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51歳、ホルモン補充療法を始めて3か月。まさか、アレまでよみがえってしまった…?

OTONA SALONE / 2022年9月15日 21時0分

こんにちは、オトナサローネ編集部井一です。更年期真っ只中の51歳の4月、突如として歯列矯正を始めました。

この連載は歯列矯正の進捗記録のために始めたのですが、途中6月から更年期障害対策のホルモン補充療法(HRT)を始めたこともあり、交互にどちらかの話題が出てきます。今週はHRTのお話。

HRT開始時の話▶【HRT開始】更年期障害の治療、HRTを始めてみたら…こんなことが起きるなんて??

【連載・更年期50代の歯列矯正日記・毎週木曜更新】♯22

HRT開始から4回目の「黄体ホルモン休み」を迎える直前、またもや!

私は6月8日に婦人科を受診、ホルモン補充療法(HRT)を始めました。経緯は上記のリンクから始まる6週分のお話に残してあります。

 

【閉経前にHRTを始める場合は】

・錠剤のエストロゲンと、錠剤の黄体ホルモンを飲む方法がスタンダード。

・エストロゲンと黄体ホルモンを一緒に2週間飲み、続く2週間はエストロゲンだけを飲む「周期的併用投与法-持続法」が標準的。もうひとつの「間欠法」はピルのように何も飲まない時期があり、しっかりと生理を起こせる代わりに、休薬中に具合が悪くなってしまうのでお勧めしないとのこと。

・本来は黄体ホルモンを止めたあと、ホルモン値が急激に下がってから生理がくるはずだけれど、必ずしもその通りにはならない。

・私の主治医いわく、検査数値や閉経に関係なく、明らかに女性ホルモン低下が原因である不調が気になるならHRTのはじめどき。

 

「必ずしもその通りにはならない」というのが人体の不思議で、今回は黄体ホルモン休み4回目に入る4日も前に生理がきてしまいました。生理初日はほぼ何もという感じでしたが、2日目の夜から急激に強まり、3日目の本日、私はあまりの倦怠感に起き上がれず、日中は仕事を休んで寝ていました。

若いころもPMSもそれほど強くはなく、生理痛も鎮痛剤で対処できるくらいと、ありがたいことにそれほど悩みのない身体だったのに。

いや待て待て、私は今日倦怠感で倒れましたが、過去PMSとして倦怠感を感じたことはなかった。そもそもPMSは月経前症候群、生理が始まったら終わるものを言うから、これはPMSと呼ばれる何かではない。でも、生理中症状としても、なんで痛みではなくて倦怠感? しかもまだ黄体ホルモンが今晩1日分残っているから、体内の黄体ホルモンレベルは保たれてるのに?

 

思い起こせば、ここまで「黄体ホルモン休」での生理は毎回様相があまりに違いました。

1回目はホルモン休からきっちり3日後の20代みたいな強い生理、2回目は今回のようにホルモン休前に始まり、3日目に強まる生理、3回目はホルモン休と同時の軽い生理。

体内のホルモンレベルが薬で一定に保たれているのならば、ある程度出力も一定になりそうなものなのですが、そうはならないのがホルモンの不思議というやつなのでしょう。

更年期症状そのものが人によってあまりにさまざまであるのと同様、HRTでどんな経過をたどるのかも、同じ人でさえ開始時期によって違うのだろうと感じました。

 

医師の言ったとおり、「3か月くらいかけて薄皮をはぐようによくなる」ことが実感できる

HRTを始めた当初は「私には劇的には効かなかった」という肩透かし感を持っていましたが、3か月たってみるといろいろなことが緩和されたと気づきます。

私はもともと神経質で落ち込みやすく、抑うつ傾向が強めでしたが、脳内でぐるぐると怒りをこねくり回してしまう症状が止まりました。これは正直、一時期は向精神薬も試したくらいにしんどい症状だったのですが(そしてさほど効かなかった)、脳の幸福物質、セロトニンの欠乏ではなく、エストロゲン低下が原因だったのだとルールアウトできました。ということは、更年期世代で抑うつ傾向にある人の何割かは私のようにエストロゲンでラクになる可能性があるのではと思います。

もう一つ、劇的なのは睡眠です。眠気を感じることができる、夜中に目が覚めず朝まで眠れる、朝起きたときにぐったりしていない。快眠な人たちには信じられないと思いますが、睡眠障害を持つ人って、朝起きるとぐったり疲れているんですよ。これが相当緩和されました。なんだ、これもエストロゲンだったのか。

私は血管神経症状(ホットフラッシュ等)がほぼ出ておらず、こうした精神神経症状に苦しむタイプの更年期障害で、だからこそ更年期前半は漢方薬との相性が大変によかったのですが、後半はHRTの助けを得て着地していけそうだなという手ごたえを感じる3か月でした。

ちなみにまで、私の場合は漢方薬も3か月くらいかけて「あれ、気が付いたら効いている」というゆっくりとした奏功でした。漢方はそもそもそれが普通なのだそうですが、まさか医薬品であるHRTが漢方薬同様の効き方をするものだとは思いもしなかった。でも、「こういうもの」みたい。

とにかく、若干の気分の波はあっても、3か月前から比べれば驚くほどに穏やかな気持ちで日々を過ごせています。なんだ、普通の人ってこんなに気持ちが平らかで身体が軽いんだ?!そりゃ寝込まないで育児も仕事もできるよ、よかった私がダメなわけじゃなかったんだ!!みたいな気持ちです。

お医者様がた、ありがとうございます!!

 

 

≪OTONA SALONE編集部 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

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