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「よんまた」とも読めますが……。「四股」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2022年9月20日 11時30分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「四股」です。

「四股」の読み方は?

思わず「よんまた」と読みたくなりますが、まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「しこ」です。

「四股」は

相撲の基本動作の一つ。力士が土俵上で両足を開いて構え、足を左右かわるがわる高くあげ力をこめて地を踏む動作。力足(ちからあし)。

出典元:精選版 日本国語大辞典

という意味です。

「股」は

  • 音読み コ
  • 訓読み また(常用漢字表外)もも

と読みます。

「四股」について調べてみると、「四股」という漢字は江戸時代からの当て字なのだとか。元々は「醜(しこ)」の意味か「醜足(しこあし)」の略だといわれています。

現代において「醜」という漢字には

①みにくい。みっともない。けがらわしい。わるい。
②にくむ。きらう。そしる。
③似ている。ひとしい。たぐい。
④しこ。みにくいものをののしる語。

出典元:醜|漢字一字|漢字ペディア

という意味がありますが、古くは「たくましい」の意味があったといわれています。

「醜(しこ)」は

①みにくいものをののしっていう語。
②自分を卑下するときに用いる語。

出典元:しこ|言葉|漢字ペディア

という意味で用いられ、相撲の力士の呼び名は「醜名(しこな)」といいます。「醜名」は決して醜い名前という意味ではなく、

1 (「四股名」とも当てて書く)相撲の力士の呼び名。「双葉山」「大鵬」など。
2 あだ名。
3 諱いみなのこと。本名。
4 自分の名を謙遜していう語。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味です。ただし、「醜名(しゅうめい)」と読むと

よくないうわさ。不名誉な評判。醜聞。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味になるので読み方には要注意です。

「四股名(しこな)」は、土俵に登場した力士が準備運動の四股を踏む姿から、その当て字が生じたとされています(参照元:株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版)。

 

参考文献:力士の「しこ名」っていったい何なの?|NHKスポーツ

 

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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