男性に質問。病気した女の看病を嫌がる理由って何なの?
OTONA SALONE / 2017年7月29日 18時0分
アラフォー独身ともなれば、大抵のことは自分でできるようになっています。諸々の手続きも配線も手馴れたもの。しかし、そんな元気な自立女でも、年に1度か2度ひどく弱ってしまうタイミングというのがあります。それは、風邪や病気のとき。しかし、世の中には「病気の恋人に冷たい男」というのが結構いるのです。
自立しきった女性が唯一、弱る瞬間。それは病気のとき
「風邪をうつされたくない」と接触を避けられる…なんてのは序の口。急病で救急車で運ばれるときにも同乗を断られ、一人で病院に送られる。入院中に一度もお見舞いに来ない。退院の付添人役を断られる…エトセトラ。
こちらだって恋人に迷惑をかけたくはないとは思うのですが、身近に家族がいない場所で暮らしていれば、現実的に助けが必要なときはあるものです。大病ではなくとも、風邪を引けば心細くなり、甘えたくなる。といっても、栄養剤やご飯などを買ってきてほしい、顔を見せて優しい言葉の1つや2つかけてほしい、という程度のことなのですが。そもそも男性に看病や世話を求めるのはお門違い、なのでしょうか。
「看病スキル」を持っている男性はどのくらいいる?
否、男性全員がそうではないことを思い出しました。仕事帰りにわざわざ栄養剤や食べ物を買ってきてくれた上、「寝てるのを起こすと悪いから」と、外のドアノブに袋をかけてくれた男性もいました。入院したら誰よりも先に暇つぶしグッズを持ってお見舞いに来てくれ、憂うつな気分を吹き飛ばしてくれた男性もいました。
彼らは皆「友人」でしたが。恋人に限って冷たいのはなぜなのか…(見る目がないからですね)。
そういえば昔、実家でも近しい出来事がありました。母が大病した際、病院に行こうともしなかった父。家族じゅうに非難されていました。昭和世代ですし、妻の面倒を見ること=かっこ悪いという認識だったのか、単に照れくさかったのか。もしかしたら、母の病気を正面から受け止めたくなかったのかもしれません(大病だったので、本当にいなくなったらどうしよう、と恐れているようにも見えた)。
仮にそうだとしても、「いつも散々世話してもらっているのに、こういうときくらい自分の気持ちで動くんじゃなくて、優しくしてあげてよ!」と思いましたが。我慢強い母も「今さら何を期待するでもないけれど」と言いつつ、さすがに少し呆れた様子でした。
熟年離婚は、おそらくこんなことがきっかけになるのでしょう。看病スキルがあるから誰かを好きになる、というわけではないですが、長い人生で考えれば、意外と重要なポイントなのかもしれません。
どうやら世の中には「看病スキルを持っている男性」と「そうでない男性」がいる。生来のものなのか、男の沽券の問題なのか、それとも愛情の量次第なのか。よっぽど愛する女性に対しては、厭わず看病をするのでしょうか。誰か教えて〜!(笑)
結婚すれば、自然と「責任感」が芽生える?
既婚の友人に言わせてみれば、「結婚したら、責任感で変わる男性もいるから」「恋愛中の態度だけで判断しちゃだめ」とのこと。夫婦になれば「協力体制」で家庭を回すことになり、妻が寝込めば夫が動かざるを得なくなる。「夫としての責任感」で病院にも付いてくるようになる、とのことでした。
「いや、付いてこない夫もいるよ…」と思ったのはさておき、「責任感」というのは一理あるのかも。「結婚後に変わる男性」も多少はいるし、変わらない男性もいるということなのでしょう。
男性の愛情は、徐々に育つもの? 求めない先に愛がある?
もしかしたら、友人が言いたかったのは「そう急いで男の愛を求めるな」ということだったのかもしれません。あるいは、「最初から『くれくれ病』の女には、愛は与えられないよ」と戒めてくれたのかもしれません。
愛が大樹のように徐々に育つものならば、最初は看病したがらなかった男性も、いずれは奥さんの世話をかいがいしくするようになるのでしょうか(未知の世界)。結婚は賭けというか、「そういう相手とやっていく」と決めることなのだな、としみじみ思うのでした。
最初から、看病してくれるような男性を探せばいいのかもしれません。ただそれを見抜こうにも、アラフォーともなれば、恋人ではない男性に「私いま風邪です」アピールができない。極限まで一人で凌ごうとしてしまうし、さすがにどうにもならないときは、家族や女友達に連絡をしてしまう…。
大昔、不器用な手つきでおかゆを作ってくれた恋人が一人だけいたことを思い出します。貴重なその優しさに、今さらながら改めて感謝を伝えたいです。「おかゆを作れる女性はモテる」というけれど、男性も間違いなくモテるよ!(笑)
次回は、「アラサー以上の女が怖いと言う男」です。
「病気のときに冷たい男」と結婚したら、将来不幸になりますか?【東京恋愛観察図鑑#7】
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