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9歳下の彼と再会し、42歳で結婚。出会ってすぐ進展しなかった年齢以外の理由とは?【オトナ婚/第16話(後編)】

OTONA SALONE / 2023年4月12日 18時2分

40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第16回目は、婚活に明け暮れた30代を経て42歳で9歳年下の彼と念願の結婚を果たしたサトミさん。彼氏もできない中仕事も退職。すべてをリセットしたサトミさんを丸ごと受け止めてくれた、頼れる旦那様とのエピソードをご紹介します。

 

どこで彼と出会ったの?

彼はどんな人?

どうしたら結婚できたの?

などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。

 

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ハウツー本や恋愛テクニックに頼り本当の自分を見せなかった30代

 

話は戻りますが、彼が最初サトミさんに出会った時、どんな印象だったか聞いたことはありますか?

「この人、いい人なんだけどなんか読めない。つかみどころがない、という印象だったそうです。

それを聞いた時私、すごく腑に落ちたんです。

というのも、彼に出会った頃の38歳の私は、婚活を始めて8年が経ち、成果が出ないことにとにかく焦っていたんですよね。

ハウツー本を読みまくって、モテるための言動を意識して、男性に対して本当の自分をまったく見せていなかったんです。例えば小悪魔的に急にわがままを言ってみたり、かと思えばそっけない態度をしてみたり(笑)。そりゃ誰だって『この人はなんなんだ?』と思いますよね(笑)」

私も経験があります。LINEの返信の文面ひとつにしても「こう書いた方がいい」とか、押し引きの仕方とか。そういったテクニックはちまたにたくさんあふれていますもんね。

「そうなんです。まんまと盲信していました(笑)」

サトミさんが自分らしさを出さなかった、ということの他に、最初うまくいかなかった理由として年齢のギャップもありましたか?

「お互いの性格の問題もあると思いますが、年齢差も多少はあったのかもしれません。

私は私で『こんな若い男性には相手にされないだろう、相手にされたとしても遊びかもしれない』と思っていましたし、彼も彼で『僕みたいな若い男性は相手にされないだろうな』と思っていたようです」

 

結婚しなくても二人が幸せならいいと思っていたものの…

再会して3ヶ月後に晴れてお付き合いが始まったお二人ですが、そこからは順調でしたか? そもそもサトミさんは結婚願望が強かったわけだし、結婚に向かって一直線という感じですか?

「いえ、私はコーチングを受けたことがきっかけで、そこまで結婚にこだわらなくなっていました。『一生独り身でもいいけど、パートナーはいた方が楽しいだろうな』という程度。

なので彼とお付き合いするようにはなってからも、結婚はそんなに意識していなくて、『今の状態がずっと続けばいいな』ぐらいでした」

それがどうして結婚に?

「一言でいうと、『世間から信用を得るため』ですかね。特に私たちの場合、年の差があるので、『40歳の女性が30歳の男性と結婚もせずに付き合っているって』ということに対して、なかなかいいイメージを持ってもらえませんでした。

私自身もそれが気になってしまって、友人にも彼氏がいるということを言い出せませんでした。

それで、きちんとした関係だということを証明するためにもやっぱり結婚という制度に乗っかった方がいいのでは、という気持ちに次第にシフトしていきましたね。

実際、彼と家族になったら楽しいだろうな、という未来も描けましたし。

それで彼に『私は結婚を見据えて付き合っている』ということを伝え、彼も『そうだね』と答えてくれました」

 

両親の心配もクリアして42歳で無事結婚へ

 

親御さんは年齢差について何かおっしゃっていましたか?

「彼の両親も実は、お母さんがお父さんより9歳上なんです。なので、ご挨拶に行った時も歓迎してくれましたね。

どちらかというと私の両親の方が心配で、予想通り最初はいろいろと言われました。騙されているんじゃないかとか、お金目当てなんじゃないか、とか(笑)。でもそこはもう『娘を信用してよ』というしかなかったですよね。きちんと説明して納得してもらいました」

よかったですね。そうして1年半ほどの交際を経て結婚されます。

「結婚前提で付き合ってはいたのですが、交際から1年ほど経ってもプロポーズがないことに気づきました(笑)。付き合う時も私の方から仕向けたし、彼が自分からプロポーズなんてするタイプではないことは知っていたので、自然に彼が動くように仕向けましたね(笑)」

プロポーズするように自然に仕向けるって、そこはさすが姉さん!って感じです(笑)

「私のマンションの更新を理由に、何月が更新日だからそれまでには一緒に住みたい、と伝え物件を探し、大安の日を選んで入籍日はこの日がいいと提案しました。指輪も自分の好きなものを伝えて、一緒に買いに行きましたね。

そうやって自分の希望をきちんと伝えられるようになったのも、婚活コーチングを受けた成果だと思っています。」

結婚されたのは 2022年12月。おめでとうございます。まだ新婚ホヤホヤですね!

「ありがとうございます。秋には沖縄で結婚式を挙げる予定になっています。

ちなみにお付き合いしている間に、無事再就職も決まりました」

就職も決まって、40歳ニートから奇跡の大逆転ですね!

 

年齢は人生経験。自信を持っている姿に惹かれる年下男性もいる

 

最後に9歳の年の差婚を果たしたサトミさんに質問です。読者の中にも年下男性に好意があるものの「私なんて」とか「年上だから」と、なかなか一歩が踏み出せない女性も多いと思います。何か伝えたいことはありますか?

「私も最初、彼と出会って数回デートした時、若めのファッションやヘアメイクをしたり、しゃべり方も若ぶったり無理していました。また、それで自然消滅した時は『やっぱり年齢がネックになって、恋愛対象として見てもらえないのかな』とも思いました。

でも再会して無事彼と付き合うようになって、『あ、この人は本当に年齢差のこと感じてないな』とわかったんです。

男性は私たちが思うほど年齢のことを考えていない場合も多いです。

また、女性の方も『私なんて』と卑屈になるより、私は私、と自信を持っていた方が絶対に素敵。むしろ年齢を重ねている分人生経験も積んでいるし、誇れる部分が多いと思います。

ぜひ自分らしさを忘れずに意中の彼にアタックしてほしいです」

 

30代は婚活に明け暮れ、一時期は結婚そのものを諦めた時期もあったサトミさん。婚活コーチングに出会い、自分らしく振る舞うことを決めた途端物事が好転し始めました。

結婚というゴールに突き進んでいると、つい自分を見失いがち。年齢を含め今の自分を肯定しながら婚活をすれば、それを魅力に感じてくれる男性がいるのもしれない、と希望が持てたミナトでした。

 

サトミさんからのメッセージ

・周りの意見ではなく「自分の」理想や希望を具体的に書き出してみる

・「察してくれ」は無理。意中の男性には気持ちを言葉にして伝えよう

・若づくりする必要もお姉さんぶる必要もない。今の年齢の自分に自信を持とう。

 

 

≪編集者・ライター ミナト薫さんの他の記事をチェック!≫

 

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