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「消えてくれればいいのに」日に日に強まる夫への嫌悪感。でも離婚には踏み切れなくて…(前編)

OTONA SALONE / 2023年4月21日 20時0分

40代は「大人の思春期」と言っても過言ではないくらい、さまざまなことに多感になる年代。

環境や体調が目まぐるしく変化する女性も多く、不安定な気持ちを抱える人も少なくありません。

この連載では、今を生きる40代女性たちの赤裸々な姿を、自身も40代である並木まきがご紹介します。

オトナの思春期相談室#5

再婚同士で結婚3年目。「こんなはずじゃなかった」という思いから憎しみに…

久美子さん(仮名)は、40代前半で40代後半の夫と再婚。お互いに再婚同士で、ゴルフ仲間からスタートした関係でゴールインまで至ったそうです。

「夫とはゴルフを通じて数年前に知り合って、でもしばらくはゴルフ以外では会わない関係だったんですよね。コロナ禍に入ってすぐのときになかなか以前のように人と会えなくなり、寂しいなと思っていたところに、“独身同士だし、気楽にゴルフでも行きませんか?”って夫から誘われることが増え、ふたりでゴルフに行くようになって急接近したんです。

付き合ってから8ヶ月で入籍をしたので、いわゆるスピード婚の部類かもしれないですね。でも再婚だったしコロナ禍だったしで、入籍だけで挙式も披露宴もやりませんでした」

結婚して最初の半年は「幸せでいっぱいだった」と振り返る久美子さん。しかし1年も経つ頃には「こんなはずじゃなかった」という思いのほうが強くなったと言います。そして今や夫に対しては「憎しみ」の感情を抱いているのだとか…。

 

夫らしいことをしない夫に強い嫌悪感

「お金や時間にだらしなかったり平気で嘘をついたり、家のことを中途半端にしかしなかったり…。生活費もろくに入れてくれず、休みの日はリビングでぐーぐー昼寝をしているだけ。出かけるのも面倒がり、日用品の買い物すらしてくれません。夫の嫌なところを挙げればキリがないのですが、要するに“夫らしいこと”は何もしないくせに夜の生活だけは熱心で、そういう夫に対してどんどん嫌悪感が強まってしまって。

もはや私は、なんのために再婚したんだろう?って自分の選択を後悔しています。夫の顔を見るだけでも不愉快だし、できれば家に帰ってきてほしくないとすら思ってしまう。離婚してもいいかなって思っていますが、夫に言ったら『離婚したくない』の一点張りで話になりません。ならば夫らしいことをすればいいのに、生活態度は何も改善されず。

そんな夫に対して、“浮気でもしてくれればパッと別れられるのに”、“いっそのこと消えてくれればいいのに”とすら思ってしまう自分もいて、どんどん自分の心が荒んでいく気がしています」

すでに夜の生活については、夫から誘われても「断固として拒絶している」という久美子さん。しかしそれを理由に夫は久美子さんに怒鳴るようになっているそうで「夫が家にいるだけで大きなストレス」だと話します。

次のページ▶▶夫に対する「消えて欲しい」という思い。それでも離婚に踏み切れない理由とは

 

≪時短美容家 並木まきさんの他の記事をチェック!≫

 

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