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45歳、少しずつ閉経へ向かっていく自分がわかる。「枯れていく感覚が怖いんです」【100人の更年期#79】前編

OTONA SALONE / 2022年9月18日 21時0分

閉経の前後5年を一般に更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は50歳なので、45-55歳の世代は更年期に当たる人が多いもの。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

私ってもう更年期なの? みんなはどうなの?

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

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【100人の更年期#79】前編

 

ユキさん 47歳

2人の息子を育てながら企業の人事部で働くワーキングマザー。パートナーを含め4人暮らし。アメリカ在住。

 

45歳まできっちり28日周期だった生理が遅れだした。これってもしかして…

はじめまして。アメリカに住む47歳のユキです。現在、大学生と高校生の息子、そしてパートナーと一緒に4人で暮らしています。

 

私は、30代の終わりに子宮筋腫を切除し、その2年後には子宮内にできたポリープを切除しました。そのため、今日まで定期的に婦人科の検診を受けてきました。切除後は順調に回復していて、特に気になる体調不良も感じず過ごしてきました。ところが、45歳になった辺りから、ある変化が現れ始めました。

 

それは、生理不順です。私は生理が始まった10歳から45歳まで、ほとんど生理不順になったことがなく、きっちり28日周期でした。それが、あるときから遅れるようになったんです。初めて遅れた月は2週間もこなくて。妊娠の可能性はなかったので、とっさに「もしかして更年期に入った?」と思いました。

 

それから徐々に、出血量も減り始めました。もともと出血量が多く、超吸収タイプのタンポンとナプキンを併用してやっと漏れないほどの量でしたが、今はもう、一般的なナプキンがあれば大丈夫な量になり、3日くらいで生理が終わるようになりました。

 

生理が軽くなるのは楽ですが、こうして閉経に向かっていると思うと、自分が枯れていくようで複雑な気持ちです。

 

以前ならこんなことはなかった。些細なことで、つい怒鳴り散らしてしまう日々

生理不順が始まってからしばらくして、今度は気持ちが不安定になることが増えました。もともと、生理前に少し情緒不安定になる感覚はありました。でも、いまは生理に関係なく、突然起きます。これまでなら何も思わなかった些細な出来事に対して、悲しくなって泣いたり、イライラして怒鳴ったりしてしまうんです。後で我に返って、怒鳴った相手に謝ることもたびたびあります。

 

怒鳴るのは、本当に些細なことなんです。例えば、息子がスクールバスに乗り遅れて私が車で送っていかなければいけなくなったとき、学校までの道中ずっと息子を怒鳴って、責めてしまいました。

 

以前なら内心イラッとしても、怒鳴りつけることはなかったと思うんです。さすがにこのときは言い過ぎたと反省して、帰宅した息子にすぐに謝りました。他にも、部屋の電気を消さないとか、以前なら「私がやればいいか」で済ませていたことにもキレてしまうようになりました。

 

 

≪ライター・薬事法管理者 力武亜矢さんの他の記事をチェック!≫

 

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