私も「ダメなところ」を伝えたい

マジメさんが失敗談を話してくれたので、私もダメなところを開示していきたいと思った。彼の「思っていた通りの素敵な方でした」というメッセージはうれしくはあったけれど、最初だけいい印象であとでガッカリされる傾向が私にはあるからだ。買いかぶり過ぎにならないために。

マジメ「こんばんは。さっきジムから帰ってきたところです。基本的には平日の会社帰りに1回、週末に1回は行くようにしています。ストレッチとウェイトトレーニングをしていますが、どちらも軽くなので実質的には単なる気分転換ですね。

僕もまったく外出しない休日が普通にありますよ。平日会社に行ってるから週末くらいは家でのんびりしてもいいのかなと思います。出かけてばかりだと精神的に疲れちゃうような気がします」

 

なんだかホッとした。共感して寄り添ってくれるようなメッセージ。マジメさんとなら、振り回されたり、心を乱されたりすることなく、お付き合いしていけるかも……。そう思っている心の奥底には、まだあの人のことを考えている自分がいた。

 

 

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≪OTONA SALONE編集部長 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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