閉経前後の「フェムゾーンケア」52歳の私でもやるとやらないとでは全然違ってびっくりしたというお話
OTONA SALONE / 2023年5月27日 20時30分
こんにちは、オトナサローネ編集部井一です。
この連載は22年4月に歯列矯正の記録としてスタートしましたが、22年6月に私が更年期障害でホルモン補充療法(HRT)を始めたこと、11月に主婦の友社が更年期世代のエンパワメント活動「アフタヌーンエイジプロジェクト」を始めたことから、「アフタヌーンエイジ日記」と間口を広げ、更年期世代のお役立ち情報をお届けしています。しばらく多忙により配信が止まっていましたが、少し落ち着いたのでまた再開させていただきます。
さて連載を始めたときに51歳だった私は、1年たって52歳になりました。この1年で「始めたこと」のひとつ、フェムゾーンケアについて。
【連載・更年期50代のアフタヌーンエイジ日記・】♯31
専用ケアなんているのかな?と思っていたけれど、閉経前後で「必要」がわかった
さて、1年前の4月にHRTを始めた当初は「とっても整った」生理がきましたが、10か月目くらいから遅れはじめて量も減りました。毎日卵胞ホルモンを飲み、月の半分だけプラスして黄体ホルモンを飲んでいますが、黄体ホルモンが終わると生理がきたりこなかったり、という感じです。
現在オトナサローネは ①更年期に起きる下半身のいろいろな不具合、GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群) ②骨粗しょう症 ③男性更年期 この3つの取材に力を入れているのですが、このうちの①GSMが本当に、これまで語られざる世界すぎたことに毎回新鮮な驚きを持っています。尿漏れ、性交痛というような分野です。みんな隠していたわけではなくて、語る場がなかったのですね。
この分野の1つが「フェムゾーン専用ケア」。実はこれまで、私は「本当に必要なのかな?」「粘膜に保湿っているのかな?」と、若干疑問に思っていました。でも、閉経が視野に入ってきたらわかりました、これは必要です。
いや、ないと絶対ダメとは言わないけれど、あったほうがこの先の50年をきっと健やかに過ごせます。
まずはest’re〈エストール〉シリーズから
きっかけは、現在65歳の先輩に「フェムゾーンケアアイテムは使ったほうがいいわよ~」とアドバイスをいただいたことでした。「使うとふわふわになるから」と聞いて、最初に手にしたのが「est’re〈エストール〉」のシリーズ。
現在使っているのは写真の3品。ウォッシュ、ジェルクリーム、オイルセラムです。いずれも使うまでこのありがたみがわからなかった。うるおいは残してその他は洗い流してくれる、神の手のような感覚。本当に絶妙な洗い具合です。
ジェルクリームは乳液状ののびのよいテクスチャ。
オイルセラムは驚くほどべたつきがなく、すーっと、さらっと伸びます。
保湿2品も?と思うかもですが、広範囲にジェルクリームを伸ばして、中心部はオイルセラムでマッサージという使い分け。これも2品ある意味は使うと「なるほど」と実感できます。じつは皮膚の部分と粘膜の部分って、伸びが違うんですね。広範囲ならジェルクリームのほうがさっと伸びますし、中心部はむしろオイルのほうが「とどまる」感覚があります。どちらも塗布直後に上から下着をオンしてもべたつきなどの影響がなく、違和感がまったくありません。まさに「つけていることを忘れる」テクスチャー。
ケアしてみて気がついた。微妙なかゆみの原因は「粘膜部の乾燥」だった?
実は私、この冬くらいからお尻の周囲に常時かゆみを感じていました。でも、何をどうケアすればいいのかまったくわからず、そもそも原因の弁別もできない。もしかして乾燥しているのか? それとも皮膚炎的なもの? これ、何科に行くの、皮膚科?
でも、保湿アイテムを使ってみてわかりました。私の場合、かゆみの原因は乾燥だったみたいです。ぴたっと止まりました。
思えば手足の皮膚だって、ぱっと見てわかるくらいにハリも水分もなくなっている世代です。全身どこが急激に乾燥を始めてもおかしくない。とりわけ閉経前後は女性ホルモン分泌の減少に伴い、粘膜の乾燥も始まると言います。「かゆいな」「何かおかしいな」と思ったら保湿すべし、違和感が強い場合は迷わず産婦人科医へ駆け込むべし!
テストステロン配合のオイルも始めてみました!
さらに、過日は横浜元町の女性医療クリニックLUNAグループにて関口由紀先生にお話しを伺った折、LUNAで購入可能なテストステロン0.5%含有のオイルも入手して帰ってきました。同品は院内製剤のため、医師の診察が必要です。
テストステロンとは男性ホルモンの1つで、女性にも分泌されています。健康を保つ重要な役割を担うほか、「狩猟のホルモン」とも呼ばれる通りアグレッシブさや元気を担保するホルモンです。
本品はデリケートゾーン専用品というわけではありませんが、関口先生は外陰部への直接塗布をご説明くださいました。このオイル、じつはフェイシャル用のスキンケアオイルとしてもかなり優秀。最高級セサミオイル+ヒノキチオール+テストステロンという構成ですが、私は最近、朝シャワーを浴びたあとの顔にもオンしています。顔の皮膚だとテストステロンの吸収率が粘膜ほどは高くないかもですが、とにかくいい具合のしっとり感が長時間続き、使い心地がよいのです。
自分自身が更年期を着々と通過する中、1年ごとの身体の変化があまりに急速で、「えっこんなケアも必要になるの?」と驚くことばかりです。ありがたいことに昨今は情報発信が大変簡単にできるようになりました。更年期、みんなで渡れば怖くない。皆様もご自身の変化や、必要に応じて始めたケア、ぜひ教えてください!
≪OTONA SALONE編集長 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫
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